ウィミンズネットいわた

~男女共同参画社会の実現をめざして~

井戸端会議 2008.1.26

2009-01-04 11:01:14 | 活動報告
静岡県男女共同参画社会づくり活動に関する知事褒章(事業所の部)を受賞された磐田化学工業社長 鈴木敬三さんをお招きして、井戸端会議・子育てシリーズ№5を1月26日に行いました。
テーマは「あたり前のことをしていたら、女性も働きやすい会社になっていた!-子育てしながら働く親と企業-」です。

~~~~~ 磐田化学工業社長 鈴木敬三さんのお話 ~~~~~

「男女共同参画」というのは、この知事褒章を受章して初めて知った。
“同じ仕事をしていたら同じ給料”は普通に考えたらあたり前のことだが、派遣・パートと正社員では給料が随分違ってくる。それを解決するには、意欲のある人は正社員にするしかなかった。しかし、この考え方は、世間では非常識らしい。
昨年廃業の会社は10万社。元気のある地方はないし、繁華街がシャッター通りになっている。  5~6年給料も上がっていないし、政治も信じられない。いつ何が起こるかわからない現在では、利益を上げている大会社でもそれを維持していくために必死な時代である。多くの会社は利益をあげるために、正社員を減らし派遣やパートを増やして人件費を抑制している。
当社では、女性従業員16名の約半分がパートから正社員になっていて、16名の内 部長2名、課長2名、係長1名。最初にパートから正社員になった女性は、パートから準社員そして正社員で、現在総務部長になっている。開発部の女性部長は入社して1年半だったが、開発事業案の社内公募で選ばれた。最初の頃の人は随分苦労していたが、今は環境が整ってきた。会社としては、フレックスタイム制度や有給・育休を有効に使うように勧めている。子育て経験者は自分が苦労した分、子育て中の人のフォローをしてくれて、会社全体が良い雰囲気になっている。子育て中の人や、パートから正社員になった人も、感謝の気持ちでよく働いてくれている。人財不足なんてことはない。大会社もそのうち気づくだろう。
現在、男女・社歴・学歴に束縛されない人事になっている。もちろん、パートから正社員にするとか、後輩を先輩の上の役職(逆転人事)にするのは、能力だけでなく周りとの人間関係もみてから決めている。この逆転人事も最初はギクシャクしたこともあったが、今は先輩が推薦することもある。このようにいろいろな取り組みをしているが結果がまだ出ていないので、会社である以上、利益という結果を早く出したいと思っている。

~~~~~ アンケートより ~~~~~
・このような会社があったとは・・・との思いです。
・人を大切にする姿勢、人材・人財が長期的に会社の繁栄をもたらすという考え方(人が組織をつくる)、常識にとらわれず性別・経歴等より実質に基づいたものの見方など、非常に感銘を受けまた励まされました。
・個人ひとりの力では動かない事も、みんなの意見で共鳴しあえば大きな力となり動くこともあるかなと思いました。男・女にとらわれず幸せな生活がおくれるようになるといいと思います。
・環境整備の大事さ、社員を仲間として接したいと思いました。物事を視野が狭い中で考えておりました。自社でも社会でも家庭でもいろいろチャレンジしてみようと思いました。
・女性も参画できる環境作りを会社内で考えてみたいと感じました。
・会社経営の中で利益・人事・仕事その中でどう考えていくかという点、今日は“女性”という内容が中心でしたが、それは女性のみならずということでも参考になりました。機会があればもう少し具体的にお話しをうかがいたいと思いました。


男女共同参画ニュース  2007.12

2009-01-04 10:57:38 | 男女共同参画ニュース
☆男女共同参画情報メール第154号(H19.12.21発行)
-----------------------------------------------------------------------
◆◆ 男女共同参画局から ◆◆

● 「高齢者の自立した生活に対する支援に関する監視・影響調査」の中間的な論点整理の公表
男女共同参画会議の下に設置された「監視・影響調査専門調査会」において、「高齢者の自立した生活に対する支援に関する監視・影響調査」の中間的な論点整理を取りまとめ、平成19年12月18日(火)に公表しました。
 高齢者と一言で言っても、女性の方が男性よりも寿命が長く、また生活実態、意識、身体機能など様々な面で男女間での違いが見られます。さらに、働き方をはじめとして若い時期からの男女の置かれた状況の違いが影響し、それが高齢期の男女間の差の固定化につながっていると考えられます。これらを踏まえ、
長期的かつ世代横断的な視点で施策の在り方について検討を進めて参りました。
 中間的な論点整理では、①経済的な困難を抱えている高齢女性の問題に対応した人生の各段階における女性就労環境の整備、②高齢女性向けの就業相談、幅広い活動領域における高齢女性の能力活用、③性差に配慮した医療・介護予防への取組、等の重要性について述べています。
 
●仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)シンポジウム(仮称)を開催します。
目 的:
 12月18日にワーク・ライフ・バランス推進官民トップ会議において「仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)憲章」及び「仕事と生活の調和推進のための行動指針」が出されたところであり、これに基づき、企業及びそこで働く人々やこれから社会に出て行く学生の皆様に仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)への取組課題を引き出す機会を提供する。
主 催:男女共同参画推進連携会議・内閣府
日 時:平成20年2月16日(土) 13時開始予定
場 所:学術総合センター 一橋記念講堂及びセンター内会議室
     (東京都千代田区一ツ橋2丁目1番2号)
内 容:全体会と分科会の2部構成

*************
上野千鶴子著「おひとりさまの老後」が32万部をこえました。ワークライフ・バランスを考えながら、どんな風に働き、暮らし、どんな老後に向かっていくのか!?課題は多いと思います。


井戸端会議  2007.12.16

2009-01-04 10:52:13 | 活動報告
「井戸端会議 子育てシリーズ№4」を行いました。
テーマは「子どもの心の窓をのぞいてみませんか」ということで、NPO法人交流分析協会認定交流分析士の三浦正人さんを講師に迎え、エゴグラム(自己分析)を中心にお話を伺いました。
エゴグラムは参加者が図や表を使って、実際にそれぞれ作業をしながら進めます。

