ウィミンズネットいわた

~男女共同参画社会の実現をめざして~

井戸端会議 2007.5.13

2009-01-04 00:07:57 | 活動報告
19年度のテーマは「子育て」です。なんでも気楽に話し合える場としての「井戸端会議」の報告を順次掲載していきます。お茶を飲みながら、ざっくばらんなおしゃべりの「場」です。
子育てをしている時の親の気持ちや考え方、子どもの気持ち、おじいちゃんやおばあちゃんの気持ち、そして周りの環境、社会状況など影響することはいろいろあります。
そこで、今年度第1回は、「磐田市の現代子育て事情」、政策について、磐田市子育て支援課課長・内山敏子さんに聞きました。

~~~~~~内山さんのお話~~~~~~
現在、国が行っている子育て支援策の一つとして「児童手当の改正」がある。経済支援のひとつであるが、その理由としては、社会保障費の70%が高齢者、4%が子育て世代と差が大きいことと、経済支援を希望する人が多いからである。しかし、経済支援だけでは少子化に歯止めがかからない。そこで、企業にも次世代育成支援行動計画の策定を義務づけ、共に少子化対策に取り組んでいる。
磐田市では認可保育園は22園あり、現在2,061人の児童が入園しているが、待機児童は年々増え続けている。保育料は公立も私立も同じである。認可外保育園は11園あり、平成18年度から認可外に対する補助を行っている。
放課後児童クラブは、市内に25ヶ所あり、908人が利用している。夏休みなど長期の休みになるともっと増える。児童クラブの対象は3年生までだが、4年生以上、開所時間の延長などの希望もあり課題を抱えている。また、市内には、子育て支援センター、児童館、つどいの広場などがあり、親子交流や子育て相談などを行っている。主に家庭で子育てしている人たちが親子で利用している。
18年度から新たに、子育て相談員派遣事業、親教育講座、乳幼児一時預かり事業などを始めた。子育て支援策は様々あるが、必要なところへの経済支援、仕事と家庭の両立支援、保育所の整備などが必要である。しかし、究極は地域で支えあう仕組みづくりだ。このしくみができれば子育て世代だけでなく、高齢者や障がい者、ひいては災害時にも役立ち、住みやすい地域になる。
そして、人としての基礎を培う幼児教育が大事である。「人育てが一番大事」であるが疎かになっている。未来を担う子供をみんなで育てる意識が必要である。また、幼児教育の現場の多くは女性が担っている。男性が入りにくい。職場環境の改善も必要である。

~~~~~~参加者の声~~~~~~
・ショッピングセンター内の一時あずかりをしたらよい。効果を上げているところ もある。
・認可外保育園に預けて働く場合、会社が半分補助しているところもある。
・保育者の人間性やセンスも問題がある。
・転勤者の場合、子どもの連続した育つ環境が整備されないと、大きくなって弊害 が現れる。
・問題を抱えて切羽詰っている人は余裕がないと相談などに来ないので、民だけで はできないことを行政がきちんとやらないといけない。
・学童保育に行かされている子どもの気持ちはどうか?
 親の気持ちとのずれ、親の都合、子どもの性格などでも状況は違うことを考慮す る必要がある。
・幼保一元化(幼稚園と保育園を同じ場所で行う)の問題。
・子どもプラン・・・・ころころ変わるので振り回されてしまう。
・親の働き方、労働も子育てしやすいようにしなければいけない。
・子育ては楽しいと思わないと・・・楽しいと思える施策、社会環境が必要。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