沢登りカヌーイスト

カヌー+沢登り=原始の渓へのフリー切符

エピペン

2015年07月30日 | その他
7月30日

 あと9日で夏休みである。一週間ほど、虫の大国へ沢登りに行くので、念の為エピペンを買いにいく。
まず、ネット上で取り扱いがあるとされている少し離れた労災病院へ。案内所には看護師のオバちゃんが座っていて、客が来ても看護師同士で仕事の話をしている。忙しそうである。2階に上がり皮膚科へ、受付時間の終わり間際で忙しそう。少し待ってエピペンの事を尋ねると、確かに取り扱っている。しかし初診なので、「紹介状」が無いと5400円プラスされるという。しょうがないので、最寄りの駅前にある皮膚科へ電話する。紹介状出してくれればいいかな、と思っていたらエピペン出してくれるという、ラッキーである。待合室で風の谷のナウシカの7巻を読み、診察を受け、処方箋を受け取る。薬局には在庫は無いが、翌日には届くとの事。
 エピペンは、4年前から保険適用になり、1万円が3千円になった事で、学校関係者や林業従事者などの間でも広く認知されているそうだ。消費期限が1年だが、藪漕ぎ二ストな沢屋さんや山屋さんは、お守り代わりに持っておくのもいいかもしれない。
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ジム62

2015年07月29日 | クライミング、ジム
7月29日

(10b,11b,11a)(11c,10c)(12a,11a)(13a)

今日も暑さ疲れで身体が重い、アップの11cで少し必死になる。
これはダメだと思い、かなり寝てからの12aと11aのセットは楽だった。
やはり、かなり意識的に休息した方が良いようだ。
左腕はアップのときから少し痛く、13aは三分の一くらいの所で
左腕の引き付けが恐くやめる。
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ジム61

2015年07月26日 | クライミング、ジム
7月25日

この時期、屋外の肉体労働は過酷だ。
特に日差しが当たる所での作業は別格で、前面からの反射光と後ろからの照りつけで
前後からコンガリ照り焼きにされる。
2L以上の水を飲み、大汗かいてヘロヘロに疲れているのでボルダーをする。
4~5級は登れるが、3級以上は再登でも登れない。
仕事の暑さ疲れもあるが、左腕の故障が良くない。
力を入れれば登れるだろうが、左腕に危険を感じるのでやめておいた。
フルリーチ系や、片腕引き付け系は痛みがでて全くダメである。
故障中はボルダーより、負荷の少ないルートの方が良さそうだ。
帰り際に同業者のコーダさんに会う。
「暑い時期は仕事で疲れ過ぎて登れませんね」と意見が一致した。
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ジム60

2015年07月23日 | クライミング、ジム
7月22日

(10b,11b,11a)(11c,10c)(12d)

左腕と右膝に気を付けながら登る。
12dはテン山で最終面まで探る。
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ジム59

2015年07月21日 | クライミング、ジム
7月19日

(10b,11b,11a)

ルートでワンセットやるが、左の二の腕での引きつけが良くない。
ボルダーで3、4級を3、4本登る。明らかに左腕がマズイ。
10日以上休んで故障は治ったと思っていたが、完治していないようだ。
様子を見ながら、無理せずやるしかない。
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ジム58

2015年07月18日 | クライミング、ジム
7月17日

(10b,11a,11b)(10b,11a11b)(12d)

12dは下部だけ触る。クリップがまだ定まらないので、少し恐い。
スローパーのマッチで左の二の腕が痛かった。まだあまり力を入れない方が良いみたいだ。
右膝の内側も、未だ角度によっては痛い。なんとかダマシながらやってくしかないな。
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ジム57

2015年07月16日 | クライミング、ジム
7月14日

(5.9,10b,11b)(11b,11a,10c)(12d)(11b)

故障で11日も休んでしまった。
思い切って、ちゃんと休んだのは正解だったが、だいぶなまってしまった。
左上腕の故障あけなので軽くと思っていたが、12dの下部を触ってしまった。
力を入れるとまだ違和感があるので、気を付けなくてはいけない。
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ジム56

2015年07月02日 | クライミング、ジム
7月2日

ボルダーでアップ、3級までやる。
(10b,11a,11a)(11c,10a)

左腕の二頭筋がやられていて引きつけると痛い、あと脚裏も筋肉痛だ。
だいじをとって4~5日くらい休もう。
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有笠山 ジ・アーチ 天然記念物 チッピング発見

