2005年上海大学との交流について

早稲田大学-上海大学の交流について

第1回交流は、2005年2月28日~3月7日にかけて行われました
詳細は下記のリンクをご覧ください。

http://tokyo.cool.ne.jp/modoli/shanghai/index.html

リンク先より授業内容を引用しました。

文責:張文菁


交流期間中には、4日間にわたって上海大学の教授陣による特別講義と、学生同士の討論会が行われました。午前中の講義は中国語で行われ、上海大学中文系の修士過程に在籍している学生と一緒に授業を受けたのち、午後は自由に討論が行われました。

第一回目:≪文化研究≫ 王暁明先生
講義:「現代中国の都市文化について――上海を例として」
①上海の歴史~小さな地方都市から租界時代を経て極東第一の大都市へ
②改革解放による発展~現代の上海ドリ-ムとは
③上海都市文化の特徴~加熱する住宅購入競争と、1920~30年代への懐古趣味

討論会話題(一部):
・日本の大都市で今流行している文化とはどんなものか
・日本と中国の若者にとって「国家」や「民族」とはどんな意味を持つのか


第二回目:≪上海の歴史と文化≫ 袁進先生
講義:「上海はなぜ文化の中心となったか」
・上海の成立
アヘン戦争までは小さな町だったが、沿岸で長江流域という地理が外国にとっては魅力的だったため、開港後発展。
・上海の発展
地理的条件+キリスト教徒が多く、外国人への抵抗がそれほど強くない+比較的教育程度の高い江蘇省と浙江省にはさまれていた。
・印刷文化の中心地へ
中国近代初の新聞 『申報』 の発行。租界が印刷文化を保護した。

討論会話題(一部):
・上海人はよそものに対して優越感を抱いているか。日本ではそのような現象はあるか。
・東京と地方都市との違いはあるか。


第三回目:≪中国当代文学≫ 王光東先生
講義:「90年代の中国文学」
・90年代の作品⇒①主旋律作品②商業主義作品③純文学作品
・現代の『知識分子』(作家たち)が直面している問題とは?
①文学は生活に密着する能力があるか?
ex. 艾偉≪小売店≫
②文学は独創性を切り開けるか?
ex.≪婦女聊天録≫≪万物花開≫
③文学は現実を批判できるか?

討論会話題(一部):
・日本ではどんな本が流行しているか
・『知識分子』は日本に存在するか

第四回目:≪中国映画と日本映画≫
講義:「中国映画≪活きる≫と日本映画≪東京物語≫」

討論会話題(一部):
・好きな映画について
・映画を見る時、もっとも重視するのはどの点か


中国語で行われる講義と、上海大学の同学たちの活発な発言にやや押された早稲田の参加者でしたが、それでも根性と千野先生の通訳でなんとかがんばりました!
討論会では活発な質疑が行われ、初日の話題は「愛国」に発展。「愛国教育はないのが普通だった」という日本の学生と、「あるのが普通だった」という中国の学生の間で、お互いの認識の違いに目が開かれることも。最終日に近づくにつれ、お互いに親しくなり、意見を言うことにも慣れ、興味深い意見交換ができるようになりました。

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