若生りえ Jazz Songs & Diary

ジャズ歌手の若生りえがジャズスタンダードソングの歌詞やエピソードについて語る。
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オードリー・ヘプバーンとソウル・フード?

2014年05月04日 | 食いしんボーカリスト
みなさぁ~~~~~~~ん

こんにちはぁ~~~~~~~~~~


今日もあたたかな一日でした


あちこちでイベントが開催されているようで

ちょっと歩くとたくさんの人でにぎわっていて、

いかにもゴールデンウィーク真っ盛り!

という雰囲気ですね


ところで、今日調べものでグーグルを開いたら

グーグルのメインページに

オードリー・ヘプバーンのイラストが載っていました。


今日はオードリーのお誕生日だったんですね!!


そうかぁ、1929年5月4日生まれということは、

もしご存命だったら85歳なんですね。


華やかな衣装をさらりと着こなし、今でも

世界中で愛されているオードリー。

自分に対する仕事にたいするプライドを生涯持っていた、という彼女のことだから、

さぞかし、あのスタイルを保つために、

数々の過酷なダイエットを日頃からしていたのだろう、

と思っていたのですが、実際は違ったようです。


もともと、幼児期に体験した第二次世界大戦での心の傷が深く、

また救援物資も情勢下でドイツ軍に断たれてしまい、

子供のころに思うように栄養がとれず、

その後もずっと、太れない体質になってしまったのだそうです。


オードリーは、女優引退後はユニセフの親善大使をされていたことでも有名でしたが、

それも彼女自身が戦争中何も食べる物がなく、

チューリップの球根を粉にしたものを焼いてなんとか飢えをしのいでいた

まさに生きるか死ぬかの大変な時に、

ユニセフの前身『UNRRA(アンラ)連合国救済復興機関』の救援物資が届き命を助けられた、

ということで、恩返しを兼ねて、余生をユニセフの親善大使にささげたのだそうです。



ところで!!


5月生まれの人には食いしん坊が多いそうですが(笑)

あのバレエで鍛え上げられた美しい細い、

そして数々の名言を残した理性のある知的なオードリーも

唯一、理性でコントロールできなかった食べ物があるそうです。


さて、なんでしょう???


答えは、、、





チョコレート



だったそうです


チョコレートだけは別で、撮影の前に食べ過ぎしまった、

というエピソードがあるそうです。


でも、ベルギーのご出身ですからねぇ~。

ソウルフードの一つでしょう!


オードリーからソウルフードであるチョコレートを取り上げることは、

つまりは、私の人生からあんみつとイチゴ大福を取り上げる、

というようなことですからねっ!



・・・・・ブルブルブルッ!



いやいやいや、



ありえないっ



そんなことを考えながら、

今日も有難く、美味しく、あんみつをいただきました。


というお話でございました


チャンチャン!!


それでは最後に、こちらでも何度もご紹介させて頂いておりますが、

サム・レヴェンソンが孫娘にあてて書いた詩(手紙)で、

それに感動したオードリーがなくなる最後のクリスマスに

子供たちに読み聞かせたというエピソードで有名な、

『時の試練をへた人生の知恵~試練を乗り越えるための秘訣~』

こちらをどうぞご覧下さい!!


ちなみに「試練を乗り越えるための秘訣」というタイトルは

私が意訳的につけたもので、本当のタイトルは

「時の試練をへた人生の知恵」のほうです!


それではこの後も、すてきなゴールデンウィークを!!




「TIME TESTED BEAUTY TIPS」   ~対訳編~

(時の試練をへた人生の知恵)   作;サム・レヴェンソン

~ 時の試練をへた「人生の知恵」と「本物の美しさ」を得るための条件 ~


For attractive lips, speak words of kindness.

魅力的な唇でいるためには、

思いやりのある、優しい言葉をつむぎなさい。


For lovely eyes, seek out the good in people.

愛らしい瞳でいるためには、

人々の素晴らしいところを見つけなさい。


For a slim figure, share your food with the hungry.

スリムな体でいるためには、

飢えた人々と、食べ物を分かち合う心を持ちなさい。


For beautiful hair, let a child run his or her fingers

through it once a day.

艶やかな髪でいるためには、

一日に一度、子供の指で梳かしてもらい、

その感じた気持ちを味わいなさい。


For poise, walk with the knowledge you’ll never walk alone.

美しい身のこなしのためには、

人は、決して一人では生きてゆけない、

ということを心得なさい。


People, even more than things,

Have to be restored, renewed, revived, reclaimed, and redeemed;

忘れてはいけません。

人はみな、物よりもはるかに多く、

回復し、復活し、生き返り、再生し、

救われることが必要なのです。

繰り返し、繰り返し、報われることが。


Never through out anybody.

身分や年齢などに関係なく、

どんな人も、決して見放してはいけません。


Remember,if you ever need a helping hand,

you’ll find one at the end of your arm.

