●パチンカス

●パチンカス

　パチンカスとは、パチンコ(「パチスロ」含む。以下同)依存症者に対する蔑称である。

概要

パチンカスという言葉が生まれた経緯は、ニュースや雑誌で、パチンコ依存症者の以下のような行動が広く知れ渡り、ネットを中心に、パチンコ依存症者の迷惑な行動が忌避されたからである。

1.　炎天下で子供を乗用車内に放置したまま、親がパチンコに興じ、子供が死亡

2.　パチンコをしたいがために、強盗殺人

3.　若しくは、パチンコで作った借金返済のために強盗殺人

4.　パチンコで作った多重債務で自己破産の末、強盗、窃盗

など、パチンコ依存症の行動は、パチンコに興味のない者からするととても目に余る行動ばかりである。

上記4などであれば、他者に迷惑が掛からないことなので、「好きにすればいいんじゃん。自分の人生なんだから」と、ドライに割り切れる。しかし、特に1の件については、2000年代に社会問題化した時期もあり、業界を含め、大きな非難を受けた。

また、私見ではあるが、パチンコ依存症者を、「パチンカス」と呼ぶ人たちには、「パチンコ依存症者にお金を貸しても返ってこない」、頻繁に「金を貸してくれ」と言われる、「勝ったら返す」と返済を先延ばしにされるなど、嫌な思いをしている人も多いのではないかと推察される。
理由として、上記の件はパチンコ好きの家族、友人、知人、同僚を持つと、100%遭遇するアクシデントであるためである。

業界の動き

なお、北朝鮮送金問題や、遠隔操作での摘発、そして脱税を指摘されることもあり、元々パチンコ業界のイメージが良くないという背景もあるため、パチンコ依存症者だけではなく、パチンコ業界も含めて「パチンカス」と呼ばれることもある。(しかしながら、北朝鮮送金で摘発された焼肉屋があったり、脱税している会社はパチンコ業界だけに限らず、釘打ちはともかく、遠隔操作は流石に警察も摘発するので、そこまでおかしい業界とも、一概には言えない)。

マルハンのように業界の正常化を目指す会社、ダイナムのように海外に上場しイメージアップを目指す会社がある中で、パチンコ依存症者の上記のような行動は、業界全体の足かせとなっている。
そのため、遊戯協会などでは、パチンコ依存症者をこれ以上増やさないような動きを2000年代頃から取っている。

業界全体を「パチンカス」と呼ぶ人の中には、業界トップのマルハンの従業員の年収を挙げ、「パチンコ依存症者の不幸の上に成り立っている栄華」を侮蔑、若しくは嫉妬して、呼ぶ場合もある。

例として、マルハンの、32歳の年収レンジは、810万～1130万円である(ソース→http://083934.jp/career/index.html)

この年収は、外資系企業よりは劣るものの、いわゆる東証一部上場企業の年収レンジより高い。

総評

人のお金を借りてやるのではなく、自分で稼いで余ったお金でやりましょう。
熱くなっても勝てません。パチンコ、スロットに限らず、そもそも、ギャンブルは胴元が儲かる仕組みです。
せめてお昼や晩のご飯の分を残すことを推奨します。

家庭用に改良されたパチンコ台の実機や販売されているシミュレーションゲームを購入し、
料金を抑制するのも一つの個人的な見解ではある。

ニコ動ではこれら「パチンコで自身や他者の人生に迷惑をかける重度の依存者」という以外にも、パチンコと関係ない動画等でパチンコの話題をしだすもの（例：「この版権作品がパチンコになったら云々」「パチンコの演出みたいｗ」）等を「パチンカス」と呼ぶ場合もある。言うなれば「○○厨」のパチンコ版か。