with Anne

SCOUSE HOUSEさんのメルマガに寄稿した
2019年までのサッカー観戦記。
そしてこれからの旅の記録です。

第36話《イングランドのクリスマスパーティ》

2023年06月13日 | 2013年クリスマスイブのリヴァプール・チェスター

 

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ご主人がみんなにシャンパンを注いでくれました

「メリークリスマス」乾杯が始まりました

「ちょっと待って

テーブルのナイフとフォークのところに気になる筒があります。

こんどはみんなでこれをお互いの端を持って引っ張るそうです

「パーン」中からパーティ用の冠が出てきてみんな頭にかぶっちゃいます。

これはクリスマスクラッカーでイギリスではクリスマスに欠かせないアイテムだそうです。

クリスマスパーティーのテーブルに、必ずクリスマスクラッカーが並べられるそ うですよ

隣に座った人とクラッカーの両端を引っ張り合います。

音がして、中から素敵なプレゼントが飛び出してくるので、毎年 どんなプレゼ ントが飛び出すのかが楽しみなんだそうです

次の日に行ったファーディナンドのレストランでもこのグッズがすべてのテーブルに置かれていました。

 

冠をかぶって楽しんでいると、ママがグレービーソースを回してくれました。

それぞれがお好みでお料理にソースをかけるそうです。

「チェスターで頂いたランチのお肉にはグレービーソースがかかっていたよね

そのパブのソースとのお味の違いにとても興味津々な私

ソースをかけたターキーを一口頂くと、ママのはパブで頂いたソースよりあっさ り目でした。

「薄味でターキーの味もちゃんと感じられて美味しい

パブで頂いたのは羊だからお肉の違いもあるかもね。

「ターキーのお肉ってちょっとずっしり感があるのねえ

 

グレービーソースの次に気になるのはやっぱり白い人参です。

「初めて見た人参だもの

根野菜は原型のままオーブンで焼いているので、小さ目なものを1つずつ取り分けました。

「この白い人参は日本の人参と形はとても似ているね。」

「人参の苦みはあまりないみたいよ

とても軟らかい癖のないお味の人参はグレービーソースによく合いました。

その他にもソーセージやベーコン、名前を憶えていないお料理も全部美味しく頂きました

 

会話も弾んで、みなさん満面の笑み とても楽しそうです

「はい 私は何を話題にしているのか全く分かりません」時々Takaさんが気を使って会話の内容を教えてくださいます。

「まあ聴きとりができないのは納得の参加だから、寂しいとか感じることもないのですが・・・」

「英会話が出来たらなあ」改めて自分がちょっぴり情けなくなっちゃったりします。

「でも大丈夫

そんな私に、ご主人やご主人のご兄弟たちは言葉は分からなくても・・・

始めて会った日本人の私でも・・・

「ワインを注いでくれたり、お料理のお代わりをするように促したり

「サービス満点

こうして盛り上がった頃、ご主人の弟さんが帰るとのことです。

「これからこんどは彼女さんのお宅でパーティなのね」「どちらのお家にも参加したいよね。」

「彼女さんのご家族だって待っているもんね

 

食事が終わるといよいよデザート

「ママが焼いたクリスマスプディングを頂くのね」クリスマスプディングは聞いたことだけはあります。

ママがプディングにブランディをかけて表面に火を付けました

「わあ ケーキから炎が出てる

それを切り分けると手作りのカスタードクリームが回って来ました。

日本では最近のクリスマスケーキって、まるで競うように有名店の豪華なケーキを買うイメージですね。

イングランドでは、昔ながらのクリスマスプディングをママが焼いて、みんなで頂くそうです。

そう言えばマンチェスターのショッピングモールでクリスマスケーキが売られているのを見ました。

「こんなに色が鮮やかって心配じゃないのかな

あんな鮮やかな色のケーキをよく食べるのかTakaさんに尋ねてみました。

イングランドではケーキは家で焼くものだから買うことは殆どないと言っていました。

「ケーキはママが焼くもの

「前回リヴァプールに来た時には、エリさんのご主人がチョコレートケーキを焼いていてくださいましたよね

「クリスマスに限らず、自分のお家でケーキは焼くのって凄いなあ

 

 

 

 

続く

 



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