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wencanpapaの単身赴任日記(東京西葛西)

53年間住み慣れた大阪より2008年に東京の西葛西に単身赴任中。仕事と遊びに思いっきり楽しみたい。

ツタンカーメン展 「黄金の秘宝と少年王の真実」

2012年09月11日 | アート・文化

上京中の三女と上野の森美術館で開催されているツタンカーメン展 「黄金の秘宝と少年王の真実」にいく。  8年前スイスでの開催をはじめ、世界11都市で公開され、延べ1000万人が来場うしたという桁外れ観客動員の美術展が先日までの大阪に続き、東京で開催されている。

注目は、ツタンカーメン王の「黄金のカノポス」。カノポスとはツタンカーメンの内臓が保管されていた器とか、容器に描かれた王は殻竿と杖を持ち、上下にエジプトを表すハゲワシとコブラの付いた、ネメス頭巾をかぶり。 黄金の襟飾り、短剣や、ツタンカーメンの子供を埋葬したと考えられている子供用カルトナ-ジュ・マスク、化粧容器など、ツタンカーメン王墓の副埋葬品約50点を含む、全122点が展示。 恐らく今回の日本開催を見逃せば エジプトに出かけない限り見ることができないということで混雑覚悟でいく。

開場予定時間は10時に対し、8時過ぎには上野駅に到着、当日券を無事ゲットしはやばや並ぼうとすると既に700名の長蛇の列ができていた。 数時間並ぶ覚悟を決め最後尾につくが開館時間も大幅に繰り上げられ1時間後には会場に入れた。

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上野東京都美術館「マウリッツハイス美術館展」

2012年08月06日 | アート・文化

先日の富士登山失敗の挫折から2週間がたち、久々にどこかに出かけようと展覧会ガイドを検索。 上野の東京美術館の改修工事も終わり、リニューアル後の第一弾として「マウリッツハイス美術館展」が開催されて入る事をしり午後から出かける。

17世紀オランダ・フランドル絵画の世界的コレクションで知られるオランダ・ハーグのマウリッツハイス展最大の注目は、あまりにも有名な「真珠の耳飾りの少女」だ。

最初期の作品「ディアナとニンフたち」とあわせて、2点のフェルメールが出品されます。さらには、最晩年の「自画像」をはじめ一挙に6点が並ぶレンブラントは壮観です。そのほか、フランス・ハルス、ルーベンス、ヤン・ブリューゲル(父)ら、巨匠たちの息もつかせぬ傑作の数々を堪能する。

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久々の美術展「ベルリン国立美術館展 ~学べるヨーロッパ美術の400年~」

2012年06月17日 | アート・文化

木曜日、土曜日とジムでの急激なトレーニングが祟り朝から体がガチガチ。 情けないことに全身筋肉痛と疲労でベットから動けない。 1時間以上かけストレッチを繰り返しながらやっと這いあがり本日予定していた溜まった洗濯と大掃除、カビシーズン対策と洗面所、風呂場や炊事場の除菌洗浄などをすます、気がつけば昼過ぎ。

最後の洗濯ものを干していると天気になってきたが、筋肉疲労が抜けるまでジムやトレーニングは一時中止、丁度この13日より西洋美術館で開幕されている美術展「ベルリン国立美術館展 ~学べるヨーロッパ美術の400年~」にでかけることにした。 

この美術展はベルリン国立美術館貯蔵より代表的な絵画、彫刻、素描版画が107点が来日。 特にオランダが生んだ光の天才画家フェルメールの傑作《真珠の首飾りの少女》(日本初)はじめ、レンブラント、イタリア・ルネサンスの巨匠ミケランジェロ、ボッティチェッリなどヨーロッパ絵画界巨匠たちの作品が一堂にみられた。

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フェルメールの傑作《真珠の首飾りの少女》(日本初)


『フェルメールからのラブレター展

2012年03月03日 | アート・文化

昨年12月より渋谷BUNNKAMURAでオランダ17世紀の巨匠フェルメールの『フェルメールからのラブレター展』が開催されており、いよいよ14日までと期限が迫ってきたので本日行くことにした。

場所は渋谷、天気も良く、人気のあるフェルメールの展覧会とあり、会場入口には人が溢れ圧倒される。  当日チケットを購入するだけで20分、会場に入っても凄い人で一つの作品の前にたどりつくのに何分間も待たなければいけない。全ての作品を鑑賞するのには大変な時間と根気と体力が必要だ。 並び近くで見るのを数点だけに絞り、あとは後方から流し見るだけにした。

