ショーケースはブランドイメージや売り上げを大きく左右する重要な販売促進ツールで、従来は高級感を演出するためプラスチック製も使っていた。同社ではプラスチック製の廃止により、廃棄時の環境負荷を減らすほか、ブランドイメージ向上にも役立てたい考え。マキアージュのショーケースは、商品発売前に見本を展示するプラスチック製と、発売後に商品を並べる紙製とに分かれていた。同社では、発売時に商品入れ替えが簡単にできる紙製ケースを開発し、両方の用途に使えるようにした。ショーケースは約1万店に置かれ、紙製にすることで10月まで陳列する秋冬向け商品用だけで4.5トンのプラスチックを減らせるという。また、商品投入に合わせて年6回、切り替えられるため、年間ではさらに大きな効果が見込めるとしている。