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多角的に考えるジョージフロイド事件

2020-06-03 23:05:09 | 日記

ジョージフロイド事件に関して
以前にも投稿しましたが
あえてさらっと書きました。


本当は書きたいことがたくさん
あったのですが
凄くセンシティブなトピックなので
控えていました。


色んな人が同じトピックで
その人なりの文章を書いているのを見て、
自分にも偏見はあるし、
人と違う意見を持っていて
間違っていると、ご指摘頂くかもしれませんが
私なりに書こうと思いました。


アメリカに住んで10年以上が経ち
自分とは違う人種や宗教の人と話したり、
生活をして、この問題に関して
簡単に書けなかったのは
アメリカに住んでいるからこそ、
学んだことや経験した事が
たくさんあったからです。
そして学校、友達といる時も
人種差別、宗教、政治の話は
避けてきました。


分かります。
あの動画を見たら白人警官の行き過ぎた行為で
ジョージフロイドさんが亡くなり、
それが肌の色で命の重さが変わってしまうのは
決して許される事ではない行為だということも。


SNSやメディアであの動画を見た大勢の人達が
警察や人種差別に対して怒り、憎しみ、悲しみ、
そして暴動にまで発展してしまったのは事実です。


私は違う視点からみてみようと思います。
加害者の立場からすると...


私はアメリカのTV番組の
CopsとA&E(日本で言う警察24時)を
見るのが好きなのですが
アメリカの警察って
日本の警察と比べ物にならないぐらい
危険な仕事だと思うんです。


アメリカは銃社会だし、
日本より圧倒的に麻薬中毒者、ホームレス、
貧困層、マフィアが多いので犯罪件数も質も
全然違います。


市民を守るために
命がけで職務を果たしてる
警官もたくさんいます。


コロナや9.11同時多発テロ、災害でも
市民の安全を優先し自分を犠牲にした
警官が大勢亡くなっています。


ただの職質でも銃を持っているかもしれないし
常に命を危険に晒しています。

その精神状態って凄いと思うし
私には大金もらっても出来ないです。


素直に警官の指示を聞いたり
反抗しなければ
そこまで怒鳴ったり
押さえつけたりしません。


やましいことがあるからこそ抵抗したり、
指示に従わなかったりするわけで。


拘束中にもかかわらず、
逃げ出したり、動くなと言われているのに
ポケットに手を突っ込んだり
何かを取ろうとして武器を取り出すような
仕草をしたり、危ない行為に及んだ場合、
警官も容赦しません。


向こうも必死ですから
銃で撃たれたり、ナイフで切られたり
生きるか死ぬかで
警官も亡くなったり、傷を負っています。


そして過去に停止していたパトカーに
乗っていた白人警官が
至近距離から黒人に頭を撃たれ死亡した
事件を思い出しました。
その時
「仲間がやられたから」
とその黒人は言っていたそうです。
その警官は全く関係ないのに白人という理由で
撃たれたのです。


ここでジョージフロイドの首を膝で押さえつけていた
白人警官はどんな人だったのか?


当時44歳で2001年頃から約19年間
ミネアポリス警察で警官として勤務していました。
18件の苦情が公式記録に残されていて
そのうち2件は懲戒書簡を含む
懲戒処分とされています。


相棒の警官は2009年に警察アカデミーを
終了し、2012年にフルタイムの職で雇用。
2017年には武力過剰行使の訴訟の被告となり
25,000ドルで法廷外和解を成立させたそうです。


その場にいた他2名の警官は過去に
苦情の記録はありませんでした。


さて今回の事件ですが
食料品店CUP FOODの店主によると、
フロイド氏は男性1人、女性1人と来店。
同行していた男性が会計時に20ドル札を
使おうとしたが、店員は偽札を疑い、
受け取るのを拒んだという。
3人は店を立ち去ったが、
およそ10分後に再度フロイド氏が来店。
20ドルを使い、偽札を疑った従業員が
警察に通報したという。
その際、警察によると
フロイド氏は近くの車に乗っていて
「(酒か薬物か)酩酊しているように見えた」
何度も説得するが車から降りるのを
拒んだそうです。


