アルビン・トフラー研究会(勉強会)  

アルビン・トフラー、ハイジ夫妻の
著作物を勉強、講義、討議する会です。

サピエンス全史・ホモゼウス・21Lessons 総目次

2024年06月17日 02時01分35秒 | トフラー論より
以下、昨日のトフラー三部作総目次に引き続き
ユヴァル氏の著書三部作総目次を添付します。

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サピエンス全史  20160930(H28)40Y
- 文明の構造と人類の幸福 -

<目次>
歴史年表
第1部  認知革命
第1章 唯一生き延びた人類種
不面目な秘密/思考力の代償/調理する動物/兄弟たちはどうなったか?/
第2章 虚構が協力を可能にした
プジョー伝説/ゲノムを迂回する/歴史と生物学/
第3章 狩猟採集民の豊かな暮らし
原初の豊かな社会/口を利く死者の霊/平和か戦争か?/沈黙の帳/
第4章 史上最も危険な種
告発のとおり有罪/オオナマケモノの最期/ノアの箱舟/

第2部 農業革命
第5章 農耕がもたらした繁栄と悲劇
贅沢の罠/聖なる介入/革命の犠牲者たち/
第6章 神話による社会の拡大
未来に関する懸念/想像上の秩序/真の信奉者たち/脱出不能の監獄/
第7章 書記体系の発明
「クシム」という署名/官僚制の驚異/数の言語/
第8章 想像上のヒエラルキーと差別
悪循環/アメリカ大陸における清浄/男女間の格差/生物学的な性別と
社会的・文化的性別/男性のどこがそれほど優れているのか?/筋力/
攻撃性/家父長制の遺伝子/

第3部 人類の統一
第9章 統一へ向かう世界
歴史は統一に向かって進み続ける/グローバルなビジョン/
第10章 最強の征服者、貨幣
物々交換の限界/貝殻とタバコ/貨幣はどのように機能するのか?/金
の福音/貨幣の代償/
第11章 グローバル化を進める帝国のビジョン
帝国とは何か?/悪の帝国?/これはお前たちのためなのだ/「彼ら」
が「私たち」になるとき/歴史の中の善人と悪人/新しいグローバル帝
国/

<上巻終わり・以下下巻>
第12章 宗教という超人間的秩序
神々の台頭と人類の地位/偶像崇拝の恩恵/神は一つ/善と悪の戦い/
自然の法則/人間の崇拝/
第13章 歴史の必然と謎めいた選択
1後知恵の誤謬/2盲目のクレイオ/

第4部 科学革命
第14章 無知の発見と近代科学の成立
無知な人/科学界の教義/知は力/進歩の理想/ギルガメシュ・プロジ
ェクト/科学を気前良く援助する人びと/
第15章 科学と帝国の融合
なぜヨーロッパなのか?/征服の精神構造/空白のある地図/宇宙から
の侵略/帝国が支援した近代科学/
第16章 拡大するパイという資本主義のマジック
拡大するパイ/コロンブス、投資家を探す/資本の名の下に/自由市場
というカルト/資本主義の地獄/
第17章 産業の推進力
熱を運動に変換する/エネルギーの大洋/ベルトコンベヤー上の命/シ
ョッピングの時代/
第18章 国家と市場経済がもたらした世界平和
近代の時間/家族とコミュニティの崩壊/変化し続ける近代社会/現代
の平和/帝国の撤退/原子の平和/
第19章 文明は人間を幸福にしたのか
幸福度を測る/化学から見た幸福/人生の意義/汝自身を知れ/
第20章 超ホモ・サピエンスの時代へ
マウスとヒトの合成/ネアンデルタール人の復活/バイオニック生命体
/別の生命/特異点/フランケンシュタインの予言/

