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容リ協「個別企業の再商品化委託料金」ホームページで公表の方向

2008年06月21日 09時55分14秒 | 容リ法 プラ新法
■「再商品化委託料金ホームページ掲載」同意事業者数が8,000社を超えました
財団法人日本容器包装リサイクル協会HP 平成20年6月20日
http://www.jcpra.or.jp/00oshirase/itaku_keisai080619.html
 当協会では、再商品化委託料金のホームページ掲載について、2回にわたり意向照
会状を発送しました。
その結果、平成20年6月19日現在、8,214社から掲載の同意を得ましたことをご報告します。
 なお、意向確認書の返信締切は、平成20年6月30日(月)となっておりますので、まだご送付いただいていない事業者の方は、お早めにご返信ください。
<「再商品化委託料金ホームページ掲載」同意事業者数(平成20年6月19日現在)>
発送社数 24,244社
同意社数 8,214社


●なかなかいい取り組みだと思う。これまでは「再商品化義務履行者リスト」は公表されていても個別企業がいくら払っているのかまではわからないので。

●いきさつとしては、容器包装リサイクル法の改正にあたり、国会(環境委員会)における審議の過程の中で、個別企業の再商品化委託料金の情報開示問題が取り上げられ、当時の小池環境大臣が「公表する意向がある事業者については財団法人日本容器包装リサイクル協会がこれをとりまとめて公表することを検討する」と答弁したことからきているようだ。

●いろいろ問題の多い容リ法ではあるが、消費者の分別の大変さ、自治体の負担ばかりが表面化して(実際にそうではあるが)、再商品化費用を特定事業者が支払っているということはあまり話題にならない。数年前に、大手スーパーが費用不払いというときはいろいろニュースになったけど。そのときに各社とも数億円単位の負担があるのだと報道された程度。公表することで、容器包装の削減に僅かでも結びつく可能性もある。

●<市町村><特定事業者>の再商品化費用負担(総額)平成18年度
品目/市町村負担額(a)/特定事業者負担額(b)/合計(a+b)
ガラスびん/217,208,472円/1,591,409,990円/1,808,618,462円
PETボトル/2,408,325円/ 230,901,587円/233,309,912円
紙/22,086,215円/620,663,123円/642,749,338円
プラスチック/1,976,766,372円/45,594,539,679円/47,571,306,051円
4素材の合計/2,218,469,384円/48,037,514,379円/50,255,983,763円
●総額502億の費用負担である。企業は480億負担、そのうちの大半はプラスチック再商品化費用なのだ!

●注 特定事業者((1)「容器」「包装」を利用して中身を販売する事業者(2)「容器」を製造する事業者(3)「容器」および「容器」「包装」が付いた商品を輸入して販売する事業者 のことをいいます(ただし小規模事業者は適用除外)
※この小規模事業者負担分は市町村が負担する。







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