まーくんブログ「人生って何?」私自身の体験をお話しします。お役に立てれば嬉しいです。

何のために生きてるのか? 人生に目的はあるのか? 死んだらどうなるのか? 悩みを解決するにはどうしたらいいのか?  

第188話 人生では何が起きるかは与えられる。それを体験してどれだけ成長するかは自分が決める。

2022年02月25日 | 人生研究
人生とは個人の意志に従って生きているものだと信じる人は実に多いと思います。
そのせいもあって多くの人が人生の中でまさに自分が犯したように見える失敗や罪を悔やみ(実際そのように見えるから不思議ですが)あるいは自分がこんなにも悪い人だったと懺悔し反省したりします。自分が死ぬときでさえ達成感よりも自分が抱えてきた罪の意識を涙と共に詫びていく人は多いと思います。

しかし人生の仕組みの真実はそうではなく 人生とは個人がその中でどんなことをしたかを見るものではありません。 その人が体験したことがなんであれ(実際は前もって設定した筋書きに沿って体験したことですが)その体験を通してどれだけ学んだかを見るものです。人生の目的は成長だからです。どんな体験であったかを詮索しなくても そこから学んで成長すればよいのですから 体験自体は学びのためのツールのようなものなのです。また人が評価してくれる良い体験をしたからよい人生だったというのではなく 目的は自分自身がどれだけ成長したのかだけなのです。

人生とは従って どれだけ正しく生きたかでもないし どれだけ成功したかでもないのです。どれだけ学んだか どれだけ成長したかだけです。
成長する前は成長していなかったのは当たり前ですから あまり自慢できないような失敗も多くしてしまっているのがむしろ当たり前とも言えます。
そして自分や他人が如何に成長していないかを批判するよりは どんなに小さくても成長できたことに注意を向けお互い感謝し喜びあうことなのです。

つまり早い話が 人生でなにかを経験するための出来事や環境設定は 魂の仕事です。人間がそれを体験して成長して行くのです。魂も人間がどう体験するかが勉強になっているのです。
ですから人間が人生の出来事に対し 否定したり委縮したり反発したりせずに 素直に受け入れて体験し学ぶことが大切なのです。そして学びの結果として自分がどんな人間になりたいか方向を決めていく。つまり新しい自分に変化していく方向を決めるのです。難しい言い方では「自分を新しく創造していく」とも言います。人間の中に入っている魂は 人間のそういう変化をもろに味わって喜んでいるのです。

人間は何かの出来事を体験するとき たいていの場合「この出来事は私のことじゃない」と言います。そして楽しくない経験が多いから 顔をしかめます。つまりそのとき人間(そして天使も)学んでいる最中なわけです。人間が自覚しているかどうかは別として 成長というプロセスを今踏んでいる最中なわけです。よく自分が被害者のように感じたりしますが。
人生とはそういう出来事の羅列が向こうからやってくるように見える仕組みです。
人生の目的に進むとき 人間は自分自身を体験しているのです。ですので逆らったり逃げたりしないことです。

ですから例えばそのひとの学びのテーマが愛を学ぶことだとしますと 愛のない体験を何度も何度も魂がさせてくれるので さすがに わかりやすい筈です。今愛について学んでいる最中なのだと理解していれば良いわけです。そういう目で日常を見ると 例えば家庭でも学校でも職場でも 愛が乏しい瞬間を見ることは結構あると思います。そんなとき愛が何かまだわからなくても相手や周りに対して自分が愛だと思うものを差し上げることにするわけです。気分が良くなればそれが魂からのOKサインです。気分が良くなることは多くの場合 魂からのサインだからです。

魂は人生の要所要所で病気や思わぬ事故などの挫折を用意してあります。人間を成長させるためのツールです。その人間の成長レベルに合わせて学べるような現実を創るのです。
ですからよく「事実は小説より奇なり」と人々が言います。
それはつまり神レベルである魂が人間の人生で起きる現実を創っているから 人間がこちらで書いた小説より発想が奇抜性に富んだことが起きるのは当然です。どう受け取っていいかわからず まるで推理小説を解いているように感じるときさえあります。何を学べといってるのかなって。

神が書いた人生のシナリオ(もともと神のレベルでしか書けないと私は思っております)それをその人の人生の現実として人間に対して起こし 人間がそれを体験していろいろ試行錯誤しながら 次第に目標とするような自分になっていくというのが人生の筋書きです。人間は樫になることを夢見るアスナロなのです。

このように人生の筋書き自体は前もって決められていますが そのことを知らされてない人間が成長していくためにはどうすればいいのでしょうか。
まず体験することから逃げず抵抗せずにしっかり受け取ることから始まると思います。まず受け取らない限り前進できないのです。
そこから新しい自分を創っていくという仕事が待っているのです。
それが成長へのプロセスというわけです。

新しい考え方新しい価値観の自分に変化すること つまりなりたい自分になるために新しい自分を創造していくという仕事をするのです。それが天使の役目つまり人間の目的です。
人生はそのための決まった筋道というものが無いし また自分が何をやりたいかがなかなか見つからないので 人間は孤独で放り出されて迷ったように感じるので 生きるということは大変な仕事です。

人間はたった一人で人生を生きているように感じますが 実は決してそうではなく 基本的にネットワークで人生に取り組んでいるのです。つまり魂どうしのネットワークです。連帯責任のネットワークです。助け合いのネットワークです。
ですから人生は個人ベースではありません。そのように見えるだけです。
(第188話終わり)


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