謝辞 訳者あとがき 原注 索引

2016年(平成28年)9月30日発行 (和訳)柴田裕之訳
株式会社河出書房新社 刊




ホモ・デウス  20180930(H30) 43Y

― テクノロジーとサピエンスの未来 -

<目次>

第1章 人類が新たに取り組むべきこと
生物学的貧困線/見えない大軍団/ジャングルの法則を打破する/死の
末日/幸福に対する権利/地球という惑星の神々/誰かブレーキを踏ん
でもらえませんか?/知識のパラドックス/芝生小史/第一幕の銃/

第1部 ホモ・サピエンスが世界を征服する
人間と他のあらゆる動物との違いは何か?私たちの種はどのようにして
世界を征服したのか?ホモサピエンスは並外れた生命体なのか?それと
も、ただの井の中の暴れ者にすぎないのか?
第2章 人新世
ヘビの子供たち/祖先の欲求/生き物はアルゴリズム/農耕の取り決め
/500年の孤独/
第3章 人間の輝き
チャールズ・ダーウィンを怖がるのは誰か?/証券取引所には意識がな
い理由/生命の方程式/実験室のラットたちの憂鬱な生活/自己意識の
あるチンパンジー/賢い馬/革命万歳!/セックスとバイオレンスを超
えて/意味のウェブ/夢と虚構が支配する世界/
      
第2部 ホモ・サピエンスが世界に意味を与える
人間はどのような世界を生み出したのか?人間はどのようにして、自分
がこの世界を支配しているだけではなく世界に意味を与えてもいると確
信するようになったのか?人間至上主義(人類の崇拝)はどのようにし
て最も重要な宗教になったのか?

第4章 物語の語り手
紙の上に生きる/聖典/システムはうまくいくが…/
第5章 科学と宗教というおかしな夫婦
病原菌と魔物/もしブッダに出会ったら/神を偽造する/聖なる教義/
魔女狩り/
第6章 現代の契約
銀行家はなぜチスイコウモリと違うのか?/ミラクルパイ/箱舟シンド
ローム/激しい生存競争/
第7章 人間至上主義革命
内面を見よ/黄色いレンガの道をたどる/戦争についての真実/人間至
上主義の分裂/ベート-ヴェンはチャック・ベリーよりも上か?/人間
至上主義の宗教戦争/電気と遺伝学とイスラム過激派/

第3部 ホモ・サピエンスによる制御が不能になる
第8章 研究室の時限爆弾
どの自己が私なのか?/人生の意味/

<上巻終わり・以下下巻>
第9章 知能と意識の大いなる分離
無用者階級/87パーセントの確率/巫女から君主へ不平等をアップグ
レードする/
第10章 意識の大海
心のスペクトル/恐れの匂いがする/宇宙がぶら下がっている釘/
第11章 データ教
権力はみな、どこへ行ったのか?/歴史を要約すれば/情報は自由に
なりたがっている/記録し、アップロードし、シェアしょう!/
汝自身を知れ/データフローの中の小波/

謝辞 訳者あとがき 原注 索引

2018年(平成30年)9月30日発行(和訳)柴田裕之訳
株式会社河出書房新社刊



21 Lessons 20191130(R1) 44Y

<目次>
はじめに
Ⅰ テクノロジー面の難題
人類は、ここ数十年にわたってグローバルな政治を支配してきた自由
主義の物語への信頼を失いつつある - 人類がこれまで出合ったう
ちでも最大級の難題の数々を、バイオテクノロジーと情報テクノロジ
ー(IT)の融合によって突きつけられている、まさにそのときに。

1幻滅-先送りされた「歴史の終わり」
蚊を殺すことから考えを抹殺することへ/自由主義という不死鳥/
2雇用-あなたが大人になったときには、仕事がないかもしれない 
モーツァルトと機械/新しい仕事?/搾取から存在意識の喪失へ/普
遍的とは?/最低とは?/
3自由-ビッグデータがあなたを見守っている
アルゴリズムの言うとおりにしろ/意思決定のドラマ/哲学的な自動
車/デジタル独裁制/AIと生まれつきの愚かさ/
4平等-データを制する者が未来を制する
誰がデータを制するか?/