今回は独特な光の質感をあわせもつ現存する30数点のフェルメール作品のなかでも、日本初公開となる《手紙を読む青衣の女》をはじめ、《手紙を書く女》、《手紙を書く女と召使い》の3作品が一堂に会する。

現在、アムステルダム国立美術館で≪手紙を読む青衣の女≫が修復後 本国オランダより先駆けてこの日本で世界初公開。 そしてワシントン・ナショナル・ギャラリー所蔵≪手紙を書く女≫と、アイルランド・ナショナル・ギャラリー所蔵 ≪手紙を書く女と召使い≫の2作品もそろった希少な展示会である。」

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今年初めての美術展「損保ジャパン東郷青児美術館」

2012年01月21日 | アート・文化

年末から耳鳴りが収まらず、この数週間の休日はジム以外の時間は殆どビデオ鑑賞で引きこもり、韓国ドラマなどを見だすと癖になり平日も併せ1月になって借りたビデオは何と38本(半分が韓国、中国のアジア映画、後は人気ランキング1位~20位)で見たいものもなくなった。

本日土曜日だが会社近くの歯医者の予約があった為、外出したついでに以前より行きたかった、新宿西口の損保ジャパン本社ビルの42皆にある「損保ジャパン東郷青児美術館に行くことにした。

東郷青児作品の常設展示以外にも・ルノワール・ピカソ・ルオー・シャガール・岸田劉生、そして、・ゴッホの「ひまわり」・ゴーギャンの「アリスカンの並木路、アルル」・セザンヌ「りんごとナプキン」などずらりと巨匠の作品が多く展示されている。

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東郷青児《望郷》1959年

独特の女性像で知られる東郷作品は、優れた技術と極めて洗練された感覚と美意識をもって描かれています。特に誰にでも理解でき、親しめる芸術を標榜し、独自性と大衆的人気においては、我国でも稀な画家といえましょう。
優美でロマンチックな画風は、女性礼讃芸術と評されています。

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ポール セザンヌ 《りんごとナプキン》1879~80年

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フィンセントファン・ゴッホ 「ヒマワリ」

人生に、生活に苦しみ、37歳で絶望の果てに死を選ぶまでの、激しく短い生涯から、「ひまわり」は、ゴッホ自身をも象徴すると評されます。 ゴッホには、「ひまわり」が12点あり、その内7点が、ゴッホ芸術の最良期であるアルル時代の作品で、これがその1点になる。

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ポール・ゴーギャン 《アリスカンの並木路、アルル》
1888年10月末

アリスカンは、アルル南東にある、もと古代異教徒の墓地で、
現在アルルの名所の1つです。
ローマ時代の石棺が並ぶこの並木をゴッホも描き、アルル

でのゴッホとの共同生活の初めに描かれた大変興味深い作品


出光美術館「長谷川等伯と狩野派」

2011年12月19日 | アート・文化

久しぶりの海外出張疲れもあり土曜日は外出せず溜まった片付けや洗濯などで一日休憩。  日曜日になると少し回復してきたので、午前中はジムに出かけ6kmのランニングと筋トレとサウナで汗を流しさっぱりする、心身ともに疲れた時程、適度に体を動かし、素晴らしい作品を見る事が疲労回復の秘訣だ。  出光美術館で10月29日から開催されている「長谷川等伯と狩野派」の展示がこの18日で最終日とあり、午後から出かけることにした。

長谷川等伯は安土桃山時代に北陸の地方絵師から京都画壇の中心的な存在に登り詰めたことで知られている。 その頃、信長や秀吉ら時の権力者の支持を得ていたのは狩野派であり、地方出身の等伯一門と、中央の画壇を支配していた狩野派の作品を対比させた、興味深い展覧会だった。  

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竹虎図屏風(右隻) 長谷川等伯 桃山時代

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桜・桃・海棠図屏風 狩野長信 桃山時代


ゴヤ展「プラド美術館所蔵 ゴヤ 光と影 」

2011年11月06日 | アート・文化

本日、10月の22日より上野にある国立西洋美術館 にて開催中の 「プラド美術館所蔵 ゴヤ 光と影 」へ行く。

スペインの国立プラド美術館よりゴヤ(1746-1828)の作品が123点展示されており、今回のように本格的な「ゴヤ展」の開催は日本では実に40年ぶりとのことで あの有名な「着衣のマハ」も来ている。 この機会を逃せば実物を見る為には後はスペインに行くしかないと思い早速鑑賞に行くことにした。