*エゴグラム
①丸い物には何がありますかということで、イメージした物を2分間で書き出します。(お盆、CD、めがね、ボタン、鼻の穴…)参加者の中には15以上書き出した方もいました。
②うれしい事、楽しい事を2分間で書き出します。
身近な事での感動が紹介されました。
③私の心力(ココロパワー)を測定しましょう
50項目の問いかけに、はい○、いいえ×、どちらでもない△をそれぞれ記入し採点しました。その数値により、親の心(教えられた私)、成人の心(考える私)、子どもの心(感じる私)を折れ線グラフで表しました。
④2人組になり、パートナーに渡された絵と同じ絵を描いてもらう。ルールとしては、口頭のみで伝える事、途中パートナーの絵を見てはいけない事がありました。4組に分かれて、2分間で行いました。伝え方のむつかしさを体験しました。
⑤ありがとうの小径という事で、この道にきたら、感謝の気持ちを持つ事をイメ ー ジして実際に地図に表す。

~~~~~~~~~~~~~三浦正人さんのお話~~~~~~~~~~~~

自分の心を見つめるという事が、交流分析である。伝えたい事を的確に、相手はどう聞いているのか、それを考える時、言葉の意味はわずか7パーセントであとは、態度や表情で補う事が大切である。迷ったら、まず行動に移す事が大切である。しかし、時と場合によりやらない勇気を持つ事も必要である。

アンケートから
・意識的にいいなと思う方に○をつけた面がある。だが、自分のあろうとしている自分が出ていた。    
・昔聞いた事のある牧師の話のようでした。
・人間の心を説き明かすような話でした。
・互いに自分の心の歴史を言い合えて気持ちがよくなりました。
・自分の性格と思い込んでいましたが、そうではなく「心」は変化するという事で、気持ちが楽になりますね。
・今まで、何となく過ごしてきたような気がします。
・今からは、自分の人生をよく考え楽しく幸せになるぞと前向きになりました。
・ いろいろな考えを聞くと勉強になります。

******************
エゴグラムを体験したことで、自分自身がどういうタイプか知るきっかけができました。子育てをしていく時、自分の癖を知る事で、対応を考え直す事ができます。それこそが、子どもの心の窓をのぞく第一歩につながると思いました。

男女共同参画ニュース 2007.10

2009-01-04 10:48:04 | 男女共同参画ニュース
<男女共同参画ニュース>
今年度版の食育白書が閣議決定されたそうです。
+++++++++
「「家庭の役割」が重要 政府、07年食育白書を決定」@東京新聞/ 共同通信
2007年10月30日
 政府は30日午前の閣議で、2007年版「食育白書」を決定した。 「食」を通じて規範意識を備えた人間形成を図るため、あいさつの習慣 化など「家庭での食育の役割」の重要性を強調したのが柱。 白書は、食事の際に「いただきます」などのあいさつを「いつもする」と答えた子どもは、中学生で44・9%、小学生は63・2%にとどまったとの調査結果を紹介。その上で「保護者自らも『食』についての意識を高め、健全な食生活に努めることが重要」として親の意識向上 の必要性を指摘した。食育基本法は各自治体が「食育推進計画」の作成に努めなければならないと定めているが、白書によると、47都道府県のうち今年6月末現在で埼玉、千葉、神奈川、福井、長野、鳥取、広島の7県で未作成。政令指定都市、市区町村での作成は全体の4・1%にとどまっている。
++++++++++++++
この白書、早くも内閣府のウェブサイトにアップされています。
http://www8.cao.go.jp/syokuiku/data/whitepaper/index.html
http://www8.cao.go.jp/syokuiku/data/whitepaper/2007/pdf/gaiyou.pdf

食育という言葉について
「食育」という言葉はいつ頃から使われ始めたのでしょうか。これについては例えば明治時代の2冊の書籍が挙げられています。一冊目は、明治31年(1898年)に初版が発行された石塚左玄著「食物養生法」です。同書においては、「食能(よ)く人を健にし弱にし、食能く人を聖にし暴にし、食能く人を雅にし俗にするのみならず、食能く人の心を軟化して質素静肅に勤勉し、食能く人の心を硬化して華美喧噪に断行するに至る」と述べるなど、食が人に及ぼす影響が大きいことを強調しています。さらに「嗚呼何ぞ学童を有する都会魚塩地の居住民は殊に家訓を厳にして躰育智育才育は即ち食育なりと観念せざるや」(学童を養育する人々はその家訓を厳しくして、体育、智育、才育はすなわち食育にあると考えるべきであるとの大意)とし、体育、智育、才育の基本となるものとして「食育」の重要性を述べています。
 もう一冊は明治36年(1903年)に初版が発行された村井弦齋著「食道楽」です。同書においても、登場人物の会話の中で「智育と体育と徳育の三つは蛋白質と脂肪と澱粉のように程や加減を測って配合しなければならん。しかし先ず智育よりも体育よりも一番大切な食育の事を研究しないのは迂闊の至りだ」と述べており、智育よりも体育よりも「食育」が大切ではないかと指摘しています。
 しかしながら、その後暫くの間「食育」という言葉が世間で広く使われることはなかったようです。

井戸端会議 2007.11.3

2009-01-04 10:40:35 | 活動報告
<井戸端会議報告>
「井戸端会議・子育てシリーズ N O . 3」を行いました。
今回のテーマは「食」です。ウィミンズネットいわたの会員でもあり、看護師でもある木村由美さんにお話を聞きました。
試食の十二穀米と落花生の煮物、野菜たっぷりの味噌汁、緑茶もおいしくいただきました。
  
~~~~~~~~~~~~~木村由美さんのお話~~~~~~~~~~~~

子どもたちは病気を食べている!?
長寿国日本をささえてきた70代以上の人たちは、何十年とどんな食生活をしてきたでしょうか。人が病気になる原因は大きく分けて二つあります。外からの要因(たとえばウイルスや細菌等に感染する)と内からの要因(生活習慣病などから引き起こされるもの、癌も含む)です。そして遺伝、環境(空気、水、日光など)も関係してきます。病気にならない体づくりをするために、遺伝や環境を一朝一夕に変えることは容易ではありません。
生活習慣、特に食事を見直すことは身近で一番変えやすいのではないでしょうか。
欧米人より長い腸を持った日本人の体は、日本本来の食文化の長い歴史によって進化したものだと思います。肉や乳製品は長い腸に大変負担をかけます。欧米化した戦後(たった60年で)の食生活がそれまでほとんどなかった大腸癌など癌の引き金となって、1985年より日本の死亡原因第1位を癌が占めている原因ではないかと言われています。
日本人の腸(内臓)の声を聞き、本来備わっているからだの仕組み=人体取り扱い説明書のとおりの食べ方をしていくと自然に健康へと導かれるのではないでしょうか。
身土不二、旬のものをできるだけとり、新鮮で自然なものを(加工されていないものを)食べることを子どもたちに伝えることが大切になります。
不自然なもの(添加物、化学薬品漬け、農薬漬け)をできるだけ体の中に取り込まず、日本伝統の食(豆、ゴマ、わかめ、野菜、しいたけ、芋)=(まごはやさしい)にあった調理を食卓にあげることが望ましいと考えます。
そして、食事づくりは、忙しく働くお母さんだけでなく家族みんなで! 家族のだれもができることを、できる人が、できるときにするのがよいと思います。みんなが家事をすることで昔ながらの家族団らんを復活するきっかけになるでしょう。それが子どもを病気から守り、豊かな家族生活を導いていくものだと思います。

