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JESCO 東京PCB処理事業所における下水道への放流排水のダイオキシン類下水排除基準・協定値超過の原因・再発防止とPCB処理再開について

2019年10月04日 17時53分43秒 |  PCB/DXN類など

敷地境界大気中のダイオキシン類に、排水ダイオキシン類の測定結果を入れてみた、、、
大気と排水の相関ありか?

 

東京PCB処理事業所、排水のダイオキシン類 12pg-TEQ/L で東京都・江東区との協定値及び下水排除基準を超過して水熱分解処理を停止していたが、原因調査結果を踏まえて再発防止措置を講じたので、本日 10 月 4 日(金)からPCBの処理を再開したそうだ~

それにしても、外野がピーチクパーチク言ってもどうにもならないのだろうが、、、

最近は大きな事故やトラブルがなかっただけに、、
処理期限が近くなってきて、順調に操業できて気が緩んできたのか、、、
結果的に、40日以上もPCBの分解はストップした~

下水排除基準や協定値を超過しても、操業停止ではなくて、水熱分解処理の停止のみだったので、
またフラン系が多かったのだろうとはおもっていたが~

原因は、「分解処理工程からは発生しないダイオキシン類成分が集積され、局所的に高濃度となったものが一時的に排出されたためと推定」と、、遠回しな書き方だが、、、いわゆる、ダイオキシン類の成分が、PCB処理の操業由来のダイオキシン類ではなくて、外部から入り込んだと言っているのだろう、、、

それにしてもなぜ学習しないのだろうか?
過去にも、同様の事例で協定値を超過している、、、

2012年、排水ダイオキシン類 5.6pg‐TEQ/ℓ(8月採取)の時も、焼却由来とおもわれるフラン類が主で、考えられることとして、「冷却塔は大型で屋上に設置されており、猛暑の影響で熱交換用の空気量が増えたことにより、空気中に含まれている微量の汚染物が濃縮された可能性もある」として、JESCOの対策としては、排水ろ過器の活性炭の全量交換他としていたが、(以前、気になって、その屋上に設置という「冷却塔」も見学させてもらったことがある、、、) 今回は、冷却塔経由ではなかったようだが、,、それにしてもな、、、

例え排水ダイオキシン類12pg-TEQ/Lが焼却由来であったとしても、中防の大気はダイオキシンまみれで、その影響被害を度々受けているのだから、、無防備で、対策がおろそかになったとしかいいようがない、、、

様々な廃棄物の処理施設が立地しているのだから、、、処理施設同士の信頼関係や協定のようなものも大事かもしれないが、犯人捜しなどせずとも、先ずは、被害を受けないような自衛策は当然やるべきこと、、、

中防の周辺大気のダイオキシン類測定も、測定頻度が少ないにもかかわらず、高濃度の測定値が度々でてくるホットスポットなので、、、周辺施設からJESCOまで焼却灰が飛んでくることは十分ありえるし、、「活性炭の取替や大気や雨水からのダイオキシン類の取込みを防止するための覆い等」当然のことだろう、、排水処理設備など、年度ごとのオーバーフォールで汚泥など清掃していないのだろうか?

再測定の結果は「協定値を下回っていました」のみで、測定値は公表されていないが、、、

とりあえず~

 

 

JESCO

東京 東京PCB処理事業所における下水道への放流排水の下水排除基準・協定値超過の原因・再発防止とPCB処理再開について
(令和元年10月4日) 

News Release
令和元年10月4日

中間貯蔵・環境安全事業株式会社
東京PCB処理事業所

東京PCB処理事業所における下水道への放流排水の
下水排除基準・協定値超過の 原因・再発防止とPCB処理再開について

 当社東京PCB処理事業所は、令和元年 8 月 23 日(金)に判明した公共下水道放流水におけるダイオキシン類濃度の下水排除基準及び東京都・江東区との協定値の超過を受け、PCBの処理を停止しておりました。この度、本件事象の原因調査結果を踏まえた再発防止措置を講じ、本日 10 月 4 日(金)からPCBの処理を再開いたします。
 関係者の皆様には多大なご迷惑・ご心配をお掛けして誠に申し訳ございませんでした。

1.発生事象の概要
 令和元年 7 月 24 日(水)、東京都・江東区との協定に基づく公共下水道への排水測定(年 2回)のためのサンプリングを、外部の測定業者に委託して実施しました。 8 月 23 日(金)、ダイオキシン類の測定値が 12pg-TEQ/L(下水排除基準:10pg-TEQ/L、東京 都・江東区との協定値:5 pg-TEQ/L)であったことが判明しました。
 なお、本件事案による一般環境への影響はありません。

2.応急対応
 測定業者からの一報を受け、PCBの処理を速やかに停止し、当該設備から発生する排水の下水道への放流を停止しました。
 なお、処理停止直後に行った 8 月 23 日(金)の分解処理済液・排水の追加測定では、各測 定地点のダイオキシン類濃度は協定値を下回っていました。

3.発生原因
 追加測定等による調査を、専門家の助言も受けつつ行いました。
 この結果、今般の下水排除基準超過の原因は、水熱分解処理設備の運転異常等に起因するものではなく、水熱分解処理において発生した排水を処理する設備の一部において分解処理工程からは発生しないダイオキシン類成分が集積され、局所的に高濃度となったものが一時的に排出されたためと推定されました。これまでの排水処理設備の運転管理・保全では、こうしたダイオキシン類成分の集積を想定した設備対策等を行っていませんでした。

4.再発防止
 以下の対策を実施しました。
○ 局所的なダイオキシン類の集積に関与した可能性があると考えられる排水処理設備の一部 について、排水の汲み出し等による清掃を行いました。
○ 各排水処理系統の活性炭を交換しました。
○ 水熱排水系統の排水処理設備への大気や雨水からのダイオキシン類の取込みを防止するための覆い等を設置しました。
 また、今後、各対策の効果を維持するための措置を講じるとともに、一定期間、所内でのダイオキシン類の測定地点の追加や測定頻度を増やす監視強化を行います。

 


 

参考までに、、、

関連(本ブログ)
東京臨海リサイクルパワー(TRP)微量PCB廃棄物処理事業に係る地域環境委員会(第17回)傍聴しました~(またまた、敷地境界ダイオキシン類 高濃度)2019年01月28日

最新の「微量PCB廃棄物処理事業に係る地域環境委員会(第18回)」(令和元年9月3日開催)の資料は公開されていない、

 

 

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