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ゴヤはスペイン最高の宮廷画家であり、光と影を巧みに使った重厚な表現方法で単なる人物の描写画だけでなく、スペインの社会情勢や戦争を鋭く見つめ、時代背景と共にその人物の内面にもスポットをあて真理、本質を追究した巨匠として知られている。

今回は展示されていないが「着衣のマハ」と言えば、もうひとつの代表作として「裸のマハ」がありこちらの方が数年前に作成されたらしい。

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興味のある油絵と一緒に多くの版画も展示されていたが、階級社会の矛盾、戦争の残虐を風刺した作品が多く、とても暗くて個人的に好みでない。 殆ど流してしまい結局1時間ほどで退館した。

時代は違うが「ゴヤ」意外でもスペインの代表する画家として「ベラスケス」・「グレコ」・「ミロ」・「ピカソ」・「ダリ」と多くの巨匠が出ているが共通して社会や戦争への風刺した作品が多いのは偶然だろうか。

 


国立演芸場

2011年11月03日 | アート・文化

今日は文化の日。 

単身赴任仲間TBCよりの誘いがあり、わが国の伝統芸能の一つである落語観賞の為、永田町にある国立演芸場へ行くことになった。 丁度大阪より上京中のTGW氏も加わり3名で九段にある有名なラーメン屋「斑鳩」で昼食をとったあと、1時からの開演にあわせ入場。     

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浅草や新宿の演芸場と比べ歴史や伝統的なフインキは感じないが、さすがに国立だけあり立派設備の劇場だ。

この日は柳家 小満ん・柳家 小袁治を初め10人のライブを堪能。

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人形作家「与勇輝」

2011年11月03日 | アート・文化

先月、マラソン大会前日に河口湖の畔にある「河口湖ミューズ館」に行き、素晴らしい人形展を見ることができた。 生き生きとした造形で多くの人を魅了する人形作家は「与勇輝・あたえゆうき」。

昭和の時代の子供たちの人形を多く作られていて幼いその姿の中に 強い意志と 力を感じます。 古い木綿を素材にしてボタンや草履などの小物もすべて ご自身の手作業で丹念に仕上げられています。

普段人形には余り興味がなかったのだが、与さんの細部までとことんこだわった仕事ぶりに感動。 どれもいきいきと表情があり、じっと見ていても飽きない。

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MOA美術「琳派展」

2011年11月02日 | アート・文化

熱海の観光名所と聞いて、必ず名前があがるのがこちら「MOA」美術館。 こちらには尾形光琳を中心とした琳派の作品が多く、特に国宝の「紅白梅図屏風」は見逃がせない。

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国宝『紅白梅図屏風』。

琳派芸術の最高傑作ともされる本屏風に描かれるのは、紅白の梅の花が咲くニ本の梅樹と、画面上部から下部へと末広がりに流れる水流で、光琳が俵屋宗達の様式に傾倒していたことが知られているが、本作も宗達の『風神雷神図屏風』の対照性を強く意識されていると考えられている。

尾形光琳

17世紀後半から18世紀にかけて主に京都や江戸で活躍した琳派を代表する絵師。雅で優美な伝統を感じさせる大和絵的な描写の中に、斬新な構図や画面展開を取り入れ、明瞭かつ装飾的でありながら革新的な独自の様式を確立。その革新性の高い独自の様式は、当時最大の画派であった狩野派とは一線を画し、今なお琳派最大の絵師のひとりとして高い評価を得ている。 本格的な活動は44歳から没する59歳までの約15年ほどであったと推測される。また光琳は屏風絵のほか、香包、扇面、団扇、小袖、蒔絵、晩年には水墨画なども手がけていたことが明らかとなっており、その生涯中の制作は多岐にわたっている。なお実弟・尾形乾山は同時代を代表する陶工としても知られている。

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軍鶏図 俵屋宗達 江戸時代17世紀

俵屋 宗達(宗達は尾形光琳と並び称せられる、近世初期の大画家だが生没年不詳 - 江戸時代初期の画家。通称は野々村宗達。号は「伊年」あるいは「対青軒」ほか。