総天然色日記

映画、怪獣、プリパラなど好きなものについて色々書いていきます。

シロイルカがマジでかわいいからみんな見てほしい

2016-09-04 23:17:19 | その他
海の生き物の中で一番好きなのはクジラです。
タイトルにシロイルカと書いてありますが、イルカはクジラの仲間です。イルカとクジラの違いは大きさだけで、実は同じ生き物です。

以前、「特撮その他、コンテンツ以外の話もできるようになれる人間にならないとなぁ」と思い、ツイキャスでクジラについて1枠ぶん使って語りました。以下のリンクは録画公開のログです。
http://twitcasting.tv/ro_si3/movie/296956469
配信前は、生物学を学んでいるわけでもない、図鑑に書いてあることしか知らない自分が30分も持たせることができるのかと不安でしたが、実際に話してみたらすごく楽しくてコメントの反応もとてもよく、私自身もっとクジラについて知りたいとこの時改めて思いました。


先述の配信でも少し触れたのですが、私はイルカと呼ばれているものの中ではシロイルカが一番好きです。
今回はシロイルカの魅力について語っていきます。

・頭の形が独特



シロイルカは一般的にイルカと聞いて連想する種、つまり体が黒っぽいイルカと比べて頭の形に特徴があります。
マッコウクジラのように頭が出っ張っているのです。
これはメロンという器官で、ハクジラの仲間はみんなこれを持っています。
ハクジラの仲間は超音波を使うエコーロケーションと呼ばれる手段を使って海の中で生活しているのですが、メロンはエコーロケーションを行うために必要な器官です。

また、そもそもの顔の作りが笑っているように見えて可愛いんです。
他のイルカと比べて口の先があまり尖っていないので、顔の印象が違います。


・やわらかい



シロイルカはメロンが大きく、しかも自分の意思で変形させることが可能で、水族館のショーなんかではその様子を見せるパフォーマンスもあります。
しかもこのメロン、変形自在ということもありめちゃくちゃ柔らかくて、Youtubeで動画を検索するとその様子を見ることができます。
また、メロンに限らずシロイルカは体全体が脂肪に包まれており、とても柔らかいです。
シロイルカは北極圏で生活しており、沢山の氷で傷ついてしまう身体を保護するため、また寒さに耐えるために15センチほどの脂肪の層に身体を包んでいます。

私のイチオシはこの動画、



特にこの瞬間が大好きです。



シロイルカが水槽のガラスに顔をくっつけることによってメロンが変形していることがわかります。この様子がとてもかわいい...!

ただ、少し心配なのが、この動画に登場するシロイルカはやたらと人間に向かって威嚇している様子が多いことです。



イルカが人間などに向かって突然大きく口を開けるのは、「これ以上近寄るな!」という威嚇の意味があるとされています。
このYoutube動画はいくつかの動画を編集してまとめているため、この動画のシロイルカが全て同一個体かどうかはわかりませんが、これだけ頻繁に威嚇の様子が収められているということは、水族館で生活する上で結構なストレスがかかっているのではないか、と心配してしまいます。
しかしネット上では(全く別の水族館での話ですが)こんな記述もありました。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1112723676
>暇を持て余したイルカたちが観客を驚かせて楽しんでいることがわかりました。ただ静かに見ているだけの観客は、
>イルカたちにとってはつまらない存在だったのです。

クジラの仲間は好奇心旺盛で人間に優しいため、この記事に書いてあることも合っているかもしれませんが、真相は不明です。
そもそもこの投稿自体が古く、元のソースが削除されているため現在は確認ができない状態です。
自分でもある程度の根拠に基づき、自分なりの見解を語れるくらいの知識と思考力が欲しいものです...。


・大きい

シロイルカは、全長5メートルほどと、イルカと呼ばれている種の中では身体が大きいです。
この「そこそこの大きさ」にも個人的には可愛らしさを感じます。
元々全身が真っ白という膨張色で、なおかつ身体が大きく、更に頭の形が丸っこく、全身が脂肪に包まれているため、ふわふわして優しいような印象があります。