男女共同参画ニュース 2007.9

2009-01-04 00:22:48 | 男女共同参画ニュース
性別役割分業について尋ねる質問をしている「男女共同参画社会に関する世論調査」の結果が発表になり、新聞各社に掲載されました。その一部を紹介します。
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
「夫は外、妻は家庭」に反対、半数超える・内閣府世論調査」@日経
内閣府が9月29日発表した男女共同参画社会に関する世論調査によ ると、「夫は外で働き、妻は家庭を守るべきだ」との考えに反対する人 の割合が52.1%と1992年の調査開始以来、初めて半数を超えた。賛成は44.8%。内閣府では「男女の役割分担を固定的に考える傾向に変化がみられる」(男女共同参画局)と分析している。
ただ現実の家事分担では、妻の仕事として「食事の支度」を挙げたのが85.6%、「掃除」も75.6%と高い。仕事と家庭のどちら を優先するかでも「仕事を優先する」は女性の17.3%に対し、男性は40.2%。男女の仕事と家庭に対する考え方には依然開きがある。
 一方、結婚観や家庭観では「結婚しても必ずしも子どもを持つ必要は ない」との考えに反対の人が59.4%と2004年の前回調査に比べ8.1ポイント上昇。「結婚しても相手に満足できないときは離婚すればよい」との考えに反対の人も47.5%と同7.4ポイント上昇し、賛成の46.5%(同4.6ポイント低下)を逆転した。
----------------------------------------------------------------------------------
◆◆内閣府男女共同参画局から ◆◆
● 「女性の政策・方針決定参画状況調べ」について
平成19年9月11日、男女共同参画局は「女性の政策・方針決定参画状況調べ」を公表しました。これは、政治、行政、司法等の様々な分野における女性の政策・方針決定過程への参画状況について、毎年、直近のデータを収集し取りまとめているものです。本年は、男女共同参画会議の決定に基づく「「2020年30%」の目標のフォローアップのための指標」を初めて掲載しました。
全体として、政策・方針決定過程への女性の参画の拡大は緩やかです。各分野において「2020年30%」の目標(2020年までに指導的地位に女性が占める割合が、少なくとも30%程度になるよう期待)を達成するには更なる努力が必要です。 詳しい調査結果については、下記URLをご覧ください。
http://www.gender.go.jp/statistics-index.html
● 「地方公共団体における男女共同参画社会の形成又は女性に関する施策の推進状況(平成19年度)」について
 平成19年9月11日、男女共同参画局は「地方公共団体における男女共同参画社会の形成又は女性に関する施策の推進状況(平成19年度)」を公表しました。
 全体として、多くの地方公共団体において、男女共同参画に関する施策について、前進がみられます。
 男女共同参画に関する計画については、全ての都道府県及び政令指定都市において策定済み、市区町村においても、初めて5割を超えました。 また、審議会委員の女性比率は、都道府県及び政令指定都市において順調に増加していますが、市区町村においては自治体間に格差が大きい状況にあります。
 一方、管理職(本庁の課長相当職以上)の女性比率は、緩やかな増加傾向が続いているものの、依然低水準にとどまっています。また、女性登用に関する自治体間の格差は大きく、女性管理職が1人もいない自治体も多くあります。 詳しい調査結果については、下記URLをご覧ください。 
http://www.gender.go.jp/suisin-index.html