Ⅱ 政治面の難題
情報テクノロジーとバイオテクノロジーの融合は、現代の価値観の核
となる自由と平等を脅かす。テクノロジー上の難題の解決策ならどの
ようなものであろうと、グローバルな協力が欠かせない。だが、ナシ
ョナリズムや宗教や文化のせいで人類は敵対する陣営に分かれてしま
い、グローバルなレベルでの協力が非常に難しくなる。

5コミュニティ-人間には身体がある
オンラインVS.オフライン/
6文明-世界にはたった一つの文明しかない
ドイツ人とゴリラ/中世のオリンピック/ドルという単一の通貨で彼
ら全員を支配する/
7ナショナリズム-グローバルな答えを必要とする
要塞のネットワーク/核の難題/生態系の難題/テクノロジーの難題
/宇宙船地球号/
8宗教-今や神は国家に仕える
技術の問題-キリスト教の農業/政策の問題-イスラム教の経済学/
アイデンティティの問題-境界線/ナショナリズムの手先/
9移民-文化にも良し悪しがあるかもしれない
条件1 条件2 条件3 議論1 議論2 議論3 議論4/人種差
別から文化差別へ/

Ⅲ 絶望と希望
直面している難題は前例のないものだし、意見の相違ははなはだし
いが、人類は恐れに己を見失わず、また、もう少し謙虚な見方がで
きれば、うまく対応できるだろう。

10テロ-パニックを起こすな
カードをシャッフルし直す/空の大きな壷の中の小さな硬貨/テロ
が核武装する/
11戦争-人間の愚かさをけっして過小評価してはならない
クレムリンからの眺め/戦争に勝つという失われた技巧/愚者の行

12謙虚さ-あなたは世界の中心ではない
フロイトの母親/聖書以前の倫理/偏狭さの誕生/ユダヤ教の物理
学、キリスト教の生物学/
13神-神の名をみだりに唱えてはならない
神不在の倫理/
14世俗主義-自らの陰の面を認めよ
世俗主義的な理想/スターリンは世俗主義者だったか?/陰の面を
認める/

Ⅳ 真実
もしあなたが、全世界が直面している苦境に圧倒されて戸惑ってい
るのなら、あなたは正しい方向に向かっている。グローバルなプロ
セスはみな、あまりに複雑になり過ぎたので、誰であれ、一人の人
間には理解できない。それならば、どうしたら世界についての真実
を知り、プロパガンダや偽情報の餌食になることを避けられるだろ
うか?

15無知-あなたは自分でおもっているほど多くを知らない
権力のブラックホール/
16正義-私たちの正義感は時代後れかもしれない
川を盗む/規模を縮小するか、それとも否定するか?/
17ポスト・トゥルース-いつまでも消えないフェイクニュースもあ

ポスト・トゥルースの種/かつての嘘も、永遠の真実に/洗脳マシ
ーンから抜け出す
18SF-未来は映画で目にするものとは違う
枠にはまって生きる/ディズニー、自由意志を信じられなくなる/

Ⅴ レジデンス
昔ながらの物語が崩れ去り、その代わりとなる新しい物語がまだ現
れていない当惑の時代を、どう生きればいいのか?

19教育-変化だけが唯一不変
のしかかるプレッシャー/人間をハッキングする/
20意味-人生は物語ではない
屋根の重み/ホーカス・ポーカスと信仰創出業/アイデンティティ
のポートフォリオ/エルシノアのスーパーマーケット/語らないこ
と/現実を試す/
21瞑想-ひたすら観察せよ
両側から掘る/

謝辞 訳者あとがき 原注 索引

2019年(令和元年)11月30日発行 (和訳)柴田裕之訳
株式会社河出書房新社刊


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