米子市のバイオマス発電所で9月、爆発を伴った火災が起きたことを受けて、鳥取県などが立ち上げた調査チームは、爆発と火がついた原因はいずれも複数考えられ、複合的な原因で爆発に至ったとみられると、調査結果を平井知事に報告したようだ~(参考「米子のバイオマス発電所火災“複合的原因で爆発に”調査チーム」)
NHKによると、公立鳥取環境大学の田島正喜教授の報告
・原因の特定には至らなかったものの「爆発」に関しては木質ペレットが発酵して可燃性のガスが発生したか、砕けて粉末状になった木質ペレットが粉塵爆発を起こしたか、2つの原因が考えられる。
・また、爆発をもたらした「着火」については、施設内で発生した静電気や火花、木質ペレットを運ぶベルトコンベアの潤滑油、木質ペレットが発酵して発生した熱の3つの原因が考えられ、爆発と着火の原因を組み合わせた複合的な原因で爆発に至ったとみられる。
関連(本ブログ)
■米子バイオマス発電所で火災 5月にも2度出火<米子市、原因究明と対策が講じられるまで稼働停止申し入れ>2023年09月13日
米子バイオマス発電所において、これまで複数回に渡り発生した火災等の事案により周辺の地域住民に大きな不安を与えていることから、同社に対して周辺住民の安全確保対策の徹底について申し入れをおこないました。
日時
令和5年9月12日(火曜日) 午前11時00分~
場所
米子市役所第1応接室
出席者
申入者 米子市長 伊木 隆司
申受者 米子バイオマス発電合同会社 米子バイオマス発電所 足利 司 所長
申し入れ内容
- 安全確保上、必要な場合を除き、運転を停止すること。
- 火災などの事故原因の究明を行ない、再発防止策を確実に実施すること。
- 事故とその後の対応状況について、地域住民への説明を行ない、信頼回復に努めること。
- 上記の対応を終わるまでは、運転を再開しないこと。
掲載日:2023年9月12日