違法な行為で警察に拘束されたのですが、
米警察の記録を引用した英デイリー・メールに
よれば、彼には複数の前科がありました。


1998年、2002年、
不法侵入及び窃盗罪で逮捕


2002年、2005年、
コカイン所持で有罪判決


2007年、
女性宅に侵入し女性の腹部に銃を突き付け
薬物と金品を探したとして
5年の有期刑


アメリカではフロイド氏の前科に関して
あまり報道されていません。


ここでジョージフロイドとは
どんな人だったのか?


ノースキャロライナで生まれ、
ヒューストンで育ちました。
高校時代は恵まれた体形から
フットボール選手として活躍、
またヒューストンのヒップホップグループの
メンバーでもありBig Floydという名で
活動していたラッパーでした。
2007年に犯した罪で5年間服役し、
その後2014年ミネソタ州に引っ越し、
トラック運転手、ナイトクラブのセキュリティー
として働いていました。
2020年コロナ流行で職を失い、
同年5月25日偽札を店で使い拘束された際
警官に殺害されました。
当時46歳で2人の娘の父親でした。


ミネソタ州へネピン郡の検死局の報告によると
4月3日に受けた新型コロナウイルス検査で
陽性と判定され、5月25日に死亡後
検死の際に行った鼻腔内の検査でも陽性と
判定されています。


遺族が独自に依頼した医師は解剖の結果、死因は
「首や背中を持続的に圧迫されたことによる窒息」
と判断。
殺人だったという見解を明らかにしています。


その後に発表されたへネピン郡検視局の
監察医による司法解剖の結果では死因は
「警察による制圧や拘束中の首への圧迫の
組み合わせによる心肺停止」と報告。
殺人だったと推定しているが、
心疾患を患っていた可能性や医療用麻薬などの
使用が影響した可能性も指摘しています。


フロイド氏の検死は、これまでに2回、
遺族が依頼した医師とへネピン郡検死局により
行なわれており、双方の報告には相違があります。


この事件に関して
この2人の経歴を見れば
起こるべくして起こった事件にも思えます。
白人警官をかばう訳ではありませんが
自分よりかなり大きい男性(約2メートル)を
抵抗させないようにするには
やり過ぎですがこうするしかなかったのか。
真相は分かりません。


そして白人警官もあの動画を見ると
手錠をかけられたフロイド氏が
ずっと訴え続けていたのにもかかわらず
首に8分46秒間も全体重を乗せ押さえつけ
死亡させました。
その時間の中で反応が見られなくなった後、
2分53秒間においても頸部を膝で
押さえつけていました。
殺す意志があったと疑われても仕方ない
行為だったと思います。


中には拘束して手錠かけても
突き飛ばして逃げる事もあるので
警官も命がけで
戦闘モードに入ったら
コントロールできなくなることも
あるとは思います。


そんな奴は警官になる資格ないと
思うかもしれませんが
とにかく命がけだし
緊迫した状況下で警官も人間なので
理性が効かなくなる時があるのかも
しれません。


白人警官は殺人罪で逮捕され
今、全米がこの事件だけでなく
過去の黒人差別、
警察の行き過ぎた行為に対しても
訴え続けています。


警察は体制を立て直すべきです。


白人警官も自分の犯した罪と
正面から向き合い、反省し謝罪し償うべきです。


そして、
人種差別問題から私から言わせて下さい。


前に「アジア人差別受けました」というタイトルで
noteに書きましたが、
私はコロナで露骨に黒人からアジア人差別を受けました。
アジア人差別の報告はコロナの期間、急増していて
多くのアジア人が黒人から受けています。


