今日の午前中胃腸科の病院に行った後で、『甘い人生』を観る為にファボーレシティに行ってきました。
ファボーレ東宝は全席指定の為、前売り券をチケットに交換した後(なんかカードもらえました。)、上映まで時間があったので隣接されている家電量販店『コジマ』に寄ってみたところ、キャノンのデジカメ『IXY DIGITAL 500』が在庫処分で24800円で販売されておりました。私がまだ、今は無き家電量販店に勤めていた頃の売れ筋モデルですから2年以上前に発売されたデジカメなんですが、この価格に目が点・・・おもわず衝動買いしてしまいました。(展示処分ではなく在庫処分、つまり新品です。)画質の良さでは他のメーカーの追随を許さない名機がこんな価格で変えるとは夢にも思いませんでした。元ライバル『コジマ』に感謝です。
『ココス』で食事を済ませた後、場内に入場しました。
いやー韓流の一端を見てしまった気がします。私の左隣は母娘の二人組みだったんですが、お母さんは60代ぐらいでしょうか。そのお母さんが「ウォンビン」の『マイ・ブラザー』の予告編が始まったとたん胸の前で手を組み(夢見る乙女状態)、歓声をあげていらっしゃいました。場内が暗くなる前もなんとなく緊張してらして娘さんがほぐしていらっしゃったのを微笑ましく横目で見ておりました。上映終了後気づいたら、ほとんどが女性の方(それも比較的高年齢の方々)ばかり、韓流恐るべし!!です。
さて本題、韓国映画『甘い人生』。
主演はモチロン四天王「イ・ビョンホン」。ヒロインに『火山高』『マドレーヌ』の「シン・ミナ」。
『ソヌ(イ・ビョンホン)』は裏社会にもつながるホテルのマネージャーとして、『カン(キム・ヨンチョル)』社長から厚い信頼を得ていた。
ラウンジでのトラブルを解決した『ソヌ』に『カン』社長は彼に一つの頼みごとをする。『カン』社長の若い愛人である『ヒス(シン・ミナ)』を監視し、他の男がいたならば始末しろ、という命令だった。
『カン』社長からのプレゼントを片手に彼女の家に訪れた『ソヌ』は初めて見た彼女に知らず知らずのうちに自分が惹かれていることに気づかずにいた。
他の男といる現場に乗り込んだ『ソヌ』は、突き上げる想いから『カン』社長の命令に背き、二人に二度と会わないように告げるが、そのことが彼の人生を180度変えることになる・・・
これはラブストーリーではありません。
「イ・ビョンホン」による「イ・ビョンホン」の為の作品です。彼の独壇場でした。
キラー・スマイルをあえて封印し、クールな男を演じていますが、絶頂期のスタイリッシュさ、拷問にあったときの惨めな姿や、絶体絶命のシーンでの逆転を決意した時の表情など、流石演技派とうならせる演技だったと思います。劇中彼が見せた鍛え上げられた肉体と、見事なアクションはきっとおば様たちをメロメロにしたんじゃないでしょうか。
作品としては各キャラクターの掘り下げも浅く、物語としても深みが足りないかな、と感じました。何故かな、と考えてみたところいろいろなことに関する背景がストーリー上一切語られていないからだと気づきました。その為感情移入し切れなかったのだと思います。「イ・ビョンホン」の魅力に頼りすぎたのかもしれません。『ソヌ』が『ヒス』に一目惚れしてしまったことで人生が変わってしまうわけなんですが、せめてその辺だけでももう少し描いてくれてもよかったのではと思います。
流れ的に単調になるのを防ぐ為でしょうか、途中笑い(緩和)のシーンが盛り込んでありますが、前後の緊張の高め方が不十分な為私には不必要に感じました。(緊張・緩和・緊張といった流れが上手くつながっているとは思えません。)もう少し尺を短くしてスピーディーにしてほしかったかも。
画の構図やシーンの切り替えなどの映像の演出や音楽などにはフィルム・ノワールを感じ取ることができました。
ヒロインの「シン・ミナ」ですが、噂どおり大人っぽくなっておりました。ラブストーリーという前宣伝からもう少し出番が多いのかと思っておりましたが、それほどでもなくちょっと残念でした。主人公が恋に落ちるにしてはあまり華やかさが足りなかった気がします。
評価 星 さんてん ご (なんか辛口のレビューになってしまった・・・期待の裏返しかも)
公式サイトはコチラ
・甘い人生@映画生活
P.S.
