23区のとことん討論会に参加
今年は荒川区での開催、
午前中の基調講演のほぼ終わりの頃に会場に到着
午後の分科会は、清掃工場関連の第三分科会に参加した~
第三分科会のテーマは、
焼却ごみの削減、紙類の資源化にスポットをあてて、、、
アドバイザーの
千葉市の君塚さん、熊本さんからは、焼却ごみ1/3削減の取組、ごみの分別・排出ルールの指導制度など、
清掃一組の佐々木さんからは、清掃工場のごみ性状、紙類の工場別構成比、搬入ごみの現状、搬入検査など、(水銀の問題も)
中央区の竹内さんからは、23区の清掃リサイクル主管課長会の取組、23区の紙類回収の状況など
東資協の松本さんからは、北区の事業系古紙回収の取組例、雑がみ回収の資源化などについて
とことん実行委員からは、政令指定都市の事業系ごみの清掃工場の受入対応、搬入手数料などの資料、
そして、参加者との質疑や意見交換など、、
参加者も、さまざまな意見や想いを持って集まっているので、、限られた時間内でみんなが納得いく話し合いというのはなかなか難しいことではあるが、、個人的には、いつもこの分科会でかんじる平行線、一方通行のやるせなさは、今年はやや少なかったかな、今後のアプローチ次第では、目指す方向に近づく感触も得られたので、、、
しかし、23区側には、、事業系ごみの資源化ルートを構築しようよ、よりいっそうのごみ減量を進めようよ、という気概はまったくみえてこなかったのは残念。東資協松本さんの、集めた紙を資源化するのが自分たちの仕事であるからという、そういう仕事に対する誇りは嬉しかったな~ 資源回収事業者だからこその発言はこういう運動の励みになる。ほんとうに分ければ資源となり得る紙類など、受け皿もあるのに、、、資源をごみとしないためのシステムづくりに行政が動こうとしないのはとても悲しい、、、、ここで愚痴っても仕方ないので別途また~
千葉市の「焼却ごみ」と、23区の「ごみ焼却量」比較
参加者は、容器包装プラスチックの資源化やごみ有料化の問題への関心も高く、いろいろな話がでてきた。千葉市は、現状では容器包装プラスチック類は資源化していないので、、、ちょっと突っ込まれていた。千葉市のHPをみると、「国の法制度等の動向を考慮し、費用対効果を勘案しながら計画期間内の実施に向け検討を進めます」とはなっている。
環境省の「一般廃棄物の排出及び処理状況等」(平成27年度)では、千葉市の平成27年度の1人1日あたりのごみ排出量は、政令指定都市のなかでも多めで、大阪市と同じ1,041g/人日である。23区の合計ごみ量は986g/人日となるので、千葉市は23区よりも1人あたりのごみ排出量は多いのが現状。(全国平均は 939g/人日)
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それでも、千葉市は、焼却ごみは10年間で1/3削減達成をしているのですばらしい。
平成18年度:330,692トン ⇒ 平成26年度:250,531トン(10年間で約84,536トン減量)25.6%減
(千葉市:焼却ごみ削減のページ) 目標値254,000トン、
23区の場合、清掃工場でのごみ焼却量は、
平成18年度:2,742,744トン ⇒ 平成27年度:2,720,228 トン(10年間で22,516トン減量)0.8%減
廃プラサーマル実施の平成20年度は2,795,609 トンに増量したが、その後は微減、横ばい
とりあえず~
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今朝は、とんでもないアクシデントがあって、早朝からばたばたして出かけ、とことん討論会会場にはお昼前にやっと到着。G/upの仲間が参加していたので一緒にお昼を食べて落ち着いた。彼女は第二分科会に、私は第三分科会に、、遅れてくる彼女は第一かな?とおもっていたが第三で合流、、、とことん討論会は、いろんな知り合いとの、年に一度の出会いの場にもなる。そういった意味でもありがたい集まりである。今日も多くの懐かしい顔ぶれに再会した~
分科会終了後、全体会で第一分科会と、第二分科会の報告を聞いたあと、、、会場のすぐそばのおそば屋さんで、風流に打ち上げ、参加者が打ち上げしても仕方がないだろうが、なにしろ、清掃一組の「サーマルリサイクル実証確認結果の確認等検討委員会」での公募委員3人が集まったので、、、ごみ問題のこだわり云々と言うよりも、ごみバンカホッパーステージでごみ性状調査を一緒に見学したというある種の連帯感はひとしおなので、久しぶりの乾杯で、、、、