人種差別=白人 対 黒人


みたいになってますがアジア人はその中にも
入っていないほど相手にされてません。


私が思うに黒人はマイノリティだけど
とにかく主張と団結力が強いと思います。
もちろん悪いことではないです。
アジア人もそうすべきです。


黒人は理不尽な差別を受けている事もあります。
それは貧困から良い教育を受けられず
結果、
若い頃から犯罪に手を染めたり
犯罪率が多いのが原因で、
警官からも黒人というだけで
疑われたり、職質されたり、
就職活動しても良い職業に
就けないことがあるのも事実です。


黒人の友達と車で話していたら、職質されたことが
あります。最初は警官も優しかったのですが
彼は反抗して
「俺ら黒人ばっかりすぐ職質して不公平だ!」
って怒鳴った途端、車内を見るから
降りろと言われ乱暴に外に出され
持ち検されました。
私は素直に言うことを聞いていたので
何もされませんでした。
友達の言い分もわかりますが
何もやましいことがないなら
好意的に接しているのだから
反抗しなければいいのにと思いました。


それにしても
黒人の犯罪率が多いからって
真面目な黒人もたくさんいるのに
偏見だし不公平だと思います。


私はそもそもブラックカルチャーが
好きでアメリカに来ました。
黒人の先生や友達はみんないい人です。
才能に溢れたアーティストやアスリートなど多く
本当に尊敬しています。


黒人コミュニティに住んで長いし
ルームメイトもアパートの住人も黒人です。
だから彼らと話していると
この問題の根深さや強い主張が
ある事も認識しています。


だからこそ言いたい事もあります。


有色人種の中でも差別があり
自分たちが受けてきた差別の鬱憤を
自分たちより体が小さく主張、反抗
しないアジア人を狙ってやっている
一部の黒人がいるのも事実です。


コロナでのアジア人差別では
ニュースで知ってる人も多いと思いますが
アジア人男性が電車で黒人男性から罵しられ、
スプレーをかけられたり
ベビーカーのアジア人女性が黒人男性に
髪の毛を引っ張っられて突き飛ばされたり、
ゴミ捨てに外に出たアジア人女性が
黒人男性から液体を顔にかけられたり、
バスで数人の黒人から傘で突かれたり
他にもあげたらキリがないですが
全部、ニューヨークで起こった差別で
ほんの一部にすぎません。


これって自分達のことは棚に置いて
人種差別を主張して完全にダブルスタンダード
だと思うのですが
やられたからやり返すじゃ収まらないし
負のループだと思います。


人間は本能的に順位をつけたり、
差別化することで自分を優位に立たせ
正当化したい生き物だとも思います。


アメリカではいつも
黒人ばかり警官や社会から
酷い扱いを受けている、
過去に警官から何人もの
黒人が犠牲になってきた、
いつまで黒人差別をするんだと
主張しています。
歴史的にも酷い扱いをされたのも事実です。


1862年奴隷解放宣言後、
黒人は自由を手にしましたが
南部では黒人差別法で白人により殺されたり
公民権運動での抗議行進でも警察の
暴力的な圧力により逮捕されたり、
1992年のロドニーキング事件、
それ以降も正当防衛を理由に警官は
不起訴や無罪になってきました。
そして2013年から始まった運動
Black Lives Matterが
今回の鮮明な映像が元となり全米で抗議デモ、
暴徒化になり再注目されました。


過去から現在までの怒りが一気に
世論を動かしたのです。


Black Lives Matter = 黒人の命は大切
と解釈している人が多いですが、
白人の特権により白人の命だけが尊重され
黒人は容易に殺されてきたが
黒人の命も同様に大切だという主張です。
でも単純に黒人の命だけ大切と解釈してる人が
黒人の命だけ大切なのはおかしい、
全ての人が平等だという
All Lives Matterを主張する人もいます。
そして今回のデモで警官12人が銃で襲撃され
5人が亡くなりました。
警官の命も平等だという
Blue Lives Matterと主張する人もいます。


結局、人種差別反対、全ての命は平等で
尊重されなければならない主張です。


BLMもそれを主張しているなら
自分たちも人種差別を止めるべきです。


説得力ないです。


私は黒人からアジア人差別を受けて
悲しくて、辛くて、悔しくて、恐くて...
他のアジア人差別を受けている
ニュースや動画がリンクし
さらに外出するのが恐くなりました。


でもコロナでも食料は買いに行かなければ
いけません。今は全部、肌を隠し髪の毛も
見えないように帽子を深く被り、
マスク、サングラスで外出しています。
外出する時は緊張するし、また差別されたらと
思うと恐いです。


マイノリティだと分かっていながら
黒人95%の地域に住んでいる
私が悪いのですが...


