goo blog サービス終了のお知らせ 

ポエム (詩)

個人的な気持ち 日常生活で感じた事  ポエム(詩)にしています。

子鮒(コブナ)

2005-04-15 | 生き物のポエム(詩)
何気なく 汚い水路を覗いたら
沢山の小鮒がいた

水深も浅く泳ぐのが やっとと言った場所で
小鮒達は力強く泳いでいた

もっとあなた達にふさわしい場所があると
思うのに・・・

でも、小鮒にとっては
ここがふさわしい場所なのかもしれない

私にはただ見守るしかなかった

犬のお風呂

2005-04-06 | 生き物のポエム(詩)
私は 犬を飼っている
今日は 久しぶりにお風呂に入れた

犬はあまりうれしそうではなく
どちらかと言えば 迷惑だったかも

でも 綺麗になった犬はとても可愛く
いつもと違って 立派に見えた

見栄えは変わっても 
中身はあなたなのにね

あなたを綺麗にするのは疲れたけど
私の 気持ちを洗ったような
さわやかさが残った
又 汚れたら お風呂に入れてあげるね

冬眠からの目覚め

2005-04-06 | 生き物のポエム(詩)
暖かな春のある日
冬眠から目覚めて動物が
土の中から 顔を出す

冬眠していた数ヶ月で
環境が変わってしまい
そこは、冬眠前の風景とは別かもしれない

厳しい冬をひたすら耐え抜き
眠り続けた動物は

春を迎えた喜びと
住み家を奪われた絶望を同時に味わう
事があるかもしれない

しかし全ての動物は そのような場合
すぐに新しい住み家と
エサを求めて旅に出る

住み家とエサの無い その場にとどまるとは
命を落とす事だと知っているから
悲しみについやす時間も無いと・・・

それは 動物に与えられた本能だから

かめ

2005-04-01 | 生き物のポエム(詩)
かめは不思議な動物
ほとんどが硬い甲羅の家を持ち
同じ種類でも 住む所がそれぞれ違う

海に住む ウミガメ
陸に住む リクガメ
沼や池や川に住む 沼ガメ

それぞれが それぞれの進化をとげ
自分にふさわしい場所を見つけた

かめは のろまな動物の代表
でも 本当は とても敏速なんだよ

かめ それは 不思議な動物

卵の殻

2005-04-01 | 生き物のポエム(詩)
卵の殻はとても薄い
あの殻だけで 外の世界と中の世界が分かれている

殻の中に居る間は エサも水も必要なく
ただ 外の世界で生きられるだけの体を
作り出す事に集中する

自分に自信がついた時
自力だけで 殻を割る事が許される

そう その薄い殻を割るだけで
あなたの世界が広がるのです
想像もつかないほど大きな世界が・・・

あなたにとって 殻を割る事は
困難で 勇気のいる事かもしれないけど
今がその時です 力尽きる前に
さあ、こちらの世界に・・・  

2005-03-31 | 生き物のポエム(詩)
あなたが何気なく食べている卵は
多分 命に結びつかない 無性卵の卵でしょう

しかし 見た目はまったく同じ卵でも
有精卵なら それは 暖めれば 
命に結びつく可能性の大きい卵なのです

卵それは 不思議です。

生命それは 偉大です。

ペットとの出会いと別れ

2005-03-29 | 生き物のポエム(詩)
初めて出会った時
可愛い瞳で私を見つめ 
可愛いしぐさで心をゆさぶった

あなたとの出会いは 私の生活を変え
楽しみを与えてくれた

でもあなたを飼った事は これから先の
別れが確実になった事や

別れで大きな悲しみを
残す事を 忘れている事が多い

ペットの数だけ かならず別れがある事を

しかし 悲しみ以上の喜びを与えてくれるペット
だから 又 飼いたくなるのでしょうね

小鳥

2005-03-20 | 生き物のポエム(詩)
小鳥には
空を飛ぶ羽がある
空を飛ぶ力がある

なのに 人間にカゴに入れられた小鳥
青空を自由に飛ぶことが出来ない
力を存分に出せない

その代わり
自力でエサを探さなくても
いつも満腹になれるエサと水が
与えられる

その代わり
危険から身を守れ
人間の愛情を手に入れられる

それが束縛された事への見返り

小鳥はカゴの中で考える
本当に 幸せなのかと・・・