郷内心瞳「拝み屋怪談 花嫁の家」↓
という本が怖いらしい。
サイコホラー「黒い家」、ある意味でバイオホラー(?)「天使の囀り」を推してる方の紹介にあったのでまぁまぁ信用できるのではないかと。
怖いというか、「黒い家」のほうは怖いのもあるけど、両作とも面白いんですよね。
ただ、怖いとよく評されている「残穢」は面白いけど怖くはないです。
わたくしの"面白い"は一気読みしたくなる感じのやつので、本そのものよりわたくしのコンディションにもよるのかも知れないが。
横溝正史の金田一耕助シリーズはやっぱりピンきりですね。他に面白いと思ったのは「クライマーズ・ハイ」「黒い家」「天使の囀り」。
してやられた!ってなるのは長江俊和「放送禁止」。
※以下、「放送禁止」のネタバレに成りうる構成の話
3話か4話入っているのですが、1話目は
へぇ〜そうなんだ、ってなってたのに2話目で、どゆこと?ってなってネタバレサイト見て、これ、"ホラー"ぢゃねぇ!ってことに気付くんですよ。この"ホラーをぢゃねぇ!ってのは「こんなのはホラーとしてカウントしない」という意味ではなく、「別のジャンルだ!」っていう。
ネタバレサイト読まなかったら、わたくしの普段の創作の"ヘキ"も相俟って、まったく違う解釈していたので、小説家って大変だなって思いました。
それはそれとして本題。
この「花嫁の家」が欲しくて、坊本屋さん寄り添い型注文サイトに登録して、「カートに入れる」が表示されるの待ってたんですよ。表示されていないときは在庫切れ。
で、やっと表示されたので注文したんです。それが22日のこと。届くまで2日〜2週間とあって、ここは東京23区だし、季節的に台風など考慮しても1週間くらいと高を括っていたんです。Amazonで注文するノリでいたんです。
わたくし、9月には東京にいないので、まぁギリギリくらいに届いたメールくるかなぁと思ったんです。
その本屋寄り添い型のお取り寄せサイトだと、本屋さんにもいくらか入るらしいのですが、調べていくと、本の流通の仕組み的に結構時間がかかると。
その段階ではAmazonで頼めば2日くらいで届く予定だったみたいです(現在は3週間待ち)
ンで、2週間はかかるのガチっぽいので、これは本屋に取りに行けないな、と思っていたので、それは仕方ないとしても、いずれ来ると思っていたから別の地区行ったときも本屋巡らなかったんですよ。
で、来たメールは「在庫の手配ができませんでした」と。マ?
で、もうAmazonで3週間待ちなのですが、その本屋寄り添い型のお取り寄せサイトはもう使わないなって思いました。
本屋は何故Amazonに負けた?という話、それは物理的な問題云々もあるでしょうし、本屋というか出版業界の労働実態のことよく分からんのでなんともいえないのですが、衰退はもう已む無しか…という感じ。
本屋潰れるのはわたくしとしても困るんですけど、本屋が潰れないように長く待つか、すぐに届くAmazonを頼って遠回りに本屋が潰れることを支持するかでいえば、後者なんですよね。
あまりネットショッピングは好きではないんですけど、「本屋になければAmazonで頼めばいいしな~」っていう考えは正直ありますね。
取り寄せとかで店員さんと話すの緊張するし……
でも「花嫁の家」、人気みたいなんですよね。わたくしが知るきっかけになった読書界隈のインフルエンサー(?)の投稿がバズっていたので。
最初に探しにいったときは7月だったのですが、なかったので、代わりに、同作者「拝み屋怪談 怪談始末」を買って読みました。
短編集みたいな感じで、怪異の正体が分かったり、分からなかったりするやつがあります。
今書いてる創作が、ジャパニーズ・ホラーのメンタリティを汲んでいるので、ジャンルとしてはホラーではないんですけど、参考までに触れていたいのもあるし、「文字媒体で怖いって何」って感じなので、
実際にあった凶悪事件とかだと確かに怖いと思うし、人間が怖いとか不快ってのは分かるんですけど、人間や事故や災害じゃないのに文字媒体で怖いって何?って思ってしまって。
文字媒体での怖さを教えてくれ。映画とか怪談CDとかなら分からなくはないんですよ。ゲームとか。でも文字って。
文章でSexyさを感じることはできるのですが、恐怖は感じなくないか?
同じ理由でわたくしはホラー小説は書けないんですよね。ホラーではないものになる。
ゆえに、「この本めっちゃ怖い」に興味があるんですよね。
一番怖いのは、災害、事故、そして人間。
生まれさえしなければ恐怖はなかった。
生まれないのが一番幸せなのだ。
死人に呪われて死ぬEND、死人にも足引っ張られて、生者は可哀想ですよ!
呪ってきた死人の親、そいつが悪いね。どんな死に方したか知らないけど、呪いんちゅを生みさえしなければ、呪いんちゅが無関係な生者を呪うような死に方せずに済んだのに。
まぁ、被害者が加害者を呪ったのならそれは仕方がないね。
自死遺族なんですけど、その自穀した人の親に、こんな終わり方すると分かってたら生まなかったよね?って訊きたいんですが、いかんせん、その人も死んだンゴね。宗教にのめりこんで献金に献金を重ね、気付けば治療費まで献金して自分は病没、その子供は自穀ですわ。
みなさん反出生主義になってくれ、と思う半面で反出生主義が増えてもらうにはばかすか子供作ってもらって、いかに生まれないほうがよかったかを体験する必要があるので、子持ち志望の人々に反出生主義勧めてはいかんよな。そんな概念があることさえ知らずにいてくれ。子供持つことでしか幸せになれないと思い込んでいてほしい。子供持たなければ生きている意味がない、子供持たなければ生き物として欠陥があるとすら思っていてほしいですね。ゆくゆくはそれが反出生主義に繋がることを思えば。
セルフ脳汁でキメられるタイプか、そうでないか…
どれだけ可愛がって尽くしても、親が必ずやってしまうもの、遺伝子虐待とデスハラスメント。