そして
他の人は知りませんが
私、個人では黒人以外から
一回も差別を受けたことがありません。
今までヒスパニック、中東、白人コミュニティーに
住んだ事があります。


そして先日、家の前を黒人の人達が
BLMを訴え行進していました。
うちの近所の黒人のおばちゃん達は
その人達に向かって
「何がBLMじゃ、笑わせんな!
黒人の敵は黒人、黒人がどれだけ黒人を
殺してんのか知ってるんか!」と
大声で激怒していました。
ニュースには流れないローカルな声だと思います。


メディアに出ている黒人の人達の意見だけが
黒人全員の意見になっていますが、
同じ人種でも違う意見、主張があるという事です。
日本人でもアジア人でもそうだと思います。
そのおばちゃん達はもちろん今回の事件や警察の
今までの行いには反対だが、
警察が抑止力になり、多少は威圧的でないと
治安が悪くなり恐くて外出できなくなると
言っていました。


今まさに警察の予算を削減、改革を訴える声が
上がっていて抗議している人が大勢います。
実際に銃撃事件が多発し治安が悪化しています。
そして警官が何百人も早期退職を希望しています。
一部の警官の記事を取り上げメディアで煽り
命を張って市民を守る警官達が尊敬されず
敵扱いされ割が合わないと思います。
私は治安が悪化すれば市民は安心して
生活できないので警察予算カットは反対です。
教育予算も大切ですが治安が第一に
優先だと思います。子供達も治安が悪ければ
落ち着いて勉強も出来ません。


アメリカに長く住む日本人でも
貧困層と、そうでない地域に住む人とでは
意見や感じ方が全く違います。
アメリカに住んでいても職場も家も
アジア人コミュニティの日本人もたくさんいます。
コミュニティで意見も主張もマナーも
治安も犯罪件数も違い
人種差別を受けた事があるか
危ない経験をした事があるか
犯罪に巻き込まれた事があるかなどは
それぞれです。


私はアメリカに住んでいますが日本人です。
他の人種の人の気持ちを
理解し、尊重しようとしていますが
綺麗事で簡単にその人達の気持ちが分かるなんて
私には言えません。


そしてアジア人も他の有色人種も
黒人と同じように
学校や社会で
差別を受けています。
同じように心や体に傷を負っています。
主張しないだけです。


アジア人は主張が苦手だと思いますが
主張が強ければ強いほど
他人と衝突する事が多いのも事実で
それを分かっているからこそ
強く自分の意思を言わない人も
多いと思います。


主張して厄介な事になるなら
我慢する人も多いと思います。
言葉の壁で報告しない人も多いと思います。
コロナでのアジア人差別の被害報告も
声に出さない人のが多いので
一部に過ぎません。


それからアジア人の中でも差別はあります。
一部の日本人も韓国人や中国人、他のアジア人に
対して差別しています。
逆もです。


歴史を考えれば仕方ないのかもしれません。
戦争で殺し合ったのに今更、
仲良くしようといったところで
世代を超えて語り継がれ
根本的には無理なのかもしれません。
私のような戦争を知らない奴に気持ちが分かるか?
と言われればそれでお終いですが
それでもこれからの人達で変えていかなければ
いけない問題だと思っています。


そして人種差別は受けた人にしか
この痛みは分かりません。


日本にいたら一生、人種差別には
合わなかったと思います。
アメリカに来て自分がマイノリティになって
初めてこの痛みを感じて
他人にこの痛みを与えるのは
絶対にやめようと私は思いました。


