ぶらり四季彩の旅

ぶらりカメラを持って散歩をしたり、たまには旅をしたり、移りゆく四季の感じを撮ったアルバムです。

利根川・江戸川が分岐する関宿 (2015/09/20)

2015-09-21 11:51:02 | 日記
 晴天につられ自宅から北北西へ35kmのところに、利根川と江戸川が分岐するところに関宿があります。江戸時代は関宿藩で関宿城が築かれ、現在は千葉県立関宿城博物館として公開されています。館内には、江戸時代初頭や明治時代以降に行われた利根川の大がかりな改修工事の様子が展示されています。洪水対策と水運確保工事の歴史でもあります。
 国土交通省の江戸川の歴史によれば、江戸川は400年ほど前までは太日川と呼ばれ、渡良瀬川の水を東京湾へと運んでいました。その当時、利根川は太日川の西側を流れ、現在の東京湾に注いでいたのです。その姿が現在のように変わるのは、徳川家康が江戸に移封された近世初期以降のこと。
 江戸幕府はさまざまな河川工事を行いましたが、なかでも最大のものが文禄3年(1594)から始まった利根川の流れを江戸の東側に振り向ける「利根川東遷」と呼ばれる大工事でした。60年におよぶ工事の末に利根川は、渡良瀬川、鬼怒川などの水を集めて銚子で太平洋に注ぐようになったのです。現在の江戸川の流れもこの工事に伴って誕生しました。
 (使用したカメラは、Nikon 1 V1+1 Nikkor10~100mmF4~5.6 です。)

(01) 関宿城博物館


(02) 江戸川治水の歴史 江戸川流頭部中の島公園の案内板


(03) 中の島公園より


(04) 筑波山と関宿城博物館


(05) 利根川から江戸川への水量を調整する水門


(06) 千葉県・茨城県・埼玉県が接する地点でもあります


(07)


(08) 関宿水門 画面右端は水運用の門です


(09) 中の島公園の巨大「コブシ」の木


(10)


(11) 関宿城博物館展望階から、利根川・江戸川の分岐が望めます


(12) 中央の橋は利根川を渡る圏央道 左下へ流れは江戸川、右への流れは利根川 (展望階のガラス窓が反射しています)


(13) 展望階より筑波山方面


(14) 展望階より南西部の田園風景


(end)
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