一部の人たちのいうように自分を卑下しで考えるべきだとしたら、そんなにつまらない存在である自分を好きになることができるだろうか。
そして、もし隣人に対する愛がそんなに挟量な自己愛の物差しで測られるのなら、ましてや隣人愛はもっと希薄になっても当然なのではないだろうか。幸いにも本書は、そういうむずかしい問題を論じるためのものではない。ただ、この機会を通じて、若い人たちにいまだ知らないでいる本当の自分を評価する方法を知ってほしいと思うのである。
そして、もし隣人に対する愛がそんなに挟量な自己愛の物差しで測られるのなら、ましてや隣人愛はもっと希薄になっても当然なのではないだろうか。幸いにも本書は、そういうむずかしい問題を論じるためのものではない。ただ、この機会を通じて、若い人たちにいまだ知らないでいる本当の自分を評価する方法を知ってほしいと思うのである。