生まれたばかりの赤ちゃんは1.2〜1.8メートルととても小さいです。親子仲良く泳いでいる様子に癒されます。


+++

以上が私が個人的にシロイルカに感じている萌えポイントでした。
他にも、野生のシロイルカは春になると川に集まり、冬の間に氷で傷つきボロボロになった肌を脱皮する...といった行為に、健気に一生懸命「生きる」という概念を強く感じ、当たり前だけどただかわいいだけじゃないんだよなぁ...と感慨深くなったり、
ホッキョクグマなど天敵を欺くために白い身体をしているのですが、実際にシロイルカの生存率はとても高いことを知ってとても安心したり、
その割に子供はかなり黒っぽい身体をしており、生まれてから10年ほどかけてやっと白い身体になるのは、大丈夫なのか?幼い子供こそ安全な白い身体であるべきでは?と心配になったり、
水中に潜ってしまったばかりに、大量の流氷に閉じ込められて顔を出すことができず死んでしまう個体もいるという事実を知ってとても悲しくなったり...等
まだまだ語りたいことはあるのですが、自分の知識不足ということもあり、今回はこの辺りに留めておきたいと思います。


飼育されているシロイルカは現在、日本では鴨川シーワールド、八景島シーパラダイス、島根県立しまね海洋館AQUAS、名古屋港水族館の四箇所で会うことができます。
どの水族館もショーをやっていて、柔らかい頭に実際に触れたりといった体験もできるはずです。
私は東北に住んでいるため、なかなか行くのが難しいのですが、国内なので実現不可能な話ではないですし、いつかお金を貯めてシロイルカに会ってみたいものです。

更に、つい最近のニュースなのですが、私の実家のある北海道の湖にシロイルカが迷い込んだようです。
北極のベルーガ、北海道でひとりぼっち 遊び相手は漁師:朝日新聞デジタル

このシロイルカは現在一般人が会いに行くことは許されていないそうで、ちょっと残念にも思ったのですが、
もし仮に許可されていたら、ストレスがかかってしまったり合わない食べ物を与えられたりして大変なことになるかもしれないですし...とても正しい判断と思われます。

また、シロイルカは全身が白という大きな特徴があり、水族館の人気者ということもあってか、立体物もそこそこ制作されています。
その中で、特に私がいつか手に入れたい二つを紹介します。

「ActivePillow水夢くん シロイルカ」



全長1.2メートルなので、シロイルカの子供と大体同じくらいの大きさですね(先述の通り、シロイルカの子供は真っ白ではないですが...)
私はシロイルカの魅力を知ったその時から、その柔らかい身体に触れたい、抱きしめたい...あわよくば抱きしめながら寝たい と思っているのですが、
イルカ・クジラは普段水中で生活しているため、長時間陸上にいると自重で肺が潰れて死んでしまいます。また、肌が乾いて火傷のような状態になってしまいます。
なので私のその夢はシロイルカがシロイルカである限り永遠に叶わないのですが、抱き枕だったら感触こそ違えど、思う存分愛でられるし安眠できるのではないでしょうか。
というかこの抱き枕、シロイルカはグレーも販売されているので、かなり"わかっているな"と思います。


「アニア シロイルカ」



こちらはタカラトミーが出している動物のリアルフィギュアシリーズです。

日本製かつ、子供向けの商品なのに、こういうグッズにありがりな「ダメな方向の"媚び"」がほとんど見られず、大まかな印象はかなり実物に忠実なところが好感度が高いです。
特徴的な歯までしっかりと造形されていますね。
また、「それぞれの動物の特徴を直感的にとらえる」というコンセプトのアニアで、頭がプニプニしているという最大の特徴をもつシロイルカを立体化した上で、プラスチック製という商品の特性上その特徴を再現できないため、他の海獣同様"口の開閉と尻尾の可動"に留めている点はかなり割り切った決断だなぁ...と思いました。
この「アニア」シリーズ、一体600円と怪獣ソフビ程度のお手軽な値段で入手でき、かなり出来が良くラインナップも豊富...これは一度手を出してしまうと大変なことになるやつですね。すごく欲しいんですけども。

+++

以上、今回はシロイルカのお話でした。
動物について調べたり、そこで得た知識を人に紹介したりするのはとても楽しいので、これからも続けていきたいです。
また、ツイキャスの時に気付いたのですが、創作物である特定のコンテンツに比べて実在する動物の方があまり相手を選ばず語れますし、その対象について詳しく知らない、今まで興味を向けていなかった人も食いついてくれますね。
コンテンツの話は、どうしてもその作品を見ていることが前提となってしまうのが実は難しいところです(もっと語るスキルがあれば未見の人にもある程度面白く説明することはできるのでしょうが...)。
いろんなジャンルの話を誰が聞いたり読んでも面白く感じられるようにプレゼンできるようになるのは今後の課題だなぁと思いました。

シロイルカはどんな仕草をしていても楽しそうでかわいくて癒されるので、これを読んで興味を持ってくださった方は是非Youtube等で動画を探してみてください。
動画を見て、水族館で飼育されている個体と野生の個体の違いなんかを探すのも楽しいですよ。

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