『頭文字D -イニシャルD- The Movie』の2枚組みDVDを購入しました。 この作品は高岡で公開されていて時間の折り合いがつかず、劇場で見ることの出来なかった作品です。 監督は『インファナル・アフェア』シリーズの「アンドリュー・ラウ」と「アラン・マック」。 原作はヤングマガジンで連載中の「しげの秀一」の『頭文字D』。コミックスも持っていたのですが、最近はご無沙汰になっております。 秋名山、午前4時ごろ、GT-Rを駆る『中里毅(ショーン・ユー)』は峠を下っていた。彼の愛車に迫るライトに『中里』はスピードを上げるが、両者の距離は迫る一方だった。短いバトルの後GT-Rを追い抜いていったのは性能に劣るハチロクだった。呆然と見送る『中里』の目に読み取れたのはハチロクんもサイドに書かれた『藤原とうふ店』の文字だった。 『藤原拓海(ジェイ・チョウ)』は夏休み登校日帰り、幼友達である『いつき(チャップマン・トゥ)』と川原でだべっていた。彼らの前に女子高生たちが通り過ぎていく。その中に『拓海』の気になる存在『茂木なつき(鈴木杏)』もいた。 狭い峠道でのドリフト・バトルが実写化困難であることは周知の事実。それを見事にスクリーンに映し出しています。 4輪ドリフトや溝落としも再現されていて迫力のある映像になっていて、見ているほうも力が入ってしまいました。 長い原作の中から映画で取り上げられたのは『中里毅』『高橋涼介』『岩城清次』『須藤京』とのバトル。いずれも手に汗握る映像になっています。 『なつき』との恋の行方は物語のもうひとつの見所ですが、若干原作と順番が異なっています。原作を知っている立場から見ると違和感を感じてしまいますが、青春映画、『拓海』の成長物語であるというテーマから考えると、ありかな、という感じです。 主人公『拓海』を演じたのは「ジェイ・チョウ」、本作がスクリーンデビュー。配役発表で彼の顔を拝顔してどうなんだろうと心配していましたが、意外や意外割とはまっておりました。普段シャイでボーとしているところや、スイッチが入ると切れてしまうところなど原作に忠実に再現されていました。メイキングなどを見ると「ジェイ・チョウ」の素顔も似ているようです。 日本人として唯一参加している「鈴木杏」が演じたのはヒロイン『茂木なつき』。顔立ちやスタイルなどが原作にそっくりでした。『リターナー』ぐらいしか見たことが無かったのでボーイッシュなイメージを持っていましたが、ぽっちゃり系の顔に反比例して見事なプロポーション、脚も細すぎず太すぎずかつ長くて綺麗でした。『拓海』との初々しい初恋をしながら裏では援助交際という難しいキャラクターを微妙なバランスで演じていました。「アンソニー・ウォン」も彼女の演技はほめておりました。 「アンソニー・ウォン」が演じたのは『拓海』の父親『文太』。原作のイメージとは異なりますが、普段は酒びたりですがいざという時はかっこいい親父になっておりました。存在感は見事です。おなかも出てないですしあんな親父になりたいものです。冒頭の写真は本人の若い頃とのこと、かっこよかったんですね。(失礼)酒を飲んでいるシーンは本当に飲酒しているそうです。リアリティ抜群です。 出演陣の中で一番原作の役に合っていたのは『いつき』を演じた『インファナル・アンフェア』の「チャップマン・トゥ」でした。『池谷』先輩との融合など、若干設定は変更されておりましたが、勘違いしている性格はそのままです。コミカル面を担当していましたが、恋の行方は如何に・・・ ちなみに『高橋啓介』は出てきません。(『中里』が多少の役割になっています。)『啓介』ファンの方は怒らないで下さい。 『中里毅』に扮したのは「ショーン・ユー」。原作よりもかっこよくなっています。いつのまにか『拓海』のファンになってしまっているところはそのままです。 そして最大のライバル『高橋涼介』は「エディソン・チャン」が演じました。冷静沈着、兄貴分として『拓海』にアドバイスをおくるキャラもそのままです。 全体としての雰囲気はほぼ原作に忠実に再現されていたと思います。コミックの映画化としては珍しいかもしれません。なぜ日本ではなく香港映画として企画されたのかは謎ですが残念なことでもあります。日本での製作発表など北京語、広東語、英語、日本語が乱れ飛びいかにもインターナショナルでした。現場も大変だったことが読み取れます。 とりあえず広東語で見たのでもう一度日本語吹き替えで見直すつもりです。 評価 星 よっつ 公式サイトはコチラ P.S.1 食事中の鑑賞は避けたほうが良いと思います。 P.S.2 個人的にはGSの女の子が気になっちゃいました。 P.S.3 これを見た後、シフトチェンジのスピードが上がってしまうのは私だけでしょうか?(もちろんマニュアルでございます) このエントリを気に入ってくれた方はポチッとヨロシク Amazonインスタント・ストア xina-shinのぷちシネマストア 頭文字[イニシャル]D THE MOVIE スタンダード・エディション 頭文字 [イニシャル] D SUPER COMPLETE BOX |
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あたしは、吹き替えで見ました。
だってねぇ、、中国語だと、なんだか笑える、、、
でも、吹き替えも、いまいち、しっくりきませんでした。
マニュアル車、長いこと、乗ってないなぁ、、、
確かに食事中の鑑賞はさけた方がいいかもしれないですね、この映画(笑)
劇場には2回も見に行っているnakajiです。
それも吹き替えで・・・・
広東語はちょっと感動ものでしたわ♪
all around 頭文字Dというサイトを運営しているハイテクさんと申します。
実写版頭文字DのDVD発売にともないまして、実写版頭文字Dについて感想を書かれているブログへリンクを貼らせて頂いております。
不都合などありましたら、すぐにリンクを外させていただきますので、コメントにてご回答お願いいたします。
DVDは、一枚組みのスタンダード版を購入したのですが...二枚組みのバージョンを買った方がよかったみたいですね。失敗...
フーン、僕は杏の演技を浮いてると書いたけど、アンソニーは誉めてるのね(笑)。社交辞令じゃないの?
エディソンやショーンが出ているだけでなんとなく嬉しくなってしまいます。
原作は知らないのですが、とっても楽しめました。
天才的なドライブテクをもっているのに仏頂面の拓海がおかしかったです。