きょうもお立ち寄りくださり有難うございます。
順位戦では藤井二冠が白星街道まっしぐらで４連勝中です。
その好調さを維持して村山七段と対峙する一戦を棋譜と解析でご案内します。
開始日時 2020-10-21 10:00
棋戦 第79期順位戦Ｂ級２組５回戦
先手 藤井聡太 二冠
後手 村山慈明 七段
手合割 平手
場所 関西将棋会館
持ち時間 6時間
消費時間 97▲356△360
戦型 横歩取り
▶２１手目☗２８歩打ち
▶４９手目８９飛
８５飛に後手が☖８４歩打ちと指したので、地下鉄飛車とした局面。
９段めに飛車を置いたので、横利きがきれいに通り、十字飛車ですね。
▶６０手目８２歩打ち
手固い受けですね。
先手から４６角打ちが見えていますので、当然ではないでしょうか。
では、次の一手をどおぞお考え下さい。
次の一手（本譜）
▶６１手目４６角打ち
見出し画像再掲。
少し先に手を進めますが、
Shogiguiによる解析
▶最善手：６３手目７４歩打ち
本譜は☗５６歩でした。候補としては挙がっています。
藤井二冠でさえも迷うところでしょうね。
▶６６手目７６歩
厳しい一手ですが、同金、同角で☗８４飛なら金・銀交換で☗６４角出を防ぐ手を後手は考えないと行けなくなるので、７６歩の意味は？
Shogiguiによる解析
▶最善手：６６手目７６歩
読み通りの一手。
一手前にShogiguiが分析した☗７４歩打ちと指していますが、難しい判断でしょう。
本局の解析
悪手：先手０、後手１。
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【棋譜】
初手から終局までごゆっくりお楽しみください。
▶ https://noike.info/kifup/2020/10/2020-10-24--07-09-40--962685/index.html
９７手で藤井二冠が形勢グラフに示す通り着実に有利な展開で村山七段に勝利し、連勝を５と伸ばしました。
最後までお目を通してくださり有難うございました。