2015年07月01日 | フリー&ボルダー
2015年6月30日
有笠山、ジアーチ、天然記念物

まず、ルート情報が入っているので、オンサイトトライする方は読まないでください。

 最初にサラダが登る。
「ボルト8本目と9本目の脇に、それぞれ新しいボルトがある」
「ホールドが変わっている」

 次に私が登る。確かにホールドが削られている。しかも小さいチップも含めると10箇所以上。
前回来たのは5月16日と18日、約1カ月半前でハッキリとホールドの形状の記憶は残っている。
しかも、私はホールドノートを作成し、詳細なホールドの形状と、効く向きを記入しているので間違いない。
ホールドはどれも、微妙に悪くしてあるが、かなり上手い整形で、ここを登った者でないと気が付かないレベルだ。

チッピングされたホールド
1、6ピン目下の右手(ここは極僅かなので自然に削れた可能性もある。しかし、今回の事を考えると、、)
2、6ピン目下の左手、ここは微妙な凹凸が取られている。
3、8ピン目手前のリップ一番奥(左手)、ここは奥に少し掛かる盛り上がりが1~2本指幅の削り跡に変化
4、最初のランジの左手斜め浅いフレーク状、ナチュラルなデコボコ感が、ノミで外傾に削られている
5、最初のランジの右手ポケット、横から左上に引けたのが、横から下引きに、穴が削られている(*)
6、最初のランジの右足、20~30cmくらいのブロックごと取られ、その後削って整形(*)
7、最初のランジでとる右手ガバ、シッカーの上塗り(*)
8、2発目のランジスタートの左手、半ポケット状から、上の岩がとられ、完全な横引きホールドに変化
9、3発目のランジでとる左手ガバの左側、ここは右側と同じ角ばったフレーク状だったが、その角が大幅に壊されている。
10、最後の左カンテ状の突起が削られている
11、最後の左カンテ状、縦ピンチ(横にも持てる)の上下が少しずつチップされている。

どれも非常に上手く作られているので一見すると分からない。プロ級です。
他にもあるが、確証が持てないので、それらは記載していない。

状況判断(これは、あくまで個人的推測で、個人的備忘録です)
まず、鉄のグージョンボルト2本を打ち、シッカーを使用、削り方などからみて、ルート開拓の経験者である可能性が高い。この削り方だが、素人と経験者では全く違う。岩種や場所によりますが、開拓はホールドを安定化させるため壊したり削ったりします。短時間で仕上げた為か少し荒い所はあるが、かなりの経験者だと思う(ボルト、シッカー、削りが同一人物という証拠は有りませんが)。

ボルトを既成ルートに新たに打つ(リボルト、打ち増し)場合には、開拓者本人かその許可を得た者でないと普通はしない。この事から推測すると、開拓者か、その許可を得た者がボルトを打った可能性が高い。

今回、新たに打たれた2本のボルトはリボルトである。古い8本目と9本目は、鉄のオールアンカーでサビによる腐食が著しかったためリボルトするのは正しい判断だが、鉄の10mmグージョンでリボルトするのはどうかと思う(オールアンカーよりはましですが、、、)。このルートでメインで使われているのは鉄のオールアンカーだが、そのほとんどがかなりサビている。その事を考えると、鉄ではなく、ステンレスのグージョンを使用するべきだと思うのだが。ボランティアで大変なのは分かるが、今時、スポートルートで、リボルトするのにステンレスのグージョンじゃないなんて、、、
あとこの新たに打たれた2本のボルトはかなり曲がって入っている。10mmのグージョンなら多少の曲がりなら最後の締めで真っ直ぐになるのだが、2本ともナットが斜めで浮いている状態だ。もし、今後それが治っていたら、新たに打ったか、叩いたかだろう。しかし、叩くと真っ直ぐになるが、心棒が曲がり良くない。
ボルト位置は一見ロープが真っ直ぐになり良さそうだが、クイックドローが短いと8本目のナットにちょうどロープが当たり非常に危険。

チッピングを考察すると、5、6、7、の(*)印の部分は、岩が多少柔らかい。しかし、人の力で欠けて危険という状態ではなかった。少し柔らかいが安定した状態であった。この部分はどんなに削っても固い下地は出てこないので、安定した状態をわざわざ削ったのは安全の為でなく、ルートセットの為であろう。しかも5、は周りも削れ、中も浮いている所ができ、かえって不安定になっている。7、のシッカーも結合部分はしっかりしていたのに薄く上塗りされているのは、補強というよりホールド感を変えるためのように思える。補強のための上塗りなら、凹状部の窪んでいる部分に厚塗りしてブリッジ状にしないと強度は変わらない。
他の部分は全く問題なく固い部分でのチッピングである。

ここからも引き続き、私の個人的妄想備忘録です。
噂で聞いた話しだが、あるプロクライマーI氏が天然記念物をオンサイトトライしたいと言ったらしい。
それにあわせ、このルートの質を高めるために、同じプロクライマーがセットしなおした。
そんなふうに邪推すると、全て納得がいってしまう。
アタックポイントだけ新たにボルトを打ち、こんなシーズンオフの梅雨時にチッピング。
しかし、内容はいい。こおいうムーブをさせたいという意図がきちんとある。
まるでジムのルートセットのようにだ。

