※写真は一組「板橋清掃工場だより 第30号」《ごみの分別にご協力ください》より
●上記のようなものは、清掃工場で焼却できる素材であっても、その形状や大きさによっては、焼却できない「搬入不適物」となります。ご注意ください。
東京二十三区清掃一部事務組合HPより:http://www.union.tokyo23-seisou.lg.jp/
■板橋清掃工場だより 第30号(平成23年 1月25日 発行)
~ 3か月連続で月間受電ゼロを達成 ~
板橋清掃工場は、ごみ焼却による熱エネルギーを利用して、蒸気タービンによる発電を行っています。
発電する電力量は平均して、一般家庭の約12,000世帯の使用量に相当します。発電した電力は、灰溶融設備や工場内で使用しますが、余った電力は電力会社に売却しています。
昨年10月には、板橋清掃工場開設以来初の月間受電量ゼロを達成し、電力会社から電気を購入することなく、工場で発電する電力のみで操業することができました。その後12月まで3か月連続で記録を更新しました。
このことは、この間、大きなトラブルもなく安定的に操業していることを示すものです。今後とも常に受電ゼロを目指して、工場職員一同一層の努力を続けていきます。
~ 搬入物検査を行いました ~
板橋清掃工場では、昨年7月、2号焼却炉の排ガス中の水銀濃度が上昇し自己規制値を超えたため、焼却炉を停止しました。原因は水銀を含む搬入不適物が工場に持ち込まれた事によるものです。
板橋清掃工場では、再発を防止するため、搬入物の抜き打ち検査の回数を増やすなど、検査態勢を強化することとし、12月17日(金)に、搬入物検査を行いました。
清掃工場では可燃ごみを焼却処理しますが、時には可燃ごみの中に焼却できない物(金属、粗大ごみ、びん・缶など)が混入している場合があります。これらが混入すると焼却炉故障の原因となり、その修理には多額の経費がかかります。これを未然に防ぐため、清掃工場では搬入されたごみの検査を不定期に実施しています。搬入物検査は不適正搬入の防止だけではなく、リサイクル可能なものを選別することにより、ごみの減量につなげることが可能となります。検査で搬入不適物を発見した場合には不適物の持ち帰り及び適正な処理を指示するとともに、改善に向けた指導を厳しく行っています。
詳細は:http://www.union.tokyo23-seisou.lg.jp/koujou/itabashi/kojyo_dayori/itabashidayori30.pdf
トラブルによる休炉の多い工場は、電力使用量も補助燃料使用量も非常に多い。
板橋清掃工場は、焼却炉も、灰溶融も故障による休炉は非常に少ない。
平成22年度はまだ途中(4/1~11/28)までだが、7/1に1号炉で休炉1回~
そして、同日、2号炉で水銀による停止から休炉
..なんと、同じ日ですね~
参考
■東京23区「清掃工場故障週報(平成22年度途中まで)」(4/1~11/28)
この22年度の故障週報を見ながら、はじめて気がついてたのは、なんと水銀などによって緊急停止・休炉するようなトラブルは、故障週報にはカウントされないということ。故障週報に載せるのは、「設備の故障・トラブル」だけなのだそうだ。設備のトラブル以外で休炉などした場合は、清掃工場等作業年報の「清掃工場処理年報」の「調整」という欄に載るのだそうだ。年報には、その調整の内訳などいっさい書かれていない。今回これだけ大きな問題となった水銀による炉の停止、22年度の年報では何らかの対応はあるかもしれないが。内訳なしではやはりおかしい。---私は、あの「調整」は、ごみ不足による焼却炉のごみ待ち状態のやりくり「調整」、操業協定などによる一定のごみ量のための「調整」、何らかの緊急事態のときのための余力の「調整」だけだと思っていたのだが~だからといって、23区の広域処理で、この「調整」がなくなると大変なことになるというのもわかるのだが、そういうところで実態をみえにくくさせているのもなんだかな、、、
参考(本ブログなど)
■23区 平成21年度清掃工場作業年報(2)電力等/薬剤使用量
■23区 平成21年度清掃工場作業年報(1) CO2排出/稼働状況/故障
★☆★☆ 一組情報あれこれ~ ★☆★☆
■ 平成23年度特別区職員(Ⅰ類)採用試験受験希望者対象の清掃工場見学会を開催します。
3月12日(土)中央清掃工場:100名 先着順 ← 100名先着順とは~ すごいですね。
■一組議会 平成22年第4回定例会会議録(速報版)
開会(午後2時30分)、休憩(午後2時40分)、再開(午後2時56分)、閉会(午後3時09分)← 6議案すべて、質疑「なし」、採決は可決することに「異議なし」「異議なし」とスムーズに、実質23分間で終了。
■ 持込ニュース23第6号
■ ごみれぽ23 2011
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