そして昨日、今日と携帯にアラートが来ました。
今日は昨日のマンハッタンでの暴動が酷く
夜11時からだったのが
夜8時から朝の5時まで、
6月7日まで外出禁止になりました。
(エッセンシャルワーカーは除く)


ようやくコロナの収束が見えてきたのに
また新たな問題にアメリカは直面しています。
ニューヨークではやっと、
6月8日からの段階的な経済再開が発表され
みんな喜んでいたのに
また先が見えなくなりました。


暴動をしている人たちは
反トランプのAntifa、ジョージソロスなど
ジョージフロイド殺害事件を利用し
それらの扇動者がメディアやSNSを使い
知識のない若者を操って煽っている
現状に早く気付き、
今、自分たちに出来る最善の
行動をとるべきです。


11月には大統領選が行われます。
トランプを引きずり下ろす
いいタイミングなのではないでしょうか?


政治利用されているのに気付かず
逮捕され、自分を危険に晒すのは
馬鹿げているし、今すぐ止めるべきです。


暴動を起こしているのは市民ではなく、
誰かに雇われたプロの扇動者達で、
おそらく誰かの指示に従って
この暴動を煽り、起こしています。
ミネアポリスでの暴動で逮捕されたのは
州外から来ているとFOX NEWSでも伝えています。


NYでの暴動の逮捕者も州外から来ていて
火事場泥棒のような単純な動機の逮捕者もいますが
組織化されたギャングや窃盗団がほとんどです。


国土安全保障省は、
米国の都市を席巻している暴動は、
多くの外国勢力によって扇動され、
支持されているとも述べています。


主要ニュース番組なども
ジョージフロイド事件が起きた数日前、
LAで女性が帰宅途中
信号待ちをしていた時に
ギャングの男性3人に
銃で撃たれ殺された事件など報道していません。
女性はシングルマザーで子供もいます。
そして一般人です。
犯人は全員前科持ちの黒人です。


なぜ、LAだけでしか報道しないのか?
この事件もかなり理不尽な事件で
主要ニュースで取り上げるべき
ニュースだと思うのですが。


メディア自体、視聴率が大前提だし
汚染されていてジョージフロイド事件を利用し
もっとマスを煽りたいのだと思います。


メディアも偏り過ぎた報道ばかりで、
印象操作をし世論を誘導しています。
メディアもセレブもプロパガンダに
使われているだけです。
一つのメディアだけ見るのではなく
必ず複数確認し引用元を調べる必要があります。


部数が売れる切り取られた
一部の誇張した記事を鵜呑みにせず
前後も確認してから
判断する努力もしなければ真実は分かりません。


今私たちは氾濫したメディアを
選ぶ能力が必要とされています。
そしてメディアも原点に戻り
本来何を伝えるべきなのか?
今一度考えて欲しいものです。


ジョージフロイドと白人警官は過去に
同じナイトクラブで働いていたという
情報も出てきていて、
裏で何か起こっているのではないか?
と思ったりもします。


それからプロテスタントは抗議で
暴動、強奪とは違います。
この事件とは全く関係なく便乗して
ただ犯罪を犯している人たちは
亡くなったジョージフロイドさんを
侮辱しているのと同じだと思います。


真面目に抗議している人たちが
強奪してる人たちを抑止している
映像を見ました。
自分たちは彼らとは違うという主張と行動は
素晴らしいと思います。


そして真面目に抗議して行進している人達に
KKK(白人至上主義団体)のメンバーが
トラックで突っ込んだそうです。
幸い、けが人だけでしたが酷い話です。
アメリカの人種差別問題はやはり根強く
簡単ではないということです。


私は抗議デモは賛成です。
主張することは大切です。
でも暴力で人を脅かしたり
暴動、強奪は断固反対です。
間違った主張です。


暴力はその場では解決したかのように
見えても潜在的に怒りや、憎しみなど
残っているし、根本的な解決にはならない。
また繰り返すことになると思います。


コロナで大勢の黒人の方が
亡くなりました。
強奪や暴力で黒人が逮捕される
映像を見ている同じ黒人は
さらに悲しんでいると思います。


真面目で才能のある黒人もたくさんいます。
でもこの暴動では一部の人が
パトカーに火をつけたり、破壊行為をしたり、
強奪したり、人を傷付けたり、
欲望のままに行動しています。