井戸端会議 2007.9.2

2009-01-04 00:13:49 | 活動報告
「井戸端会議 子育てシリーズ№2」を行いました。今回は新任でいらっしゃった教育長さんのお話と交流会です。テーマは「子どもたちの環境どう変えるの?」

 ~~~~~ 磐田市教育長  山田素子さんのお話 ~~~
  
<教育長や教育委員会と磐田市の教育について>
全国の教育長の平均年齢は都道府県では58.9歳、市町村では63.7歳で、教職員出身者が多い。静岡県では牧ノ原市と磐田市が教職員出身ではない。教育委員会は首長から独立した組織である。教育行政における重要事項や基本方針を決定し、それに基づいて教育長が具体的な事務を執行する。磐田市では教育目標を「ふるさとを愛し、未来をひらく、心豊かな磐田市民の育成」とし、生きる力を育んで次世代の育成や社会教育などの充実に力を入れている。
  
<教育行政を目指したきっかけ>
子どもの頃、父の転勤で2回の転校をし、いろいろな経験をした。そういう経験を積んで学校ってなんだろう、教育ってなんだろうと思った。地域によって違いがあり、ひとつの学校やひとつの地方だけよくするのではなく全国の教育をよくしたいと考え、高校時代から漠然と大学は教育学部で学ぼうと思っていた。大学院では専門的に教育行政を専攻した。  
<文部科学省での仕事>
平成11年度文部省へ入省。教育改革国民会議の事務局として報告書の作成に携わった。国会の審議では、質問が夜中に出ることもあり、朝まで掛かって答弁書を仕上げたことも度々あった。第1子出産の時は育児休暇を10カ月取った。育休開けは、国会出向になって参議院の法制局で働いた。第2子出産の時は、夫が7カ月育休を取った。

<磐田市へ>
磐田市の教育長のお話を頂いた時は、小さい子2人抱えての転勤は無理とお断りしたが、夫が協力的で新幹線通勤でなんとか通えると言ってくれ、実家の両親も応援するということで家族全員引っ越してきた。

 ~~~~~ 交流会での意見 ~~~~~~~~~~~~~~
  
・ 放課後児童クラブの場所が学校の余裕教室の場合、児童数が増えたところではそこですごす子どもたちの最適な環境がつくれないのは、指導員としてつらい。
・ 幼稚園の預かり保育が、もっと多くの園で、子どもたちに最適な方法で行われることを望む。
・ ふるさと先生はよい制度であるが、1年毎に契約していくということなので、同じ人がある程度継続して出来ないのか。

交流会では、保育園、幼稚園、放課後児童クラブ、小学校などについてさまざまな形で関わっている参加者から、現場の声を教育長さんに聞いてもらい、教育長さんも、出来るだけ現場に足を運びよい方向に進めていきたい旨の話がありました。

~~~~~~ アンケートから ~~~~~~

・ 簡潔明快で歯切れ良く、わかりやすいお話でした。もう少し時間が欲しかった。
・ 教育委員会の仕組み、役割、磐田市の教育についてお話が聞けて良かった。
・ 子育て中の母として、働くお母さんとして輝いている教育長さんにお会いできて良かった。

          *********************
今回は、教育委員会制度の概要や仕組み、磐田市の教育について資料を基に説明してくださり、また皆さんの意見にも真摯に応じていただきました。教育長さんは磐田にいらっしゃって3ヶ月あまり。公私共にお忙しい中、日曜日の午後(午前中も別のお仕事でした)、参加者一同よい機会を持つことができました。

井戸端会議 2007.5.13

2009-01-04 00:07:57 | 活動報告
19年度のテーマは「子育て」です。なんでも気楽に話し合える場としての「井戸端会議」の報告を順次掲載していきます。お茶を飲みながら、ざっくばらんなおしゃべりの「場」です。
子育てをしている時の親の気持ちや考え方、子どもの気持ち、おじいちゃんやおばあちゃんの気持ち、そして周りの環境、社会状況など影響することはいろいろあります。
そこで、今年度第1回は、「磐田市の現代子育て事情」、政策について、磐田市子育て支援課課長・内山敏子さんに聞きました。

