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エコドレッシング - eco dressing -

エコライター、エコドレッシングが発信する世界のエコライフをお届け♪

海藻で飛行に成功!

2009-01-08 16:30:01 | 世界のエコ
アメリカのコンチネンタル航空が、世界初の藻から排出した油での飛行試験に成功しました

アメリカでは、大分前からこの藻によるバイオ燃料を算出する取組みを行ってきており、この成功の影響はとても大きいと思います。
また、アメリカでは企業としても、数年前から藻類の大量栽培を始めていることもあり、地球の救世主として、大注目の「藻」なんです

藻(主にコンブとかホンダワラとかね)は、とうもろこしやサトウキビとは違い、脂肪や炭水化物を大量に生産する種が多く、何度も油を取れるメリットや、栽培の手間もほとんどかからない、そして価格高騰・食糧難にも響くことがない為、地球に負荷をかけない生物なんですね。

今月31日、日本航空も飛行試験を行うそうですが、藻を含むバイオ燃料50%を使用しての飛行になります。
燃費の問題は、車だけでなく、飛行機も同じです。
毎日世界中を輸入・輸出等でかかる走行距離を考えたら、「藻」による燃料の実用化となれば、どれほど地球への負担を軽くするでしょう
日本航空も成功するいいですね

現代版「ノアの箱舟」に乗りこむ日が来ませんように・・・!

2008-12-26 16:24:33 | 世界のエコ
ノアの箱舟のお話は読んだ事はありますか
私は短大の時に旧約聖書の授業で教えを習った記憶が・・・

神様が地上に洪水を起こし、全ての生きものを滅ぼそうとする中、唯一正しい人間と認めたノアだけには箱舟を作らせ、家族と全ての種類の動物を乗せ、大洪水から脱出させるお話。(要約しすぎかしら・・・

その現代版、ノアの箱舟がノルウェーで作られ、この地球温暖化、戦争などで種の絶滅が起きたとき、種子を供給して復活させる施設が建てられたのです。

これは、ノルウェー政府が運営する「スバールバル全地球種子庫」と呼ばれ、約10億円かけて作られた施設。
核爆発や地震にも絶えられる設計となっているそうです。(ミサイル格納庫と同じシステムらしい
ここには100万種以上の種子が世界中から集められ貯蔵されています。

実はこの100年間で、農作物品種の4/3が失われたと、国連の食料農業機関は報告しています。
いわば、この食料庫は私達人類が生き残る為の手段としては、必要な策なのではないでしょうか。


果たして、私達が現代版ノアの箱舟に乗り込む日は来るのか。
私達の体が滅びたら(SF映画の見すぎ)、この種子が地球を復活させてくれる起爆剤になるんでしょうね。
この施設を使う日が来ませんように・・・

ちなみに、この取組みには、あのマイクロソフト創業者のビル・ゲイツ(財団含め)が共同で協力しています。


※貯蔵庫のスライドショーはこちら
  http://www.nytimes.com/slideshow/2008/02/28/world/20080228VAULT_index.html

国民総幸福量、あなたは何%満たされていますか?

2008-12-24 15:02:20 | 世界のエコ
「国民総幸福量」、一度は聞いたことがあるのではないでしょうか


インドと中国に挟まれた、日本の九州ほどの大きさしかないブータンでは、GNPならぬGNH=Gross National Happiness(国民総幸福量)を求める国策を持つ国です。
「自分は幸せだ」と答える国民は、なんと97%(日本はどうだろう・・・

このブータンが、実は環境先進国なんですね
近代化を求める国とは一線を引きながら、自給自足の生活をし、国の最大の輸出産業であるヒマラヤの麓から川の流れを生かし、水力発電を行っています。
その使用量は、ブータンではたった15%しか使われず、残りはインドへ輸出されているのです。

また、国民のほとんどが農業に従事し、自然保護を優先的課題にあげて取組まれてきたため、現在森林地区は72%までに回復。
環境を破壊してまでお金を稼ぎたいかと、私達が問われているようです・・・。


物資的な豊かさだけを求めず、精神的な豊かさも進歩させる、と言う国の教え。
本来の世界が理想とする形なのかもしれません。

では、あなたにとっての本当の幸せとはなんでしょう

イギリスが日本の真似?!

2008-12-24 13:26:19 | 世界のエコ


クリスマスプレゼントは“風呂敷”で包みなさい

イギリスの環境・食糧・農村省が、(廃棄物・資源行動計画)22日、環境保護のため使わなくなったり、使い古された布を活用するよう呼び掛けました。

イギリスではこの時期、端から端をつなぎ合わせると月に届くほどのプレゼント用包装紙が廃棄されると言われています。

大半は光沢コート紙などリサイクル不可能な素材が使われているため、毎年1万トン余りが埋め立て地に送られている状態とのこと

そこで包装紙は、日本式を取り入れるように提案
日本の風呂敷だけではなく、スカーフやパシュミナ、ショール、テーブルクロス、布の切れ端を使えば、プレゼントをエレガントに見せることができると伝えています
また、ホームページではデモビデオを通じて、本やワインボトル、チョコレートなどの包み方を紹介してるので、英語表記ではありますが、初心者の方でもとても見やすくてわかりやすいですよ。

日本を手本にしましょう~と、伝統を尊重して呼びかけてくれたことは、当の私達も驚きつつも、とても嬉しいことですよね
が、果たして日本人が包装紙に風呂敷や使わなくなった布を使っているのか・・・疑問ですね


※ イギリス recyclenow
  http://www.recyclenow.com/what_can_i_do_today/furoshiki_japanese_w.html

バンブー素材で作られた学校?!@バリ

2008-12-19 11:37:35 | 世界のエコ


究極のエコ学校設立

今年9月、インドネシアのバリ島に8万m²もの広大な敷地に学校が建てられました
世界最初で最大級とされるインターナショナルスクール。
建物・家具・アメニティは、全部バンブー(竹)素材から作られ、竹以外の家具も、全てリユースされたもの。
しかも、竹は全て地域により無償で集められたもの。

ここでは、大自然の中で、国際人として、自然観察、環境について、地球について考え、「真の地球人」を育て、次世代を担う人材を育てることがビジョンとして掲げられています。

保育園から中学までと、現在100人ほどの生徒が通い、インドネシア人が20%、バリで暮らす外国人や、国際結婚をした親を持つ子供たちです。

カリキュラムの内容には、牛の糞を使ったバイオガスや野菜の栽培が行われ、また、今後はカカオ栽培を行い、チョコレート工場も建てられる予定とか。

ガイド付きツアーも行っているそうなので、バリに行ったら、ちょっと覗いてみたいですね

地球温暖化対策としても木材に代わるエコ資源として、見直されている今、日本でもバンブースクールが誕生する日は近いかも
竹は「アジアの文化」、伝統文化を支える素材として欠かせないということを改めて考えさせられますね。



※バリ グリーンスクールHP
http://www.greenschool.org/