公共の物を壊せば結局、税金を使います。
次のニューヨークの教育の予算が
削られると聞きました。
今こそ教育に力を入れるべきなのに、
これではいつ教育に予算が
回ってくるのか分かりません。


貧困層の子供達も、もっとより良い環境で
勉強させてあげたいのに、使わなくていい
税金を使われ、肝心な教育に予算が
回らないのはどうかと思います。


ニューヨークは10人に1人の
子供がホームレスです。
親戚の家をたらい回しにされている子や
シェルターにいる子なども含まれていますが
ブロンクスなどの貧困層の地域では3人に1人の
学校もあるそうです。
親が若過ぎたり、ドラッグ中毒だったり、
金銭的な理由もあり育児放棄をしてる場合が
多いです。


子供のホームレスも黒人が多いのが現実で
この構図を変えるのは教育しかないと思います。


私の友達の19歳の黒人の女の子も
友達の家を渡り歩いていて
家がありませんでした。
高校まで義務教育なのに高校へも
行ってませんでした。


でもGEDを取るように説得し、
彼女もそれを理解してくれて
今後の人生を考えて
頑張って勉強していました。


実際、子供は親を選べないし
お金持ちかどうかや人種(外見)、宗教、
は決められていて
生まれた時からすでに平等ではないと思います。


白人主義な社会だけど有色人種も
教養や才能のある子は選択肢が増えるはずです。
そのためにも教育にもっと予算をかけるべきですが
今回の件でも同じ人種で足を引っ張り合って
いるような気がしてならないです。


プロパガンダに利用されたセレブや
企業やメディアもBLMを支持し宣伝し
この運動に多額の寄付をしていますが
お金を払って満足するのではなく
この問題の根本である貧困層をなくす策や
教育を向上させる策などを議論し、
改善して欲しいものです。


未だにアメリカは白人至上主義です。
(アメリカの人種比率は白人62%、黒人13%)
多数決で決めるのに人口が多い方が有利です。
そして有色人種は社会で
差別を受けているのが現状です。


今ヒスパニックの人口が増えていて
今後、白人の人口を超えると予想されています。
結局、富裕層が白人のままだと思うので
今後もこの社会は変わらないと思いますが
多数決になるとヒスパニックが有利になるので
今後のアメリカが気になるところです。


ただ、何もしないより1人でも
声を上げることは大切です。
この世の中を変える事ができるのも
小さい事かもしれませんが
自分の思いを発信し行動する事も
一つの手段なのではないでしょうか?


人は一人一人違います。
誰一人、自分と同じ人間はいません。
だからこそ他人に興味があるし
例え違う意見の人がいたとしても
理解して歩み寄りたいと
心の底ではみんな思っていると信じています。


私達はみんな地球人です。


私達が住む地球は今、環境問題など
たくさんの問題を抱えています。
差別や偏見、戦争などして同じ人間を
傷つけ合い、憎しみ合い、争っている場合では
ないと思います。


全ての差別や争いのない
世界になることを祈っています。


そして一方から見るのではなく
色んな角度から物事を見る事で
見えてくる発見があると思います。


今回はその結果、
長い文章になってしまいました。
それぞれ意見が違うとは思いますが
私の言いたいことが
少しでも伝わればいいかなと思っています。


読んで頂きありがとうございます。


今、深夜2時ですが外出禁止令を無視して
たくさんの人が集まり、抗議活動をしています。
そして暴徒化した人達が何人も逮捕されています。
ルールを守った抗議こそ意味があると思います。


いつまで続くのか...