公表されたルートは、クライマー皆の公共物で、いかなる者でもホールドの人為的変更はチッピングとなる。
今回、もしこの施工者が言い訳するとしたら、「リボルトにあわせ、岩が脆い部分の補修、クリーニングをしました」だろう。
しかし実際はそんなもんじゃない。

プロクライマーがオンサイトして「いいルートですね」(いい造りをしましたね)と言う。
これほどの賛辞はないだろう。
しかし、そのためだったとしたら、、、


 全ての状況から見て、今回は、チッピングによるルートセットとしか思えない。
このルートの現状は、ほとんどの鉄オールアンカーボルトがサビサビで危険な状態である。もしルートの安全性を第一に考えた施工をするなら、まずはリボルトであろう。リボルトなら当然全部で、最低でもステンレスのグージョン10mmでするはずである。それは経験者ならば、1日あればお釣りがくる程の時間で出来る。それを核心部の2本しかリボルトせず、チッピングしてるという事は、ルートセットに重きを置いているという事に他ならない。しかもその2本は短命の鉄で、曲がって入っている。それが意味する事は、そこまでは落ちる不安が無い者がトライする時だけに耐えればよいという事だろうか? ルーフ状なのに、2本とも曲がって入っているというのも、ついで感まる出しのような気がするし、チッピングさえしなければ、全てのリボルトをわざわざ複数日にまたがってする理由もない。
 かなりの経験者であろう施工者が、短い年月でサビサビになった鉄ボルトを、再び鉄ボルトでリボルトするというのは、本当にこのルートを愛しているのかと疑いたくなる仕業だ。そこから見えてくるのは、ルートを私物化し、自分のルートセットを同じプロへ見せつける自己顕示欲だけだ。


 チッピングというと普通は、登れない者がそこを登れるように、そこだけ簡単にするというイメージがあるが、今回のチッピングはそれとは異なり少し異質だ。気付かれないよう、程良く複数のホールドを少しずつ悪くして、難しくしているのだ。しかも、そのホールドの整形は、ルート開拓並みの整形で、初めて登る者は全く気付かないだろう。いうなれば、これはチッピングによるルートセットである。だが、もし、これが発表前のルートなら全く問題ない。しかし、発表後はチッピングとなる。ここで、この文章を読んだ人は「なにいってんだ、ルート開拓中でもチッピングはダメに決まってるだろ」と思うに違いない。それを説明する為には、スポートクライミング界の開拓者達の暗黙の了解、いわばタブーであるルート開拓の真実を書かなければならない。これは開拓者や、少しできるクライマーなら誰もが知っている事だが、全てのケースを説明する事が難しく、誤解や弊害を招くおそれがあるので公言されないものだ。言わば、少し出来る人なら誰もが知っている「公然の秘密」というやつだ。
 
 考えてみて欲しい、外岩のボルトルート(以下、スポートルートと記述)で、同じエリア内で多様なグレードとムーブが自然に存在しうるだろうか? 答えはノーである。ルートを作るというのは、開拓者が作品を作り上げるように、そこには明確な開拓者の意思が反映されている。それは、ムーブやホールド感という形で表現されるが、それを程良く絶妙にだすために自然の形状を生かし「岩を壊したり、削ったり」している。しかし、これはチッピングではない。それは、もし、このような事をしなければ同じエリア内で、多種多様なムーブのルートは出来ないし、つまらないルートばかりになってしまうからだ。スポートルートを一つの文化として見た場合、凝灰岩系は完全ナチュラルなルートよりも、「程良く作られたルート」の方が価値があるのは間違いない事実だ。
 よく、どこどこの岩場でチッピングで開拓されたルート、というのを聞くが、それはごく一部の整形が下手なホールドを、たまたま発見したに過ぎない。私も含めスポートクライマーは、その他、多数ある絶妙に整形されたホールドの恩恵に預かり、外岩で楽しみレベルアップしてきたのは間違いない事実だ。要は、その絶妙な整形に気付いているか、いないかの違いだ。この天然記念物も、開拓でチッピングが何ヶ所とたまに聞くが、それらは全て開拓であって、チッピングではない。
 この天然記念物を、開拓という観点から見ても、全く自然なホールドよりも手の加わっているホールドの方が多いのは間違いない。それは、浮石除去や不安定な岩の破壊という初期のクリーニングを含めたとしても、それ以上の開拓者の意図が反映されているのは間違いない。そして、この様な事は他のルートにも普通に見られる事である(岩質やエリアにもよりますが)。
 同じ事をしても、発表前では「開拓」、発表後では「チッピング」となる。開拓者はこれを肝に銘じてルートを私物化する事なく、成人した我が子のように静かに見守って欲しいものである。


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