もしこの作品をハリウッドが作ったとしたらエンディングはきっと違ったものになるんでしょうね。
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いやー韓流の一端を見てしまった気がします。私の左隣は母娘の二人組みだったんですが、お母さんは60代ぐらいでしょうか。そのお母さんが「ウォンビン」の『マイ・ブラザー』の予告編が始まったとたん胸の前で手を組み(夢見る乙女状態)、歓声をあげていらっしゃいました。場内が暗くなる前もなんとなく緊張してらして娘さんがほぐしていらっしゃったのを微笑ましく横目で見ておりました。上映終了後気づいたら、ほとんどが女性の方(それも比較的高年齢の方々)ばかり、韓流恐るべし!!です。
さて本題、韓国映画『甘い人生』。
主演はモチロン四天王「イ・ビョンホン」。ヒロインに『火山高』『マドレーヌ』の「シン・ミナ」。
『ソヌ(イ・ビョンホン)』は裏社会にもつながるホテルのマネージャーとして、『カン(キム・ヨンチョル)』社長から厚い信頼を得ていた。
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他の男といる現場に乗り込んだ『ソヌ』は、突き上げる想いから『カン』社長の命令に背き、二人に二度と会わないように告げるが、そのことが彼の人生を180度変えることになる・・・
これはラブストーリーではありません。
「イ・ビョンホン」による「イ・ビョンホン」の為の作品です。彼の独壇場でした。
キラー・スマイルをあえて封印し、クールな男を演じていますが、絶頂期のスタイリッシュさ、拷問にあったときの惨めな姿や、絶体絶命のシーンでの逆転を決意した時の表情など、流石演技派とうならせる演技だったと思います。劇中彼が見せた鍛え上げられた肉体と、見事なアクションはきっとおば様たちをメロメロにしたんじゃないでしょうか。
作品としては各キャラクターの掘り下げも浅く、物語としても深みが足りないかな、と感じました。何故かな、と考えてみたところいろいろなことに関する背景がストーリー上一切語られていないからだと気づきました。その為感情移入し切れなかったのだと思います。「イ・ビョンホン」の魅力に頼りすぎたのかもしれません。『ソヌ』が『ヒス』に一目惚れしてしまったことで人生が変わってしまうわけなんですが、せめてその辺だけでももう少し描いてくれてもよかったのではと思います。
流れ的に単調になるのを防ぐ為でしょうか、途中笑い(緩和)のシーンが盛り込んでありますが、前後の緊張の高め方が不十分な為私には不必要に感じました。(緊張・緩和・緊張といった流れが上手くつながっているとは思えません。)もう少し尺を短くしてスピーディーにしてほしかったかも。
画の構図やシーンの切り替えなどの映像の演出や音楽などにはフィルム・ノワールを感じ取ることができました。
ヒロインの「シン・ミナ」ですが、噂どおり大人っぽくなっておりました。ラブストーリーという前宣伝からもう少し出番が多いのかと思っておりましたが、それほどでもなくちょっと残念でした。主人公が恋に落ちるにしてはあまり華やかさが足りなかった気がします。
評価 星 さんてん ご (なんか辛口のレビューになってしまった・・・期待の裏返しかも)
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もしこの作品をハリウッドが作ったとしたらエンディングはきっと違ったものになるんでしょうね。
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ほんとにそう思います。彼女のほうは、ソヌをいやなヤツだと思ったままでしたよね。ソヌのほうだって・・それほど・・・
えりっくだけを見に行ったので、満足なんです!!
とらばありがとうございました。
うらやましいです。
まあ、期待値が高いほど評価は辛くなるのは否めませんよね。
特にこれが代表作になるなんて言われちゃうと。
これからもちょくちょく寄らせてもらいますね。
宣伝文句のような純愛を感じるより
ハードなアクションとのほうが印象に残ってます。
やはり、ヒスの出番が少なかったからかな
赤いランプを受け取ったあとのヒス、もう少し見たかったです。
>もしこの作品をハリウッドが作ったとしたらエンディングはきっと違ったものになるんでしょうね。
同感です。「だから何でもかんでもハリウッドに出ないほうがいいんです。」私の持論です。
またお邪魔させてください。
確かにイ・ビョんボンさんの演技ばかりが際立って、ストーリーの中で大きな役目を果たす人々の、感情が見えてきません。
映像意外に自分の中で補足して、観賞した感じです。
こうだろうなと想像して見ると、面白くなりますよ。
ただヒスに一目惚れといっても、ソヌがそれを愛だと気づくのはもっと後ですし、ここのあたりはテーマとも結びついてもっと奥が深いらしい・・・(私もまだよく理解出来ていないのですけど)
ヒスはソヌと恋愛関係にはならないし、そんなヒスがロリータっぽいのも監督の狙いなのでしょうね、きっと。
私も初日に行ってきました。
Xina-shinさんの感想、仰る通りだと思いました。
お笑いの部分はいらないから、もう少し純愛感を
感じさせて欲しかったな~って思っています。
ワタクシ、しつこく、感想も3回目、書いてます(笑)
映画好きの男性なら、ビョンホンの贔屓目ナシにこの映画を冷静に批評されていると思います。
私自身がまだ未見なので、記事の核心のところは拝見していませんが、見に行った後にまたこちらにお邪魔したいと思います。
やはりアクション重視ということで、ちょっとそれ以外のお話が少なかったので、あぁーここはどうなってるの?あれからどうなるの?
なんて思うところはありましたね
ソヌがヒスに引かれたのは、かえってあの幼っぽさがよかったのかなぁなんて思ってました。
大人の女になってしまうと、心は揺れなかったのでは?と私は思いました。
残念でした。
彼のせつない恋をもっと描けば、
また違った感想をもてたかもしれないです。
結局彼はボスに裏切られたことの
悲しさの方が大きく、ヒスとの出会い
は彼の心境の変化にはあまり影響
してないとも見て取れましたが。