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【読書感想文】「七瀬くん家の3兄弟 恋愛禁止⁉︎ヒミツの同居はじめました‼︎」 ネタバレ・感想

 ヘルプに入った先の社員に、いつものお礼(多分本当はもう1人のバイトが誕生日でその流れ)として1000円いただいたのでその足で本屋へ行って、特に予定になかったのですがその場買い。


右の本を値段見ずに800円そこらと高を括っていたら1300円してて草でした。

 本のジャンルのギャップよ。

 児童書は1〜2時間とか短期間で読めてしまうので話覚えて感想まとめられるのですが、そうでない新書や文庫本系の小説は長期間読むのでマジで印象に残った部分しか覚えてられなかったり、細部忘れてたり、まとめづらかったりするので基本的にはあまり1記事設けて感想とかはやらないですね。

続編買う予定のある「スキキライ相関図」の2巻や、1巻目があるなら吝かではない「年下男子のルイくんはわたしのことがスキすぎる」があればそっちを買おうと思っていたものの、ありませんでした。


↓主人公はこのいぬのかがやきシニヨン娘なのですが、各話に視点持ちがいる。史緒って子とシニヨン娘がメロついてる渡辺って男子のやりとりがなんかぇろい。


↓買ったこれが2巻目だったという。1冊完結なので特に問題はないが。ルイガキそれセクハラやぞと思わなくもないが。秋なんとかルートを推すのもなんか寝覚めが悪い。

 そんな感じで息を吸うようにネタバレ・感想あとカラマーゾフの兄弟のネタバレもある。
 

青山そらら 作
たしろみや 絵

 3人兄弟と同棲モノは以前読んだ「兄が3人できまして」もそうです。

【読書感想文】「兄が3人できまして ①王子様のなんでも屋」ネタバレ・感想 - ▽▲▽▲▽▲

読みました。伊藤クミコ作あおいみつ絵息を吸うようにネタバレあり。読み終わったのは7月5日でした。特に感想という感想がなく、記事書かなくていっか、と思ったのですが、...

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 この記事で3人兄弟ものはまず「真ん中まぐそ」の次男からみよ、と言った。「先ず隗よりはじめよ」みたいな。

 つまり、この本でいうと次男は飛鳥。下段左のハーフアップ。中2。
 テニスの王子様基準の中2でいえば子供っぽいか年相応くらい。不動峰の神尾や伊武の感じでいえば。リアル志向なら高2くらいでもいいかもしれない。
 踊ってみたとかやるタイプのなんかストリート系のちょいチャラめで軟派な感じですね。
 わたくし創作ならヒロインガチ恋枠になるタイプ。

 長男の出番がないわけではないが、長男が高校生で、多分正規ルート末男が中1なので同じ中学校という枠だけあり、飛鳥も出番はそこそこ。

 「兄が3人できまして」の次男の名前忘れたんですが、そいつが割とヒロインには甘くても兄弟にツンケンな感じと比較して、飛鳥は人懐っこい。末っ子のいぢけっ子クールツンデレ激モテ男子なのは似たり寄ったりなのですが、家庭環境がまぁ、対象的でもあるのでね…
 「兄3」の次男は闇が深い。カラマーゾフの兄弟のイワン・カラマーゾフに近いかもしらん。ドミトリーもアレクセイもいない、1人カラマーゾフ。
 いぢけっ子クールツンデレ末男はアレクセイ・カラマーゾフ(末男)とは正反対なので。ちなネタバレですけどカラマーゾフは3人兄弟ではないです。

 長男はまだよく分からん。いぢけっ子クールツンデレ激モテ美男子末弟についても特にいうことがない。これ系の作品のモテ筋なので正直なところは没個性。
 ヒロインに外貌のみで好印象を残し、口を開いて悪印象を残し、モテ男子という評判に疑問を抱きつつ関わるなかでどちらかというといぢけっ子クールツンデレ激モテ美男子末弟のほうからヒロインに惹かれていくというのがもはや様式美。わたくしが"様式美"という単語を使うときは9割9分9厘嫌味です。
 しかしわたくしは以前本で読んだ。これ系のジャンルはそういうテンプレのほうが好かれると。

↑なかなかオススメの本です。

 かくいうわたくしもこの様式美を求めてこれ系の児童書を買っている。これで訳分からんポッと出の男と本当にわたくしの好みどおり寝取られBSS(Bokunohouga Sakini Sukidattanoni-僕の方が先に好きだったのに-)展開になったら、それは純文学であり、ヒューマンドラマであり、大人の恋愛小説であり官能小説なんよ。まず子供はテンプレを頭に叩き込む。テンプレを叩き込んでから、テンプレではない作品に触れる。そのほうがいい気がするな。