ここ最近、サイレンとヘリの音、人々の叫びと
ニュースで心が休まらず、寝不足です。


ニューヨーク州知事クオモも
マーティンルーサーキングジュニアの
この言葉をツイートしています。
今、暴動を起こしている若者の心に
届くといいです。



"Returning hate for hate multiplies hate,
adding deeper darkness to a night
already devoid of stars.
Darkness cannot drive out darkness;
only light can do that.
Hate cannot drive out hate;
only love can do that."
Dr. Martin Luther King Jr.













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5 コメント

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Unknown (mido)
2020-06-05 09:42:57
私は日本人です。が、自分のことを地球人だと思っています。私は、あなたを応援します。あまり、無理をしないように。頑張らないように…
あなたの身体と心のバランスを心配しています。ご自愛ください。
返信する
Unknown (xxx_noname_xxx)
2020-06-05 22:33:35
お気遣いありがとうございます。
私も地球人だと思っています。
肌の色関係なく地球に住む生き物です。
みんなでこの世界、地球を良くしたいだけです。
長い文章ですが読んで頂き、一人でも多くの人に
自分の想いが伝われば嬉しいと思い
書きました。
ありがとうございました。
返信する
Unknown (talk_to_keijiro)
2020-08-18 02:18:41
知り合いがアメリカにいて、
人種問題、社会問題が複雑すぎて手に負えないみたいなことを語っていました。
本来なら、英国から新教の自由を求めてアメリカという新天地に入った人たちも、
新教そのものが分裂に分裂を重ね、
あえて、
アメリカ南部に、
英国とは別のヨーロッパ人の入植問題から、
先住民との軋轢問題、
黒人奴隷、
ユダヤ人問題、
赤狩り、
と、
自由の国アメリカの現状が、
複雑過多な日常の中にあり、
おまけに当ブロガーさんによって、
更に詳しいアメリカ社会の現状を知らされ、
なにか虚しさを感じてしまいます。
余談ですが、
Instagramでアメリカ人のフォロワーさんとDMした際、
「ここはいい国じゃないよ」という、
何気ない言葉の内にも、
アメリカという国の光と影を感じました。
ブロガーさん、
今後も有意義な情報をどんどん提供されてください。
なによりも、
当ブロガーさんが、
安全で健康にご活躍されることを深く祈らせていただきます。
返信する
Unknown (xxx_noname_xxx)
2020-08-19 00:21:17
お気遣いありがとうございます。

アメリカ。。。

私も思います。
ここはいい国ではない。
でも、自由を求め色んな国から
たくさんの人たちが来るのも事実です。

色んな人種がいるからこそ
いい面もあるし、悪い面もある。

日本のような単一民族の国でも
同じだと思います。

私は日本人なので日本が一番好きです。
日本は本当に素晴らしい国だし、
どの国よりも誇れるものがたくさんあり
安心して暮らせる珍しい国だと思います。

そして
アメリカに長く住んでいる日本人たちが
よく言うのは、
他人の目を気にしないで生きていける、
つまり解放され自由に生きていける
です。

同じ文化、同じ言語、同じ容姿をしていると
他人の行動や言動、外見の多少の違いに
すぐに気付くし、とにかく気になって
同調を求め仲間を作り、自分たちと違う人達を
今ならsnsでコメントしたり、噂したりするのだと
思います。 
中には自分を尊重するよりも
他人の評価のために生きている人も
いると思います。

特に自己主張が強く、個性が人と違うことで
成り立っているアーティストやミュージシャンなど
日本よりもアメリカが肌に合い移住している人が
多いと思います。

そういう意味で特にその手の職業の人は
アメリカと日本のアートに対する教育も
違いますがアメリカのが生き易い人が多いのだと
思います。

多民族国家は全て真逆で
文化、言語、容姿は違うのは当たり前で
それぞれを尊重して生きています。

違う意見を持っていても文化が違うし
教育も宗教も違うから
そんな考えもあるんだとお互い尊重できるわけです。

もちろん、日本もアメリカも
中には少数派の意見もありますが
大多数はそう思っているのだと思います。

今回の事件でも根深い人種差別の問題が
暴動にまでなったのですが、
私は抗議している人よりもサイレントマジョリティのが
多いので冷静に判断し、意見を持っている
アメリカ人がたくさんいると思っています。

