わかめろの韓ドラ生活

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イ・ジュンギのどうすりゃいいんだ

2011-05-21 18:41:52 | 韓国ドラマ
原題『나 어떡해』
演出:パク・マニョン
脚本:ソ・シネ
出演:イ・ジュンギ(ソンホ役)、イ・ヨンジュン(ヨンボム役)、イ・ウネ(エギョン役)、ソ・ナミョン(サムスセン役)、パク・ギョジュ(キョンジャ役)
企画意図:この世の中のすべての親はまったく同じだ。この世の中のすべての息子はまったく同じだ。表現されないだけで、彼らはお互いに愛している。

あらすじ
癌で病院に横たわっている母、リストラされ家で時間を過ごす父。
こんな家庭があまりにも嫌で逃げたいと思う18歳の息子、ソンホ。父との大ゲンカ後、家をいったソンホは事故に遭うが、目を覚ましてみると1979年にタイムスリップしていた。ラッパズボン、長髪族、ギター、ミニスカートを取り締まる1979年の異色的な映像の中でソンホはどたばたしながら、その時代の父と母、友人たちに会う。父には良い兄に、母には、初恋の人になってしまう息子ソンホ。短い過去への旅の末に再び現実に戻る。そして、病院で母と父に会う。何も変わったことはない。しかし、彼らの心の中にあった壁は、いつの間にか崩れているのだ。
※ドラマサイトより



以下、感想含め補足です。

ソンホの事故が、インラインスケートで街中の階段の手すりを滑っていたら、とんでもない高さから落っこちるという、タイムスリップどころじゃない事故でハラハラします。2004年のドラマなので、インラインスケートとソンホの服装も、ちょっと一昔前な感じがあります。視聴者的にはタイムスリップ更にタイムスリップ。

“ヤングマン”の鳴り響くダンスホールに、ヘッドスピンで現れるソンホ。ここで携帯電話はなぜか現代と繋がる事が判明。ディスコのトイレに逃げ込んだら、そこで若かりし頃のお父さんと遭遇します。
そしてお父さんの恋を助け始めるものの、その相手がお母さんだと知りビックリ。ソンホは、両親が結婚してもお母さんが癌になり、家計が苦しくなるのが分かっているので、お父さんに「ソウルにはもっとグラマーな子がいるぞ」と言うのですが、お父さんはお母さんにゾッコン。その一方で、若かりし頃のお母さんはソンホに恋してしまいます。

途中でお父さんのお父さん、つまりソンホのお祖父ちゃんが出て来ますがが、それが『プレジデント』のコ代表でした。
若かりし両親と、その友達とで河辺に遊びに行き、お母さんは幼い頃から病弱だった事や、ソンホが病弱な母に辛く当たった事がわかってきます。帰りに足を挫いた若かりしお母さんを、ソンホが背負ってあげるシーンがあるんですが、ここらへんが結構感動します。

現代に帰る?ソウルに帰る?ことにしたソンホに、ソンホとお母さんとの仲を嫉妬した若かりしお父さんが怒り、ソンホに「エギョン(お母さんの名前)は、母親を知らない俺に、母親を感じさせてくれた人だ」と雨の中熱弁。それをこっそり聞いてたお母さん。ソンホは帰り道で、お父さんの欲しがっていたエレキギターを盗み、捕まってしまいます。
捕まったソンホですが、お母さんから話を聞いたお父さんが罪を被りにやって来ます。そこで10.26事件が起こり、どさくさに紛れて二人は警察署を逃げ出します。二人は再会を誓って別れ、ソンホは現代に。

病室でお母さんの側にいるお父さんは、さすがに昔の事を覚えてないのですが、ソンホは家族の大切さを改めて感じるのでした。

…という、発想は『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のようで面白いんですが、76分のドラマなので、どうしても脚本が荒いです。ソンホが現代にどうやって戻ってきたのかは、ざっくり省かれてました。
私は10.26事件(朴正煕暗殺事件)がモチーフになった映画『ユゴ 大統領有故』を見たので、あぁこんな時代背景だったんだなぁと言うのが少し分かりますが、正直、ドラマでソンホとお父さんが逃げる隙を作っただけなので、必要な要素かどうかは微妙な感じでした。

イ・ジュンギさんは22歳くらいでしょうか、まだまだ演技は原石な雰囲気がありますが、他のキャストに比べて、確かな“のびしろ”を感じます。この翌年2005年、映画『王の男』で大ブレイクするんだなぁと思いながら見ると、また違った見方が出来ます。

イ・ジュンギさんの大ファンという方は既に見てらっしゃると思いますが、これから見ようかな?と思ってる方には、“お時間のある時に”とオススメします。

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