iOS アプリが起動しなくなる問題が発生中― Apple の新しいディストリビューションプロセスが原因か？

iPhone、iPad 利用者の頭を悩ませる問題が発生している。これまで問題なく動作していた iOS アプリが、アップデート後クラッシュを繰り返すようになった、という問題が報告されているのだ。場合によっては、アプリはスプラッシュスクリーンに到達することさえなく、ホームスクリーンへと戻ってしまう。

最新の情報によれば、これは単なるプログラマーの不注意というわけではないようだ。Instapaper の開発者 Marco Arment 氏は、Apple の iTunes App Store が壊れた更新ファイルを配信している可能性が高いと主張している。

Instapaper は Web ページを保存し、書籍のようにフォーマットする人気の高いツール。利用者はオンライ上の文書を保存し、後でゆっくりと読むことができる。これは、iTunes で常にユーザーから高い評価を受けてきたアプリだ。

だが、最新のアップデート以降、Instapaper には低い評価が付きはじめている。

Arment 氏は自身のブログの中で「納得がいかない。Apple は当然アプリのテストをしているはずだし、そのときには機能していたのだ。Xcode からの私のアプリ送信手順も完璧だった。だが、App Store からアップデートをダウンロードすると、アプリはクラッシュし始めるのだ」

Arment 氏は iOS アプリの開発でも、Apple へのアプリの送信処理においても長い経験を持っている。Arment 氏の結論は、Apple が間違ったデータを配信している、というものだった。

「私の見たところ、壊れたアップデートは、多くの、もしかしたらすべての国の App Store から配信されてしまっている」

この問題は Arment 氏だけのものではない。Angry Birds Space HD、Huffington、Meetup などでもアップデートで問題が発生している。

GoodReader もその犠牲者だ。GoodReader の見解は、Arment 氏の主張を裏付けている。GoodReader のアプリサポートページは利用者によるイライラと不満であふれており、GoodReader はそれに対して次の説明をした。

「この問題を調査したところ、 アップデート自体は完璧に実施されていたことがわかった。Apple は最近、アプリのディストリビューションエンジンで何かを変更したようだ。それ以降、Apple 側で何か問題が発生しており、未だ収まっていない。多くの顧客が壊れたアップデートの配信を受け、アップデート後はアプリが起動しなくなっている」

困ったことに、問題の発生しているアプリに対して、アプリ開発者ができることはほとんどないようだ。

「残念だが、Apple が根本的な解決策を実施するまでは、この問題を修正するアップデートをリリースしても意味がない。修正アップデートも壊されてしまう可能性があるからだ」

米国メディア TechCrunch は、Apple はすでにこの問題を認識し、対処を始めていると伝えている。同メディアによれば、Apple は Developer Forums に 次の書き込みをしたという。

「Apple は、アプリ更新後のクラッシュに関する問題を認識している。現在、Apple はこの問題の解決に取り組んでいる」

レノボ、Ultrabook「IdeaPad U310」が当たるFacebookキャンペーン

　レノボ・ジャパン株式会社は6日、公式Facebookで「THE GAME OF DO」キャンペーンを開始した。8月5日まで実施する。

　7月6日から8月5日まで毎日1問、Ultrabook「IdeaPad U310」に関するクイズを出題。その魅力をアピールするイベントになっている。最後まで参加した人の中から抽選で2名にIdeaPad U310をプレゼントする。途中参加も可能としている。キャンペーンの参加には、Facebookへのログインが必要。


【PC Watch,山田 幸治】

記録的！サムスンが四半期決算を発表、利益は4700億円で過去最高

過去最高の利益に貢献したGALAXY S3

　韓国のサムスンは6日（現地時間）、2012年第2四半期（4～6月）の決算を発表した。連結営業利益は暫定ながら前年同期の79％増の6兆7,000億ウォン（4,700億円）と過去最高になった。

　今回の発表は今月下旬に予定されている正式発表に先立つ暫定的な予想値。売上は47兆ウォン（3兆3,100億円）で、前年同期比19.2％の増加。スマートフォンの販売が好調で、とくに5月に発売されたGALAXY S3が大ヒットとなった。ただし、売上は事前の予測を下回っている。これはテレビの価格下落が予想以上に急激だったことが影響している。半導体部門も同様に価格下落に苦しめられたという。

　このように売り上げが予想を下回ったにもかかわらず、利益は過去最高を記録し、その金額はほぼ、事前の予測通りだった。これはスマートフォン事業が販売好調であるだけでなく、高い収益性を確保しているため。白物家電や半導体事業など幅広い事業を持つサムスンだが、売り上げ、利益共にスマートフォン事業が支えているといえる。