第22回東京23区とことん討論会
「23区発! ごみゼロへのビジョンー燃やすから、燃やさないへ!」
日時: 2017年7月25日(火)
会場: サンパール荒川(荒川区民会館)
主催: 第22回東京23区とことん討論会実行委員会
後援:東京都・特別区長会・荒川区
--プログラム--
9:15 受付 9:45 開会 挨拶
《基調講演》 10:00~11:45
食品ロス -使い捨て時代を考える-
講師 NPO法人使い捨て時代を考える会相談役 槌田 劭さん
《分科会テーマと内容》 《分科会アドバイザー》13:00~16:45
第一分科会 「食品ロス―使わず捨て」を考える」
食べられるのに捨てられる食べ物。「食品ロス」は日本で年間約632万トン。その量は約3000万人の年間食料に相当します。食品ロスを生み出す「使わず捨て」の社会と暮らしのあり方にスポットをあて、食品ロス削減の方法を市民、行政、事業者で考えます。
槌田 劭さん NPO法人使い捨て時代を考える会代表
木下 兼吾さん 荒川区環境清掃部清掃リサイクル課長
増田 充男さん 日本チェーンストア協会執行理事
その他団体 交渉中
第二分科会 河川にも!! マイクロプラスチック汚染の現状
-まずとレジ袋有料化へ-
河川からも大量のマイクロプラスチックを検出!!東京都は2020年までにレジ袋無料配布ゼロを宣言しました。実現に向けて、市民、事業者、行政とともに、しくみや環境教育など、なにができるかをとことん話し合いましょう。
二瓶 泰雄さん 東京理科大理工学部土木学科教授
古澤 康夫さん 東京都環境局資源循環推進部資源循環専門課長
金丸 治子さん イオン(株)グループ環境社会・貢献部長
高田 忠則さん 荒川区スポーツごみ拾い実行委員長
奥田 明子さん 東京都地域消費者団体連絡会会長
舟木 賢徳さん 環境経済政策研究所所長
第三分科会 「徹底した資源化でCO2の削減を!!」
23区の清掃工場には家庭からだけでなく、事業者からの紙ごみも持ち込まれていますが、千葉市や横浜市などでは資源化可能な紙類の搬入を規制しています。家庭からの雑がみを含め、紙類の徹底した資源化がなぜ23区では進まないのでしょうか?
竹内 一正さん 中央区中央清掃事務所長・23区清掃リサイクル主管課長会会長
佐々木 正さん 東京二十三区清掃一部事務組合総務部企画室長
松本 貞行さん 東京都資源回収事業共同組合理事長
君塚 清美さん 千葉市環境局資源循環部廃棄物対策課3R推進班主査
《全体会》 17:00~18:00
23区を一回りするにはあと2年(残り中央区、渋谷区)
次は、中央区で2018年11月開催のようだ~
これまでの開催、開催年月、開催区、会場
第1回 1996年8月 --- 国立青少年育成センター
第2回 1997年8月 新宿区 早稲田大学
第3回 1998年8月 中野区 中野区立リサイクルセンター
第4回 1999年8月 練馬区 練馬区立光が丘区民センター
第5回 2000年8月 北区 北区滝野川会館
第6回 2001年8月 台東区 台東区民会館
第7回 2002年8月 板橋区 板橋産文ホ-ル
第8回 2003年8月 杉並区 セシオン杉並
第9回 2004年8月 豊島区 豊島区民センタ-生活産業プラザ
第10回 2005年8月 文京区 文京区民センタ-文京区消費生活センタ-
第11回 2006年8月 目黒区 目黒区民センター
第12回 2007年8月 港区 リーブラ(港区男女平等参画センター)
第13回 2008年8月 葛飾区 ウィメンズパル(消費生活センター)
第14回 2009年8月 品川区 きゅりあん
第15回 2010年8月 江東区 江東区文化センター
第16回 2011年8月 大田区 大田区立消費者生活センター
第17回 2012年8月 江戸川区 タワーホール船堀
第18回 2013年8月 世田谷区 成城ホール
第19回 2014年8月 墨田区 曳船文化センター
第20回 2015年7月 足立区勤労福祉会館(プルミエ)
第21回 2016年7月 千代田区 千代田区役所
第22回 2017年7月 荒川区 サンパール荒川