学校でまず言われたことで印象的だったのが
everyone is equal.
日本では聞かない言葉だと思います。

アメリカでは生まれた時点で平等ではないことが
日本より多いです。
肌の色、宗教、容姿、、、
お金持ちかお金持ちでないか、
かわいい、かっこいいより前に有色人種というだけで
ハンデになります。

本当に他国に住むのは大変ですが
日々知らないことを勉強でき、
世界は広いんだなと実感させてくれる
アメリカでも特に多民族が集まるNYで住んでいる
ことで視野が広がったと思います。

また私の目線でメディアでは報道しない
ローカルな意見を発信できたらいいなと思っています。
返信する
Unknown (talk_to_keijiro)
2020-11-25 02:55:57
1992年にロスで、
大規模な、
三人種間の大抗争が勃発しました。
LA戦争と呼ばれるほどの凄まじさだったらしいです。
この事件から、
多くの偽りの密告により、
たくさんの逮捕者が出たそうです。
更には、
人種間でギャング化していき、
第二次LA戦争勃発直前という時に、
時の教育委員会会長による、
人種間差別の撤廃法案を州に提出して、
今まで、
優秀さの歴史を保っていた学校に、
多種な人種を受け入れる法律を制定したので、
各学校側は、
受け入れざらなくなりました。

当然、
一クラスに多人種が集まり、
いがみ合って、
授業どころではありません。
そこに、
人種対立をなんとかしたいと切望された一人の女性教師がいました。

人種対立に真っ向から向かえあう為に、
各生徒に、
任意の日記を書かせました。
任意であるにもかかわらず、
多くの日記が提出されました。

そこには、
人種としての貧困やDV問題、
そして、
人種差別の中に、
自分の心を捨てて、
ギャングに入っていった自らの経歴が書かれていました。

女性教師は、
そんな生徒たちに、
自費を投じて、
「アンネの日記」だのを、
贈呈しました。
なぜなら、
学校側は、
彼らには学ぶ気力の無い不良だと、
ラベリングしてたのです。
だから、
学校側は本の贈呈どころか貸し出しまで、
しぶっていました。

けど、
この人種間対立を無くそうと奔走する、
担任の女性教師によって、
「アンネの日記』にインスパイアされた生徒たちを、
ホロコースト記念館に連れて行き、
命の尊さを悟らせました。

あれほど喧嘩の絶えなかった生徒たちは、
次第に打ち解け合い、
自分たちを、
人種を超えた家族として尊重し合い、
アンネ・フランクリンをかくまった女性を、
自分たちで慈善コンサートをして貯めた金で、
ヨーロッパから呼び出して、
命の意味と人間の尊厳を学んで行きました。
そして、
ホロコーストの生き残りの人たちとの触れ合いから、
自身たちが経験した、
人種感の争い以上に、
受け入れあうことの尊さを訴える文章を作成しました。
それは、
「フリーダム・ライダーズ」と呼ばれ、
例え、
人種感の憎しみがあっても、
過去の不幸な人種差別によって、
理不尽に命を散らした者たちの生き方を教訓として、
自分たちは、
そうであってはならないという、
生きたメッセージを発信したということです。

この話がどこまで真実かはわかりませんが、
人種感対立はおかしいと、
その撤廃の為に、
命を張って運動する者が現れれば、
少しずつでも、
人種感の対立差別は減少していくかも知れません。

マルチン・ルーサーキングからネルソン・マンデラまで、
言語に絶する迫害を受けながらも、
人種感の憎しみ以上に、
個としての、
人間の正義を愛して信じた人たちもいます。

まだまだ、
人種感による憎悪と対立は続くでしょうけど、
人間に愛情のひとかけらがあるのなら、
いつかは、
人種感相互の助け合いの時は至ると私は信じます。

noname様の赤裸々な記事は、
様々なことを教えられ、
様々なことを、
考えさせられます。
そんなnoname様を、
今後とも、
強く、
応援して止みません。
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