小太刀の日々好日

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叡王戦7番勝負第4局~持将棋指し直し

2020-07-23 12:50:54 | 棋戦

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今回は、叡王戦7番勝負から第4局を棋譜と解析で振り返りたいと思います。

 

 

開始日時 2020-07-19 19:30

棋戦  第5期叡王戦七番勝負 第4局

先手 豊島将之 竜王・名人

後手 永瀬拓矢 叡王

手合割 平手

場所 愛知・亀岳林 万松寺

持ち時間 各1時間

消費時間 232▲60△60

戦型 横歩取り

 

既に皆さんご承知かと思いますが、第2局、第3局が持将棋になり、今回は指し直しの将棋になりました。

1日で2局目の対局開始は午後7時30分でした。

 

それでも232手という超々手数の長い将棋になりました。

今更ですが棋士には体力が必要です。お疲れ様です。

 

 

▶25手目☗35飛

36歩と突いているのも後手の飛車を2筋に展開させない予めの策でしょう。

 

▶33手目☗75飛

飛車交換は8手前からの読みだったでしょうね。

 

▶53手目☗86飛

☖84歩打ちに飛車を引いた手。

後手は豊島二冠に簡単には先手を渡しませんね。

 

▶71手目96角打ち

2枚の角で、先手は後手の竜の動きを制約しています。

 

▶80手目☖88成香

後手は龍と角を交換して成香で先手玉に迫る。

 

Shogiguiによる解析

▶疑問手:87手目☗69玉

▶最善手:87手目21飛打ち

ここは攻めるところのようです。

☗21飛打ち☖31銀☗11飛成☖52玉☗69玉という手順を勧めています。

今後の展開は、下記の【棋譜】によりご確認願います。

 

 

本局の解析

悪手:先手11、後手5。

珍しく悪手が両者合わせ16と多いです。

 

 

【棋譜】

初手から終局までごゆっくりお楽しみください。

https://noike.info/kifup/2020/07/2020-07-22--05-37-18--538206/index.html 

 

 

232手をもって永瀬叡王が勝利し、対戦成績を1勝1敗の5分に戻しました。

珍しい「持将棋」が2局続き、勝ち負け次第では第7局以降の日程も変わってくるかもしれませんね。

 

持将棋

対局中、両者の玉が互いに相手陣内に入って詰む見込みがない場合、玉を除き飛車・角を各5点、他の駒を各1点として持ち駒を計算し、両者とも24点以上あれば引き分けとする規定です。24点以下の対局者は負けとなる。

※〔持〕は、持将棋を意味する。

 

 

 



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