孤高のメス
6月18日 バルト9
原作:大鐘稔彦
脚本:加藤正人
監督:成島出
出演:堤真一、夏川結衣、吉沢悠、中越典子、松重豊、成宮寛貴、矢島健一、平田満、
余貴美子、生瀬勝久、柄本明
亡くなった母の日記を読む息子。
その日記には、看護婦をしていた母の日々が綴られていた。
20年ほど前、地方の市立病院に赴任してきた、ひとりの医師 当麻が、目の前にいる患者を救うと言う、ただひとつの信念に基づき治療にあたる。
高い技術を持った当麻だからこそできる治療ではあるが、その姿勢には、周りの人間を変える力があった。
保身やしがらみなどに関係なく、ただただ目の前の患者を助けることだけを考える当麻。
肝移植しか助かる道のない患者を目の前にして、まだ誰もやったことのない、生体肝移植を試みようかと考えていた当麻の前に、脳死状態の少年の母から、肝臓提供の意思を示された。
まだ、脳死が法律で認められていない時代であり、もしかすると殺人罪に問われるかもしれないと周りは反対したが、それしか患者を救うことができないという理由で、手術を行う当麻。
当麻を快く思っていない医師に、手術のことをマスコミや警察にリークされた中で、行われた手術。
当麻は、周りの状況にはとらわれずに、ただ患者の命を救うことだけに集中して手術を行う。
手術は成功したが、責任を取って病院を去った当麻。
時は流れ、「人はどこかでつながっている」
看護婦の息子は医者となり、地方都市の病院に赴任する。
院長室で院長を待つ息子。
院長の机の上には、母が大事に持っていた記念写真と同じ写真が…
緊張感漂う手術シーンはリアル。
何かの記事で読んだけれど、
堤真一が「肝臓の手術なら本当にできるかも…」と言っていたとか…
かなり本格的に、練習したみたいです。
緊張感の漂うシーンもあるけれど、
手術室で都はるみをかけたり、
食事会が実はお見合いだったと打ち明けられても「ところで、誰と誰のお見合いなんですか?」と真顔で聞く当麻のおちゃめな一面もあって、思わず笑ってしまうシーンもありました。
母と子のエピソードとかは、泣けたし…
疲れていた心が癒される作品でした。
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