~~~~~~内山さんのお話~~~~~~
現在、国が行っている子育て支援策の一つとして「児童手当の改正」がある。経済支援のひとつであるが、その理由としては、社会保障費の70%が高齢者、4%が子育て世代と差が大きいことと、経済支援を希望する人が多いからである。しかし、経済支援だけでは少子化に歯止めがかからない。そこで、企業にも次世代育成支援行動計画の策定を義務づけ、共に少子化対策に取り組んでいる。
磐田市では認可保育園は22園あり、現在2,061人の児童が入園しているが、待機児童は年々増え続けている。保育料は公立も私立も同じである。認可外保育園は11園あり、平成18年度から認可外に対する補助を行っている。
放課後児童クラブは、市内に25ヶ所あり、908人が利用している。夏休みなど長期の休みになるともっと増える。児童クラブの対象は3年生までだが、4年生以上、開所時間の延長などの希望もあり課題を抱えている。また、市内には、子育て支援センター、児童館、つどいの広場などがあり、親子交流や子育て相談などを行っている。主に家庭で子育てしている人たちが親子で利用している。
18年度から新たに、子育て相談員派遣事業、親教育講座、乳幼児一時預かり事業などを始めた。子育て支援策は様々あるが、必要なところへの経済支援、仕事と家庭の両立支援、保育所の整備などが必要である。しかし、究極は地域で支えあう仕組みづくりだ。このしくみができれば子育て世代だけでなく、高齢者や障がい者、ひいては災害時にも役立ち、住みやすい地域になる。
そして、人としての基礎を培う幼児教育が大事である。「人育てが一番大事」であるが疎かになっている。未来を担う子供をみんなで育てる意識が必要である。また、幼児教育の現場の多くは女性が担っている。男性が入りにくい。職場環境の改善も必要である。

~~~~~~参加者の声~~~~~~
・ショッピングセンター内の一時あずかりをしたらよい。効果を上げているところ もある。
・認可外保育園に預けて働く場合、会社が半分補助しているところもある。
・保育者の人間性やセンスも問題がある。
・転勤者の場合、子どもの連続した育つ環境が整備されないと、大きくなって弊害 が現れる。
・問題を抱えて切羽詰っている人は余裕がないと相談などに来ないので、民だけで はできないことを行政がきちんとやらないといけない。
・学童保育に行かされている子どもの気持ちはどうか?
 親の気持ちとのずれ、親の都合、子どもの性格などでも状況は違うことを考慮す る必要がある。
・幼保一元化(幼稚園と保育園を同じ場所で行う)の問題。
・子どもプラン・・・・ころころ変わるので振り回されてしまう。
・親の働き方、労働も子育てしやすいようにしなければいけない。
・子育ては楽しいと思わないと・・・楽しいと思える施策、社会環境が必要。

ニュースレター発行 2007.7.5

2009-01-03 23:53:35 | ニュースレター
ニュースレター発行のご挨拶
私たち「ウィミンズネットいわた」は、いわた女性会議委員を終了したメンバーを中心に活動を開始し、テーマを設けた話し合いの場をつくったり、交流、情報交換、講座開催を行ってきました。男とか女ではなく、誰もが生きやすい社会〈男女共同参画社会の実現〉に向かって、家庭、学校、職場、地域のあらゆるところで、今ある社会の中の格差に気づき、お互いを認め合い、住みよい社会にしていきましょう。
これから一人でも多くの人の気づきのために、ニュースレターを発行していきたいと思います。

6月23日 「磐田市男女共同参画センター」が福田支所3階にオープンしました!

私たちは、主な活動である「井戸端会議」という話し合いの場で、男女共同参画センターをテーマに話し合いを重ねてきました。広域に男女共同参画を推進するため、また男女共同参画センターの必要性を理解していただくために、「磐田市男女共同参画センター設置のための調査・研究事業」を受け、平成17年10・11月に4回連続「わたしたちの街のセンターはこんなのがいいな!“男女共同参画センターを創ろう”セミナー」を開催しました。磐田市における男女共同参画センター設置に向けた活動は、旧磐田市の「いわた女性会議 第2期 男女共生部会提言」が始まりです。旧磐田市では平成11年度より5年間にわたり「いわた女性会議」が行われており、第2期~第5期の男女共生部会において、「男女共同参画センターの設置」が提言されています。平成16年7月、最終第5期では全体の提言として「男女共同参画センターを設置する」が出されました。
磐南5市町村合併協議会においても、協定書協定項目の中の男女共同参画事業はいち早く合意され、活動や交流の場となる拠点の整備と男女共同参画条例の制定が挙げられました。また、いわた女性会議の終了後、平成16年7月に旧磐田市の呼びかけにより、合併五市町村から集まった12名により「磐田市市民カレッジ」が行われました。合併五市町村の人々の参加で進められた市民カレッジでは、いわた女性会議の提言をふまえ、合併後の男女共同参画センターの早期実現を視野に、議論、調査、検討を重ねました。そして、合併と現実的な可能性を検討した結果、平成17年1月に、合併市町村内の既存施設を利用した男女共同参画センターの設置を提言しました。
平成17年12月には、「磐田市男女共同参画推進条例」が制定され、平成18年4月1日施行されました。平成18年5月~9月まで5回の「(仮称)磐田市男女共同参画センター設置準備委員会」を経て、今年度早々にオープンできたことはとてもうれしいことです。
愛称も「ともりあ」と決まりました。センターでは、学習・研修、情報収集・提供、交流・活動支援、相談が行われます。今後は、多くの人が利用して、ここを拠点に活動が広がることを願っています。