忘れないで下さい。

『あぁ、もうダメだ!!』と思って倒れそうになっても、

あなたの腕をつかみ、救い上げてくれる誰かが

必ずいるということを。


As you grow older, you will discover that you have two hands,

年をとると、人は、

自分に『二つの手』があることに気が付きます。


One for helping yourself,

一つの手は、自分を助けるために。


The other for helping others.

もう一つの手は、他者を助けるために。


The beauty of a woman is not in the clothes she wears,

また『女性の美しさ』というものは、

いかに高価な服を着ているか、などの理由で

判断されるものではありません。


The figure that she carries,

『見た目の美しさ』というものは、

それまでのあなたの生き方が

姿となって表れるものです。


Or the way she combs her hair.

手入れの行き届いた髪とて同じこと。

それだけではダメなのです。


The beauty of a woman must be seen from in her eyes,

『女性の美しさ』を判断するなら、

その人の目を見れば分かります。


Because that is the doorway to her heart,

なぜなら、目は「心に直結する扉」だからです。


The place where love resides.

今までその人が、その目で何を見、何を感じ、

どんな風に自分や他人を愛してきたか、

それらを映し出す「鏡のようなもの」だからです。


The beauty of a woman is not in a facial mole,

また『女性の美しさ』というものは、

顔のどこにホクロがあるかなどで

判断されるものでもありません。


But true beauty in a woman is reflected in her soul.

つまり、『真の女性の美しさ』というものは、

その人自身の「魂の表れ」となって

映し出されるものなのです!!!


It is the caring that she lovingly gives,

the passion that she shows,

心をこめた人々への気遣いが、

別けへだてのない人々への深い愛情こそが、

その女性を美しく、魅力的に見せているのです。


And the beauty of a woman with passing years only grows!

したがって『女性の美しさ』というものは

昨日今日で完成されるものではありません。

『真の女性の美しさ』というものは、

年を重ねてゆく過程の中で

まるでダイヤモンドのように、

数々の試練によって少しずつ磨かれ

光り輝いてゆくものなのです!!



Sam Levenson

サム・レヴェンソン



~お詫びと訂正~

2011年4月30日に一度アップさせていただいておりますが、

もう一度、少しニュアンスを変えたい部分があったので、

対訳風に変えて、再度掲載させていただきました。


3月11日の震災以来、いまだに先がまったく見えない日本ですが、

大人はもちろんですが、心に傷を負った子供たちのことを考えると、

誰かに頼ってばかりでなく、私たちに出来ることはなんだろうと、

もう一度真剣に考えなければいけないときにあると思います。


重複する箇所がございますが、

訳させて頂いた感想も追加しましたので、

お時間がありましたら、ぜひお読みください。



以前訳させて頂いた『スマイル~中編~』で

ご紹介させていただいた詩は、

オードリー・ヘプバーンが書いたものではありませんでした。


サム・レヴェンソンという、アメリカの喜劇俳優、作家、

教師、テレビ司会者、ジャーナリストである彼が、

「TIME TESTED BEAUTY TIPS」

(時の試練をへた人生の知恵)というタイトルで、

自分のかわいい孫へあてて書いた手紙の中の詩です。


後に、オードリー・ヘプバーンが愛した詩と知られたことで、

「彼女自身が書いた」と間違えて伝わることもありますが、

オードリーが書いたものではありません。


ユニセフ親善大使であり、バレリーナであった

彼女が愛したこの詩は、人生最後のクリスマス・イヴの夜に、

子供たちに読み聞かせたというエピソードでも有名です。


この手紙を訳していて、特に後半は、

『女性美』についてかかれているのがわかります。


サム・レヴェンソンが『女の子の孫』にあてた手紙

ということだったので、今回はあえて『本物の女性美』

として書かせていただきましたが、

女性に限らず、もちろん男性にも、

全ての人々に当てはまることだと思います。


そして、前半にある一節。


「人はみな、物よりもはるかに多く、

回復し、復活し、生き返り、再生し、

救われることが必要なのです。

繰り返し、繰り返し、報われることが。」


今の日本人の心に、そして世界の人々の心に、

大事なことを思い起こさせてくれる、

ぜひ毎日でも読んで心に刻みたい、

そして、少しでもこの詩の内容を、

確実に、実行していきたい!!


そんな風に思わせてくれる、

素敵な一行一行だと思いました。



若生りえ

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2 コメント

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!!!!! (悪凡夫)
2014-05-04 20:20:08
読んでいて胸が熱くなりました。
こういう気持ちを持ち続けたいと痛感します!

感謝。
返信する
うん.... (Burt)
2014-05-04 21:13:35
 今日という日には、まさしくこの詩っきゃ無い

 きっと最高のバースデープレゼントになったのではないかと思いながら、再読させていただきました。
返信する

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