源流

すでに私が子供の頃には、関西テレビでのプロ野球中継での解説やスポーツニュースなどで度々お目にかかってはいたのですが、
その指揮を取った時代へ遡る機会が巡ってきたのが今年のオリックスの試合でした。

阪急・近鉄の黄金期ともいえる70年代を再現した“Legend of Bs”
オリックス公式ツイッターによると、このイベントにあわせて西本さんにもビデオ出演していただくことも企画されていたそうですが、
体調面を考慮して断念。

しかしながら、当時を振り返る上で、偉大なる後継者ともいえる草魂・鈴木啓示がトークショーで西本監督との思い出を語ってくれていました。
鈴木さんの話では、奥さんを亡くされてから体調面で苦労されているとのことでしたが、
朝から大リーグ、高校野球、そしてプロ野球と毎日欠かさず野球中継を見て楽しんでいる、という話を聞いていました。
それだけに、梨田さんが「日本シリーズを楽しんでから旅立たれた」という言葉に納得していたところです。





今年、唯一神戸で近鉄が復刻された試合。



近鉄で初優勝した、このインタビューシーンが
流れた時・・・




スカイの空に美しい虹がかかっていたことが
非常に印象深く思い出されます。



また、パ・リーグに大きく影響を与えた名将には、三原脩と西本幸雄の2本の大きな源流があるものだと思っているのですが、
その2本を受け継いだ人物がオリックスにはいたわけです。




仰木彬が言う「チーム全体が、自分の持ち味を部分部分で9回の中のどこかで発揮すればいいんだ」
それを上手く使い分けた戦いがあったからこそ、オリックスの野球は楽しいと思えるものでした。

今は、また違った戦い方ではありますが、
西本幸雄から仰木彬へと受け継がれた、パリーグの老舗球団としての野球を期待しています。



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