※写真は三井記念美術館ホームページより
■ 「奈良の古寺と仏像展」~會津八一のうたにのせて~
平城遷都1300年を記念する特別展です。奈良は、日本の宗教文化の原点であり、寺院に祀られる仏像は、信仰の対象であるとともに、極めて芸術性が高い作品として、多くの人を魅了してきました。多数の国宝、重文を含む優れた仏像を、奈良を詠った會津八一のうたにのせて展示し、日本の宗教の奥深さ、美的感性の高さを知っていただきます。
三井記念美術館ホームページより http://www.mitsui-museum.jp/
今日は、区役所に行った帰りに、三井記念美術館の「奈良の古寺と仏像展」に回ってきたのだが~ やはり展覧会というのは、終盤間際はかなり混雑する。今日も熱心な人が多くて、じっくりのんびり仏像めぐりというわけにはいかなかった。
~會津八一のうたにのせて~の今回の企画、それはそれですばらしいものなのではあろうが~ 仏像にも八一のうたにも造詣のない私には、いまにも會津八一の「ちがう」と言う声が聞こえてきそうだった。音声ガイドで、仏像の説明や、その時々によんだという八一のうたも流れてくるのだが、それは奈良のそれぞれのお寺で仏像をみたからこそのうたなのだろうというのが率直な感想。奈良に行かずして、東京の涼しい国の重要文化財にもなっている三井本館の美術館で、ずらりと並んだ仏像をみられることはとてもありがたいことなのではあるが~ 感謝こそすれ、なにか「ちがう」などという方がおかしいのではあるが~やはり違和感を感じたのである。何も仏像に限らず絵画であってもそうなのだろうが~
昨年奈良に行ったとき、興福寺の国宝特別公開で阿修羅像などをみたときは感動した。駆け足で回ったので、正倉院展や東大寺しか行かれなかったのだが、やはりその場でみてこそなのだろう。どこのお寺も、国宝級や重要文化財級の仏さまはあちこちに出張中で、お里帰りはなかなかできないそうで~
それにしても三井美術館も三菱一号館美術館もすばらしいものだ。財はこのように使われるのもいいですね。その三井美術館で困ったことは、コインロッカーの数が少なすぎ。それがあるものだと思うからこそ、今日、出かけたついでの帰り道で、書類と友達が手作りお味噌の完成品をくれたものを持っていたのだ。身軽に動けない悲しさではあったが、よかったことは、どの展示室もソファーがたくさん中央にあるので、休みながら遠目にも観賞できたことかな。三菱一号館美術館は復元したものではあったが、三井美術館は現役の国の重要文化財というのだからそれは格調高い展示室であった。お手洗いなども入口ドアの重々しさ、個室ドアは上下のあいたあれはなんというのだろう(昔の海外旅行では度々お目にかかった)、また、大理石もたくさん使っていた。おもわず写真をとりたかったのだが、待ち人も多くて自粛した。
贅沢を言ってはいけませんね。東京にいながらにしてみられるしあわせを感謝しなくては。来月は、待ちに待った「ゴッホ展」それこそ世界中のゴッホをかき集めてくるのだろうが~ しっかりと感謝をしてありがたく行かなくては!!
わが家のペンキ塗、ベランダ側は終了して、今週は廊下側なので、帰宅拒否症候群に陥っていたのだが~ もうこれでペンキの臭いもしなくなるのかな~
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