 あと、僕の方が先に好きだったかどうかは定かでなくない?っていうか先に好きだったから何という話。先に好きなら早い者勝ちと相手を物品のごとく、相手には心がないと思っているその傲慢さがマジで負け犬でザマァでカタルシスでかったるしすなんよ。これぞ寝取られ、BSS、わたくしがいうところのnear寝取りの醍醐味。
 
 
 実は2冊目でかつ3巻を買っています。貯金が500円切りました。泣くンゴ。でも買った。2巻ではなく3巻。何故ならあらすじや感想ネタバレなどを下調べしたところ、寝取りっぽいから。
 いぢけっ子クールツンデレげきモテ美男子とヒロインの距離が1巻の終わりの方で大分縮まっているっぽくて、2巻でどうなるのか分からないのですが、3巻目でライバル登場らしいので。スポーツとしてのライバルなのか、恋のライバルなのかは不明。


 で、本編の話。今まで読んだやつのなかで(ハニーレモンソーダを除く。あれ漫画からの映画のノベライズなのと個人的に毛色違った)、多分一番甘い気がしている。技量の話ではなくて。ラブラブ的な意味合いの。
 「年下男子のルイくん(略」も描写としては甘い(技量の話ではなくて)ルイくんの能動的な感じで成り立っているのだとしたら、この本のは割とお互いの歩み寄りっぽい感じの甘さ(?)みたいな。ルイくんが一方的に抱きつく、嫉妬する、言い寄る、みたいなのではなく。いぢけっ子クールツンデレ激モテ男子、「兄3(略称)」が透馬、「七3(略称)」が伊織っていうんですが、伊織のほうがちょっとずつ気を許してきているというか。

 伊織がマザコンとは思わないのですが、マッマが故人で、マッマに対する後ろめたさがあるんですよね。 
 で、ヒロインがマッマに近い側の性格をしているっぽいので、こう、「ハニーレモンソーダ」の回でも書いたのですが、

【読書感想文】「ハニーレモンソーダ」感想 - ▽▲▽▲▽▲

経緯はこれ。【読書感想文】「年下男子のルイくんはわたしのことが好きすぎる!」感想-▽▲▽▲▽▲今日、本を買いまして、集英社みらい文庫の本ですね。児童文学というやつですか...

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 ヒロインさんがマッマになってしまうパターンがしれん、という。マザコンとかではなく。母性を求めているとかではなく。帰ってきてしまう場所、じゃないですけど。寄りかかっても大丈夫な人、じゃないですけど。まぁ、行先は依存かもな、みたいな。それがいいか悪いかは分からないですが。

 わたくしは亡くした母親の面影を追って女を求める顔整い男、病んでて闇があって多少の惻隠の情を催して嫌いではない。
 母性つよつよヒロインとバブバブしちゃう男の話嫌いではない。

 男はみんなマザコンといいますけど、男は基本的に母親に愛されなければ誰にも愛されないのがデフォですから。特に子供がいる男は。妻は子供が第一になるしそれが自然の流れですし。そうでないなら親になるなという話で。男同士でケアする方法もあるだろうけど(男同性愛の話を含むか含まないかは知らん)、多分それはそれで楽しいかもだが求めているものと合致するから分からん。
 母親に愛されるとは、ムチュコタン💕ムチュコタン無罪💕小さなカレぴムチュコタンちんしゃぶ💕の男児子持ち様()されることではなく。


 今回ね、ヒロインがかわいいんですよ。絵柄もかわいいんですけど、ケアラー根性のギバー気質で。自己肯定感低めで、家庭的。
 ヒロインが好きになれないとキャラやストーリーよくても読む気にならないので、「年下男子のルイ(略」のユイちゃんが今まで一番良かったのですがそこ並んで、「七3(略」のヒロイン仁菜ちゃんかわいい。毛先カールのロングに星のヘアピンってのもポイント高いっす。かわいい。


 ここで商業作品つかまえてわたくし創作の話するの傲慢なんですけど、でもこのブログ見てるの多分わたくし創作からの人が多いと思うというか、それ以外想定"しない""していない"し、ここはそれ用のブログといのを免罪符に敢えて言うけれども、わたくし創作のヒロイン好きな人、このヒロイン刺さるのでゎ。全年齢対象なので、巨乳とか華奢とか感度抜群⭐︎とか、モラハラセクハラされまくるとかはないんですけど。ケアラー根性ギバー体質自己肯定感低め。

 書き手と読み手の乖離を考えずに「わたくし創作のヒロイン好きなら刺さる」と言ってしまう傲慢さについてはすまんのう、すまんのう。

Q.あなたの書くヒロインってどちらかと言うとテイカー側でゎ……
A.(💪 ՞ਊ ՞)=🤜)՞ਊ ՞)


※記事内で軽率に使われている"捻くれたような天邪鬼っぽい感じ"を意味する「いぢけっ子」ですが、本来の意味は「ガリガリに痩せた貧相な子」です。


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