総天然色日記

映画、怪獣、プリパラなど好きなものについて色々書いていきます。

自作のフライヤーデザイン(+お遊び2)まとめました

2015-06-19 00:52:01 | その他
前々回の記事「芸術大学発の文芸誌「文芸ラジオ」のお話」で、自分が比較的真面目に美術をやっていた頃の作品を紹介したので(文芸ラジオの感想記事のはずなのに...)、ついでにデザインしたフライヤーなどもまとめて載せようかなと思います。
今見ると結構ひどいのもあったりしますがとりあえず全部載せます。

◆コム・ミュージアム(2013年)


大学に入学して最初にデザインしたもの。
当時所属していた団体のイベントが企画・運営していたイベントのフライヤーです。
名前だけじゃ何やってるイベントなのか全然わからないので、できるだけ内容が伝わるよう工夫した記憶があります。
結局採用されなかったのですが理由はよくわかんなかったので書きません(クオリティが低くて落とされたのではなくむしろその逆でした)。
今見たらすっごく目がチカチカするなー。
そういえばこのときは、色が多くてがちゃがちゃしてるのが好みでした。
6%DOKIDOKIとか、ファンタジスタ歌磨呂さんとか、紅林大空ちゃんとか。

◆ドローイング展(2014年)


これもごちゃごちゃ...。
コム・ミュージアムと同じ団体でやった展示のフライヤーです。
といっても主催は団体ですが企画・作品集め・搬入搬出・フライヤー作成・宣伝などほぼ1人でやりました。
「こういった展示をしたいのでこのスペースを貸してほしい」と会場に頼んだのではなく、逆に
「このスペースに何もないから人を呼ぶために何かやってほしい」と会場側から頼まれて、急遽企画しました。
ドローイングとは落書きのことです。
「額縁に入ったキャンバスを傾かないようまっすぐに壁に飾るだけが展示じゃないよ、それ以外の方法もあるんだよ」
というのを多方面にアピールしたかったのと、
展示というものに興味はあるけど敷居が高くてなかなか参加する勇気がないという人が周りにいたために、
展示作品をドローイングにすることにより、展示の敷居を低くしました。

こちらが実際の会場の様子です。
上半分が全て私の描いたもの、下半分が友達のものです。
ペラペラの紙に描かれたドローイングを壁に直接マスキングテープで貼るというかたちをとり、
これ以外にも部屋中の壁を全部ドローイングで埋め尽くしました。
大変でしたが、搬入するのも見るのもとても楽しい展示だったことを覚えています。

◆コルセットとイラスト展(2014年)


私は参加していませんが母親が参加しています。母の依頼で作りました。
おそらく某社会現象を起こしたロボットアニメの影響で、私は中学生の頃からずっと、
文字はデカければデカいほどかっこいいという可哀想すぎる勘違いをしていたのですが(ドローイング展なんて特にそうですね)、
これをデザインしていて、
「あれ、もっと文字小さいほうが良い...?あれ?もっともっと小さくてもよかったりする???ん?もしかして小さいほうが素敵?」
と気付くことができました。
これはフライヤーではなく葉書サイズのDMで、大通情報ステーションやギャラリー犬養さんに置いていただきました。
画面中央のマネキンが着ているものはコルセットも含め全て母の作品です。コルセットには勿論きちんとボーン入ってます。
母のブログはこちら→シロシタシマウマブログ
コルセットやドレスなど作品の写真が沢山載っています。

◆だからそっとしておいて展(2014年)


友達に誘われて参加させていただいた展示。
展示の内容に関しては前々回の記事「芸術大学発の文芸誌「文芸ラジオ」のお話」をご覧ください。
文字の大きさに関しては、コルセットとイラスト展で学んだことがわかりやすすぎるほど現れていますね。
これは文字を印刷した紙を実際に何枚か燃やして、気に入ったものを使いました。
なぜPhotoshopや絵の具などで燃えた風の加工をせず、実際に燃やすなんて危険な真似をしたのかというと...
アナログ特撮脳だったからです。
円谷特撮が好きすぎたからです。

◆芸工生の途中経過展(2014年)


2013年に所属していたところとは別の団体で企画した展示です。内容についてはフライヤーの説明文をご覧ください。
これはドローイング展での発想がヒントになっていますね。
とにかく「展示とはこうあるべき」みたいなのを壊したかったというか、新しい可能性を提示したかったのだと思います。
デザインの元ネタは、絵を描く人にとってはおなじみの、マルマンのスケッチブックです。
また、没になったデザインがこちら。

Twitterでの告知ツイート風にしました。
会議で両方のデザインを出したところ、多数決でスケッチブックのほうになりました。

◆おまけ ゴジラ対イリス(2014年)


