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【開催しました!】わちゃっとvol.3「生きている化石、空白の一億年を語る。」4/9

2016-04-24 11:58:24 | わちゃっとのイベント

 

こんにちは!わちゃっとのまちゃこです。

わちゃっとカフェvol.3開催報告です!! 

2016年4月9日(土)

わちゃっと第三弾のイベントとして、

「生きている化石、空白の一億年を語る。」 を開催しました~~!

当日のわちゃっとTwitterの様子は、こちらから!http://togetter.com/li/960572

 

会場は今はやりのお散歩スポット谷中にある、さんさき坂カフェさん。

わちゃっとvol.1でもお世話になった、和な雰囲気が素敵なカフェです。

 

ゲストは、化石研究家の、加瀬友喜さん(国立科学博物館名誉研究員)!

「生きている化石」を発見するという、稀有な経験の持ち主!!

「モクレンタマガイ」という「生きている化石」についてお話いただきました。

 

たくさんの方にお越しいただきました!ありがとうございました!

 

当日の様子

 

「生きている化石」って、古生物学者にとってすごく重要なもの!

化石になるのは、生き物のほんの一部分だけなので、

柔らかい肉の感触だったり、温度だったり、何を食べていたのか、など、

化石として残らない部分は、推測するしかありません。

「生きている化石」が見つかれば、そういう事実がパッと一目でわかるんです!

だから「生きている化石」はブレイクスルーのカギ!というわけ。

 

今回のゲスト・加瀬友喜さんが見つけた「生きている化石」は、

「モクレンタマガイ」という貝。一億年以上も前から存在している貝ですが、

今はフィリピンの一部にしかいない、超レアキャラです。

 

この貝、形は「タマガイ」そっくりなんだけど、食べてるものが違いました。

そう、「タマガイ」は肉食系で、ほかの貝を食べるけど、

「モクレンタマガイ」は草食系だったの

それは、「モクレンタマガイ」を捕まえて、飼ってみないとわからなかったことでした。

 

加瀬さんの調査のフィールドは、フィリピンの島々。

調査の様子なんかも伺うことができました!

宝探しをしていると勘違いされて、銃を向けられることもあったり、

シートベルトのない飛行機に乗ったり…調査って命がけなんですね。

 

化石と聞くと、恐竜や、脊椎動物を思い浮かべる人が多い中、

貝の化石についてのお話は、とても新鮮でした!

フリートークも、貝にまつわるお話しで盛り上がりました。

 

こんど貝を食べる機会があったら、

この貝はナニを食べて生きていただんろう。。。

とか考えてしまいそうです。

 

 

わちゃっとのイベントはまだまだ続きます!

次回は6月です!!

 

みなさんお楽しみに~


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