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生きてこそ I love you !

天使の宿る部屋

13-1022b

2013-10-23 04:16:18 | オススメ本

「ジゼル・アラン」第4巻   笠井スイ

エンターブレイン





私は、眉毛の太い女性が好きです。


魅力的な女性とは、どんな女性だろうか?

それは、一生懸命に生きているという人じゃないでしょうか?


間違いを犯すかもしれない、失敗もするでしょう、涙を拭う日もあるでしょう。



それでも、自分の信じた生き方を貫き、絶対的な信念のもとに懸命に生きている。




そんな女性は、とても魅力的です。




ワインの味に拘りがあると言って、やたらとワインの銘柄に詳しくなってセレブな女性を演じているような女性は、ただのバカです。

そんな女性の会話は、誰かの悪口と、他人の恋路の噂話にテンションが上がるだけのようなレベルの低い人達でしょう。


見てくれだけの演出にすぎない人間は、中身のない薄っぺらな人間です。



懸命に生きて、汗だくでも、辛くても、にっこり笑顔でいる女性はとても素敵です。




私はここにいる。あなたがここにいる。

この出会いが、それぞれの人間の人生に影響しあって、進むべき道が変化していく。


偶然なんて無い。


あなたに出会えなかったら、わたしはこんなにも成長することができなかった。

勇気をだして、行動することなんてできなかった。





しかし、過酷な現実がまっていた。



本当に、現実は過酷です。




この第4巻の最後のシーンは、ほんとうに胸を締め付けられる想いでした。



純粋な愛ほど美しいものはありません。



しかし、その愛に釣り合うほどの現実を僕は持ち合わせることができなかった。



まるで、今の私自身と現実が被ります。





早く、続きの第5巻が読みたいです。





13-0819

2013-08-20 01:59:13 | オススメ本
こんな私でも、若いころに声優を目指していた時期がありました。

その頃に、私が心の支えにしていた本がありました。


声優の横山智佐さんが書いた本です。残念ながら、私はこの2巻だけしか持っていません。
この本のシリーズが何巻まで出たのかは、ちょっと分かりません。

私は当時、図書館にあったのを読んでいました。私が買ったのはこの2巻だけだったのです。

この本は、今では信じられないほど声優業界の裏事情というか、声優界の実態が書かれています。
いま、誰かがこれと同じような本を書こうとしても、NGになってしまうと思います。

声優が仕事を掴むまでのなりゆき、ラジオ番組などでキャストが決まるまでのやりとりなど。
噂レベルで、実際の事がほとんど分からない事情が、なるほど!こんなことで、こんな事態になって、こんなふうに仕事を進めていくのか、、、。

まさしく、そんな生の声優界の実態が書かれています。

この本が出版されたのは、1995年です。18年近く昔の本です。当然、いまと事情は違うでしょう。

この頃の声優界と今の声優界は、まったく違ってしまっていると思いますので、これを読んだからといって、現在、声優を目指している人には何も役には立たないと思います。

しかし、それでもまったく役に立たないとまでは言いたくありません。



この本で、私が何回も繰り返して読んだお話があります。

「バイト生活」というお話です。

智佐さんがアルバイトを始めるお話です。しかし、同時にアルバイトに恐怖が生まれるのです。
バイト生活が長く続くと、いつの間にかアルバイトの方が本業になってしまう人が多いからです。

声優を目指しているはずなのに、声優の仕事よりもバイトの仕事量が多くて、次第に声優の世界から遠ざかってしまうという事です。


そんな生活のなかに、いかに声優になるにはどうしたらいいのかという葛藤と苦しみが切実に書かれています。

どれだけ、本気で演技というものに向き合うか?

これは、読んでいて本当に考えさせられます。
この、志の気持ちの部分は、読んでいて励まされるし、参考になると思います。


現在、声優を目指している若い子などは、声優をアイドルみたいなイメージで考えていると思います。

ツイッターで、声優を目指している人のアカウントを時々見かけますが、その方たちのツイートを読んでいると、やっぱり、演技と言うよりは、歌やライヴ、グラビアといった、アイドルとしての側面を強く意識していることが分かります。

もちろん、すべての人がそうじゃないと思いますけど。

それよりも、一番悪いのは業界の人達に思います。

声優を目指している人達に業界が求めているのが、真面目に演技を努力をしている人じゃなくて、演技力がなくても可愛くてアイドルみたいな子を探しているという、、、。


そんな現在。


この本を読むと、本来の声優の姿が見えてきます。


声優というのは、「声」のお仕事だということです。


決して「アイドル」ではないのです。


なぜ、声優がアイドルみたいに、歌って踊って、という流れがなぜ出来てしまったのかは、私の世代は身を持って体験してきました。


だから、声優の「アイドル」活動を否定はしません。


だけど、声優はアイドルじゃなくて、「声」の演技をする「役者」ということを、忘れないでいてほしいと思います。



この本は、いまではもう手に入れるのは困難だと思いますが、こんな本があったというのを覚えていれば、いつの日か古本屋さんなどで見つける事があるかもしれませんね。


私も、いつの日か2巻以外を見つけたいと思っています。








13-0731

2013-08-01 02:11:09 | オススメ本
今日、紹介する本はオススメできない本です。


私が読んでいて、背筋が凍るほど怖くなった本です。心霊の本です。


テレビとかで放送する心霊特集番組とかは、怖いというよりは「びっくりした!」的なものばかりで、怖いというより驚いた的な感じに思います。

しかも、あきらかに合成したという映像ばかり。


今日の記事の本は、そういう怖さとは質が違います。

心霊、恐怖といいますと、墓地だとか、トンネルや、廃墟や病院といった場所のイメージだと思います。
だいたい白装束着て、長い髪で、ゾンビみたいな姿で幽霊が出るはずがありません。
本当の幽霊は、生きている時と同じ姿です。

