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平成23年度 大気中水銀バックグラウンド濃度等のモニタリング調査結果について(お知らせ)/環境省

2013年03月22日 20時30分59秒 |  PCB/DXN類など

環境省報道発表資料より(平成25年3月22日)
■平成23年度 大気中水銀バックグラウンド濃度等のモニタリング調査結果について(お知らせ)
http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=16473
 環境省では、国際的な水銀対策の立案に資するため、平成19年度より、国内の発生源による影響を直接受けない地点(バックグラウンド地点)において、水銀の大気中濃度等のモニタリングを試行してきました。平成24年3月には、それまでの測定データの蓄積によりデータの信頼性が確保されたと判断されたことから、平成22年度までに実施した調査結果を公表したところです。
 今般、平成23年度の調査結果を過年度の調査結果と併せてとりまとめましたので、公表いたします。
 平成23年度の測定結果は、平成19~22年度の測定結果と比較して、概ね横ばいの推移を示しました。なお、測定結果を大気中水銀濃度の指針値と比較したところ、過年度の測定結果も含め、常に指針値以下でした。
(略)
3.調査結果の概要
(1)平成23年度の調査結果の概要
 大気中の形態別水銀の合計の年平均値は2.1ngHg/m3、月平均値の範囲は1.6~2.8ngHg/m3、1時間毎の測定値の範囲は1.1~4.7ngHg/m3でした(表2)。また、大気汚染防止法に基づく大気中水銀濃度の指針値(年平均値40ngHg/m3)を常に下回っていました。
 なお、大気中の水銀は、そのほとんどが金属水銀で占められており、酸化態水銀及び粒子状水銀が占める割合は、平均で1%未満でした(詳細は表2及び別添参照)。
(2)平成23年度と過年度の傾向の比較
 形態別水銀の合計の濃度及び形態別の水銀濃度の年平均値は、平成19~22年度の調査結果と比較して、概ね横ばいで推移していました(詳細は別添参照)。
 なお、平成21年度までは試行期間であり、測定日数が限られる等の点に留意する必要があります。
(3)降水中の水銀濃度
降水中の水銀濃度の年平均値は3.0ng/L、測定値の範囲は0.6~10.9ng/Lであり、年平均値は、降水中水銀濃度の測定を開始した平成20年度以降の調査結果と比較して、概ね横ばいで推移していました。降水中の水銀については指針値等が設定されていませんが、参考として、水銀に関する水道水の水質基準値である0.0005mg/L(500ng/L)と比較すると、測定値は非常に低い値でした(詳細は別添参照)。なお、平成21年度までは試行期間であり、測定日数が限られる等の点に留意する必要があります。
4.今後の対応
 本モニタリング調査のデータは、アジア太平洋地域における大気中の水銀の状況についての基礎資料として国際的に重要であり、将来的には水銀に関する水俣条約の有効性評価にも資することから、今後も継続的にモニタリング調査を実施し、広く国内外へのデータの提供や結果報告を行う予定です。
 また、UNEP世界水銀パートナーシップ・プログラム等の国際的な取組に調査結果を提供すること等により、大気経由での水銀の広域輸送等に関する国際的な知見の収集や、それらに基づく国際的な取組に、積極的に貢献していきます。
添付資料
(別添)平成23年度 大気中水銀バックグラウンド濃度等のモニタリング調査結果について [PDF 781KB]

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