もう買ってから20年になるでしょうか・・・
このリールほとんど使っていません
もう眺めているだけ・・・ タンスの肥やしってやつです
それは何故か
ある問題が・・・
”ABU Cardinal 33”
アブ カーディナル33
Quarterの所有しているものはOLYMPICが日本総代理していた
”92年復刻版” と言われるモノです
このモデル・・・・
恐ろしいほどの”後巻き”
俗に言う『プリン巻き』
コレのおかげでライントラブルが頻発
ルアーをキャストした時、モッサリとラインが出てグチャグチャ
釣り場を目の前にして
ライントラブルって釣り人にとってとてもツライんです
ネットではこの”後ろ巻き”を解消するワッシャーが売られているんですが・・・
1mm/0.8mmの2枚セットで千数百円
小遣いサラリーマンは、ワッシャー2枚にそんなお金出せませんわ
代用できるものがないか と手持ちのモノで
何種類かのワッシャー集めてみました
当然ですが、どれも合いませんよね・・・
必要なワッシャーは
外径11.8mm 内径7.9mm 厚さ0.8mm 1mm
厚さがとても重要らしいですが
0.8~1mmのワッシャーならOKとしましょう
手持ちのモノは
外径12.7mm内径6.7mm
のワッシャーしかなかったので
これを加工していきます
まぁ~ ダメなら専用ワッシャーを買うので
ダメ元でイテマエ
用意するのは
・マイナスドライバー
・14mmスパナ
・ノギス
・棒ヤスリ
・万力
特にシャーシリーマーとかテーパーリーマーと言われる工具は必須です
このリーマーが無い場合は、
諦めて専用のワッシャー買ってください
ネットを見ながら
サイドカバーを外し
スプールシャフトを外し
ローターを外し・・・
こんな感じにバラバラ
ローターシャフトの
この部分にワッシャーを一枚噛ませると
ローターが前に出て”後ろ巻き”が解消されます
される筈です・・・
万力に固定して
リーマーでグリグリと穴を広げていきます
慎重に・・・
でも、素材がステンレスなので
これが結構な肉体労働
ふぅ~ 小一時間ぐらいかかって削りました
右は加工前
左が内径を7.9mmへ加工したもの
インサートしてみます
おおっ ドンピシャ
しっかりと
ワッシャー1枚ぶん(0.8mm)ローターが前へ出ました
ハンドルを回してみて思ったんですが・・・
なんか重い感じがするんだよなぁ~
でもこれってワッシャーが
ドンピシャ過ぎて
ベアリングの内輪と外輪に接触しているから
抵抗になるんじゃないかな
次に続く・・・