侍の幽霊なら侍の格好ですし、戦時中の霊なら当時の格好です。
近年の霊なら、今風の格好です。

しかも、デジタルの撮影機材で、霊の姿は写りにくいのです。
映るとしたら、白い球体にしか映らないと思います。

特に、映像素子がCCDからCMOSになってからはよけい写りにくいと思う。
(確かな根拠、証拠はありませんが、、、)


この本に書かれているお話は、何気ない日常のお話です。



もしかしたら、普通に読んだら「これの何処が怖いの?」と思うかもしれません。



でも、よく考えてみると、あとからじわじわと怖さがやってくると思います。


あれ?、、、。そういえば変だな?、、、。
よく考えてみたら、あれって、、、。


そういう点に気がついてしまったら最後です。



ですから、怖がりの人や、霊感の強い人は絶対に読まないでください。
(私は、一切責任を取れません)


私は読んでいる最中、何度も不思議なことがありました。




ひとつだけ、、、。



いちばん怖いのは、生きている人間ですが、次に怖いのは、、、。







人間の想いです、、、。








くれぐれも、ひとを騙したり、いじめたり、酷いことをして、恨まれないように生きてくださいね、、、。




人間の怨念は、何年も、何百年も、、、。
問題が解決するまで続きます。


その想いが引き起こす様々な現象が、背筋が凍るほど怖いのです、、、。



人の想いを、甘く見てはいけません。














13-0526 オススメ本

2013-05-26 03:22:56 | オススメ本
今日は、大手古本屋さんで、素敵な漫画を買いました。

私の大好きな漫画家さんの本です。


炭酸水の底 ~今日マチ子作品集2007-2011 [単行本]


2011年の発売。失業していなければ新品で買うのですが、今回は中古でごめんなさい。

今日は、大手古本屋さんに本を売ったときに貰ったサービス券で買うことができました。

イラストカット、短編漫画などが収録されています。


この独特の世界観に、とても癒されます。

(*^_^*)


この他に、「今日マチ子のセンネン画報」という漫画と、「みかこさん」という漫画がありまして、この2つの漫画はWeb漫画が元になっていますので、コミックを買わなくても読むことができます。


「今日マチ子のセンネン画報」
http://juicyfruit.exblog.jp/

「みかこさん」
http://morningmanga.com/mikakosan/

先日、18日に小松未可子さんのツイッターで、この「みかこさんを読んだことがある」と、少しだけ話題になっていましたね。



もし、お時間がありましたら、今日マチ子さんの不思議な世界観を見てみてください。



追記


いま、「みかこさん」のページにいったら、前は全話読めたのに、いまはセレクションになってて、全話読めませんでした!!

「全エピソードはコミックをどうぞ!」になってました!(笑)

コミックが売れてくれないと困りますから、仕方がないですね。


とりあえず、かなりの話は読めますので、気に入ったらコミックをどうぞ!



13-0405 オススメ本

2013-04-06 01:22:27 | オススメ本
以前、オススメした本の続編です。


生きていれば、誰でもトラブルや人間関係のこじれというものがあります。

しかし、そんな問題を解決しないまま、問題から目を逸らし続けていると、その問題はどんどん大きくなっていきます。

それは、次第に目に見えない霊障となって現れる場合もあります。

とにかく、問題を解決しないことには…
先祖代々、末えいまで続く霊障、災いの元になる危険性があるからです。

自分は問題を無視していればいいと思っても、家族に不幸が起きたりそういう事があるからです。

そんな問題に発展して、霊障になってしまったケースを漫画で紹介されています。


ひとから恨みを買う事はしてはいけない。

問題は解決しなければいけない

こじらせて、放置すれば放置するほど厄介になる。

当事者が死んでしまったら、もっと原因を突き止め解決するのが困難になるから。

そんな話がテーマの第2巻




そして、今年始めに発売された第3巻

パワースポットならぬ、ダメージスポットという問題が起こる土地や場所についてがテーマです。
とにかく、物事が上手くいかない。

そういった場所から受けるトラブルの原因について描かれています。

たとえば、死んだ霊の祟りだとか、部屋が汚すぎてゴミ屋敷となっていて不運を招いているなどなど。

これら霊障は、ほとんど勘違いだったりして、めったに無いことなのですが、極希に存在してることも事実みたいです。

そんな稀なケースを題材にしています。


まあ、普通に漫画として読んでも面白いです♪