若生りえ Jazz Songs & Diary

ジャズ歌手の若生りえがジャズスタンダードソングの歌詞やエピソードについて語る。
ホームページの方も見てくださいね!

オードリーからの遺言状 ~彼女の愛した詩~

2011年04月30日 | 私の好きな曲 ~ジャズ訳詞一覧~

“TIME TESED BEAUTY TIPS”

 

For attractive lips, speak words of kindness.

 

For lovely eyes, seek out the good in people.

 

For a slim figure, share your food with the hungry.

 

For beautiful hair, let a child run his or her fingers

 

through it once a day.

 

For poise, walk with the knowledge you’ll never walk alone.

 

 

People, even more than things,

 

have to be restored, renewed, revived, reclaimed, and redeemed;

  

Never through out anybody.

 

 

Remember, if you ever need a helping hand,

 

you’ll find one at the end of your arm.

 

 

As you grow older, you will discover that you have two hands,

 

one for helping others.

 

 

The beauty of a woman is not in the clothes she wears,

 

the figure that she carries, or the way she combs her hair.

 

 

The beauty of a woman must be seen from in her eyes,

 

because that is the doorway to her heart,

 

the place where love resides.

 

 

The beauty of a woman is not in a facial mole,

 

but true beauty in a woman is reflected in her soul.

 

 

It is the caring that she lovingly gives,

 

the passion that she shows,

 

and the beauty of a woman with passing years only grows!

 

 

Sam Levenson

 

 

~お詫びと訂正~

 

以前訳させて頂いた『スマイル~中編~』で

ご紹介させていただいた詩は、

オードリー・ヘプバーンが書いたものではありませんでした。

 

サム・レヴェンソンという、アメリカの喜劇俳優、作家、

教師、テレビ司会者、ジャーナリストである彼が、

「TIME TESTED BEAUTY TIPS」

(時の試練をへた人生の知恵)というタイトルで、

自分のかわいい孫へあてて書いた手紙の中の詩です。

 

後に、オードリー・ヘプバーンが愛した詩と知られたことで、

「彼女自身が書いた」と間違えて伝わることもありますが、

オードリーが書いたものではありません。 

 

ユニセフ親善大使であり、バレリーナであった

彼女が愛したこの詩は、人生最後のクリスマス・イヴの夜に、

子供たちに読み聞かせたというエピソードでも有名です。

 

 

「TIME TESTED BEAUTY TIPS」

 (時の試練をへた人生の知恵)            作;サム・レヴェンソン

 

時の試練をへた「人生の知恵」と「本物の美しさ」を得るための条件

 

 

 魅力的な唇でいるためには、

 

思いやりのある、優しい言葉をつむぎなさい。

 

 

愛らしい瞳でいるためには、

 

人々の素晴らしいところを見つけなさい。

 

 

スリムな体でいるためには、

 

飢えた人々と、食べ物を分かち合う心を持ちなさい。

 

 

艶やかな髪でいるためには、

 

一日に一度、子供の指で梳かしてもらい、

 

その感じた気持ちを味わいなさい。

 

 

美しい身のこなしのためには、

 

人は、決して一人では生きてゆけない、

 

ということを心得なさい。

 

 

忘れてはいけません。

 

 

人はみな、物よりもはるかに多く、

 

回復し、復活し、生き返り、再生し、

 

救われることが必要なのです。

 

繰り返し、繰り返し、報われることが。

 

 

身分や年齢などに関係なく、

 

どんな人も、決して見放してはいけません。

 

 

忘れないで下さい。

 

 

『あぁ、もうダメだ!!』と思って倒れそうになっても、

 

あなたの腕をつかみ、救い上げてくれる誰かが

 

必ずいるということを。

 

 

年をとると、人は、

 

自分に『二つの手』があることに気が付きます。

 

 

一つの手は、自分を助けるために。

 

もう一つの手は、他者を助けるために。

 

 

また『女性の美しさ』というものは、

 

いかに高価な服を着ているか、などの理由で

 

判断されるものではありません。

 

 

『見た目の美しさ』というものは、

 

それまでのあなたの生き方が

 

姿となって表れるものです。

 

 

手入れの行き届いた髪とて同じこと。

 

 

それだけではダメなのです。

 

 

『女性の美しさ』を判断するなら、

 

その人の目を見れば分かります。

 

 

なぜなら、目は「心に直結する扉」だからです。

 

 

今までその人が、その目で何を見、何を感じ、

 

どんな風に他人を愛してきたか、

 

それらを映し出す「鏡のようなもの」だからです。

 

 

また『女性の美しさ』というものは、

 

顔のどこにホクロがあるかなどで

 

判断されるものでもありません。

 

 

つまり、『真の女性の美しさ』というものは、

 

その人自身の「魂の表れ」となって

 

映し出されるものなのです!!!

 

 

心をこめた人々への気遣いが、

 

別けへだてのない人々への深い愛情こそが、

 

その女性を美しく、魅力的に見せているのです。

 

 

したがって『女性の美しさ』というものは

 

昨日今日で完成されるものではありません。

 

 

『真の女性の美しさ』というものは、

 

年を重ねてゆく過程の中で

 

まるでダイヤモンドのように、

 

数々の試練によって少しずつ磨かれ

 

光り輝いてゆくものなのです!!

 

 

 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 連休初日♪ | トップ | 言い出しかねて、春。 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

私の好きな曲 ~ジャズ訳詞一覧~」カテゴリの最新記事