ワイン愛好家の中でも人気の高い隔月誌「ワイナート」はご存じの方も多いと思いますが、広告だけを見てみますとワインセラーが目立ってますね。いまや国内外合わせて10社以上も市場に参入している通称ワインセラー(ワイン専用保温湿機)について、ご説明を致します。
冷蔵庫と同じでしょ?と思いたくなる、ワインを熟成保存するための電化製品「ワインセラー」ですが、冷蔵庫とセラーの最も異なる機能は「温度」と「湿度」です。
まず温度ですが、最適温度(14~18度程度)よりも低いと、ワインの熟成スピードは遅くなり、冷蔵庫のように温度が低く過ぎると、何年経過しても熟成を感じない風味になります。
逆に温度が高いと熟成スピードは早くなり、真夏のエアコンの無い部屋など温度が高すぎると、熟成スピードも早すぎてしまい、ひと夏でワインは凹んだ風味になってしまうのです。
以上のようにワインの熟成には適温管理が重要な事が分りますが、結構見逃しなのが「湿度」。乾燥した場所にボトルを長く保存すると、コルクが細ってしまい、空気がボトル内に流入して酸化が一気に進んでしまうのです。
ではワインの熟成保存に最も適した場所は?といいますと、通年で涼しく温度変化が少ない&湿気の多い場所、そう「鍾乳洞」のようなところが最も理想なのですが、自宅に鍾乳洞を作る訳にはいかないので、温度と湿度を手軽に管理出来る電化製品「ワインセラー」を使用します。
水を加えないのに湿度はどのように発生するの?といいますと、空気中の水分と冷却器の温度差で発する結露を利用して加湿を行っています。簡単にいうと、昔の小型冷蔵庫で製氷室が一緒になったタイプによく見られた、製氷室の廻りに霜(水滴)が付く原理と一緒ですね。
ですが最近、この保湿機能を備えていないにも関わらず「ワインセラー」と表記をして販売されている製品(店舗)が出回っていますので、ご購入の際は十分気を付けて下さい。
大切なワインを台無しにしない為にも、保湿機能を備えたワインセラーをお選び頂ければ幸いです。
さて来週は、セラー庫内の温度&湿度を調節する「エンジン」について説明致します。
お楽しみに~!
ワイン・アクセサリーズ・クリエイション(www.wineac.co.jp)
冷蔵庫と同じでしょ?と思いたくなる、ワインを熟成保存するための電化製品「ワインセラー」ですが、冷蔵庫とセラーの最も異なる機能は「温度」と「湿度」です。
まず温度ですが、最適温度(14~18度程度)よりも低いと、ワインの熟成スピードは遅くなり、冷蔵庫のように温度が低く過ぎると、何年経過しても熟成を感じない風味になります。
逆に温度が高いと熟成スピードは早くなり、真夏のエアコンの無い部屋など温度が高すぎると、熟成スピードも早すぎてしまい、ひと夏でワインは凹んだ風味になってしまうのです。
以上のようにワインの熟成には適温管理が重要な事が分りますが、結構見逃しなのが「湿度」。乾燥した場所にボトルを長く保存すると、コルクが細ってしまい、空気がボトル内に流入して酸化が一気に進んでしまうのです。
ではワインの熟成保存に最も適した場所は?といいますと、通年で涼しく温度変化が少ない&湿気の多い場所、そう「鍾乳洞」のようなところが最も理想なのですが、自宅に鍾乳洞を作る訳にはいかないので、温度と湿度を手軽に管理出来る電化製品「ワインセラー」を使用します。
水を加えないのに湿度はどのように発生するの?といいますと、空気中の水分と冷却器の温度差で発する結露を利用して加湿を行っています。簡単にいうと、昔の小型冷蔵庫で製氷室が一緒になったタイプによく見られた、製氷室の廻りに霜(水滴)が付く原理と一緒ですね。
ですが最近、この保湿機能を備えていないにも関わらず「ワインセラー」と表記をして販売されている製品(店舗)が出回っていますので、ご購入の際は十分気を付けて下さい。
大切なワインを台無しにしない為にも、保湿機能を備えたワインセラーをお選び頂ければ幸いです。
さて来週は、セラー庫内の温度&湿度を調節する「エンジン」について説明致します。
お楽しみに~!
ワイン・アクセサリーズ・クリエイション(www.wineac.co.jp)