作り話？？

　今日は『決闘の日』です。
　かの有名な巌流島で、宮本武蔵と佐々木小次郎の決闘が行われたのが慶長17(1612)年の今日でした。
　巌流島に遅れてやって来た武蔵が船をこぐ「櫂（かい）」で小次郎を負かしたのは有名な話です。
　
　しかし、実はこの話、作り話であるという説もあるのです。
　なぜなら、宮本武蔵自身が書いたとされる「五輪書」には、佐々木小次郎は一切登場していません。武蔵の弟子達が書いた書物に小次郎は登場します。ですから、小次郎との話は武蔵の弟子達の創作ではないかとする説もあるようです。
　ひょっとしたら、武蔵が敢えて「五輪書」に残さなかっただけかもしれませんし、難しい所ですね。

　ちなみに「巌流島」の「巌流」とは、佐々木小次郎が興した剣の流派です。巌流島の正式な呼び名は「船島」というそうです。