特撮ならなんでも大好きの、とある先輩から教えていただいた遊び。
勝手にタイトルロゴを作って、他作品の怪獣同士を対決させたり、平成の作品に登場する怪獣をあえて昭和っぽくしたり...という、超楽しい暇つぶしです。
イリスがイソスっぽくなっちゃったのだけがちょっと残念。
ゲバ文字フォントGavadon Ultra-katakanaを使いました。両方フリーフォントです。

◆おまけ マッコウクジラ対ダイオウイカ(2014年)


ゴジラ対イリスと同じ流れで作ったもの。このときものすごくクジラにはまっていて、4,000円するクジラ図鑑を買いました。
そしてなんとこれ、山形県上山市にある遊園地「リナワールド」の4Dシアターの現在の上映プログラムとまさかの被り。

私のマッコウ対ダイオウは、一度Twitterで公開したことがありますが、まさかリナワールドさんがそれを見ているなんてないと思うので普通に偶然なんですけど、
それよりも私はこれに感動したんですよ。
「マッコウクジラ対ダイオウイカ」→「ダイオウイカvsマッコウクジラ」
怪獣好きの皆さんでしたらもうお気づきですね。
そうです。対がvsに変わることにより、名前の順番も入れ替わったんです。
モスラ対ゴジラ(1964)→ゴジラvsモスラ(1992)と同じ現象が起きているんです!!!
素晴らしい偶然ですよね。さすがにこれはテンション上がりました。
ちなみに私は多分リナワールドでダイオウイカvsマッコウクジラを見ることはないと思うので、行かれた方は感想を教えてください。

◆まとめ

元々私はデザインを専攻しているわけではないので、(実は所属はデザイン学科ではなく美術科です)クオリティも作品数も全然...ですが
こうして振り返ってみると楽しいですね。
というかデザイン専攻じゃないからこそなんですよね。結構くだらないプライドかなとも思うんですけど、
ここの大学の人、特に私がいた団体の人達は、
「デザインは専門で勉強している人に任せればいいじゃん」とか
「自分達はデザイン専門に勉強してるから(あなたよりセンスあるから)こっちにやらせて」とか
そういうつまらない固定概念をもった人が多くて、やだなーと思って
専攻していなくたって作れるんだぞ!と頑張っていた記憶があります。
折角色々な学科の人が集まる団体なんだから、学科に縛られない考えでやったほうが楽しいのに...とも思いました。
確かに、彼らの言うことは間違ってはいません。
毎日沢山の量の課題をこなし、先生方に厳しい言葉で講評されながら一生懸命デザインの勉強をしている人のほうが良いものが作れるのは確かです。
でも、何がおかしいかって、私がこれを言われたのは大学に入学してまだ数ヶ月しか経ってない時期だったんです。
そして私は、高校のときからデザインの勉強をしていたし...
何が言いたいかというと、大学に入学して初めてデザインを専門的に学びはじめて数ヶ月の人と、
高校3年間でデザインを勉強した人の能力は、そんなに大差ないのでは?
ということです。
それなのに、自分達がデザイン学科に所属しているというだけで、私のやることを否定的な言い方をしてくる人達が当時は本当に本当に嫌いで、
負けてたまるか!という気持ちで作っていました。まぁ今見ると私のセンスもだめだめなんですけどね。
でも入学当初はとにかく、
「この大学、頭固くて変な固定概念でガチガチで、古臭くてつまらなくてダサい人多っ!」
て思っていました。みんな芸術勉強するのに、そんなにガチガチでどうするの...と。
いや、上から目線にも程があるし、価値観が合わないだけでそこまでボロクソに言うお前が一番視野の狭い人間だよ、と言われればそれまでなんですがね。
そしてそういったガチガチの人達を否定して終わりなんじゃなく、
こういうやり方もあるんですよ、いくらでもやりようがあるんですよというのを知ってほしい、という気持ちから、
ドローイング展や途中経過展が生まれたりしたので、結果的に良かったんですけどね。
賛同者や協力者も多数いたので、価値観の合わない人しかいなかったわけではないですし。

ダイオウイカのくだりで大分話が変な方向に行ってしまったので、それっぽいまとめを書いて軌道修正するつもりだったのですが、
何様のつもりだって感じの説教臭い話と愚痴ばっかりになってしまいましたね。
まぁ昔の作品を見て当時を振り返ってみたら、当時感じていたことを思い出したというだけなので
今はそこまで荒れていないです。自分に合わない場所からは距離をおいたほうがいいということも学びましたし。

ちなみに一番気に入っているのは、だからそっとしておいて展です。
その次がゴジラ対イソスです。



2 コメント

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Unknown (itou_da)
2015-06-21 09:12:50
最後の1行に声を出して笑った。
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Unknown ()
2015-06-26 01:49:38
伊藤さん

まず、ブログ見てくださっていたんですね!笑
ありがとうございます。
ああいうおふざけ系はたまにやると楽しいです。
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