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Linux標準教科書(Ver.3.0.2):第3章 基本的なコマンド

2020-10-23 11:37:51 | LinuC
VirtualBoxにCentOSのインストールが完了したので、ここからはコマンドを復習がてら確認していく。

第3章 基本的なコマンド

3.1 ファイル操作

3.1.1 ファイルとディレクトリ

3.1.2 ファイルやディレクトリの参照(ls)

  • ls [オプション] [ファイル]:ファイル名やディレクトリ名を指定して情報を取得する
    • -a:.で始まる隠しファイル等もすべて(All)出力する
    • -l:長(long)形式で出力
    • -t:最終更新時間(Time)によって、ソートして出力
    • -r:逆順(Reverse)にソートして出力

3.1.3 ドットファイルの表示

  • ドットで始まるファイルは隠しファイルで、システム設定が書かれているファイルなどで主に使われる

3.1.4 オプションの同時指定と順序

  • オプションは、まとめてもまとめなくても同じ結果になる
  • また、順不同なので入れ替えても同じ結果になる
  • ただし、コマンドによっては順序と文法が細かく決まっている場合もある
  • コマンドオプションはハイフンを使って指定することが一般的だが、コマンドによってはハイフンを必要としないものもある

3.1.5 ファイルのコピー(cp)

  • cp [オプション] コピー元 コピー先
    • -i:処理を行うときに確認する。ファイルを上書きコピーするときなど。
    • -r:ディレクトリをコピー。ディレクトリの中にあるすべてのファイル・ディレクトリが対象。
    • -p:元ファイルの情報を保存。所有者・属性・更新日時など。

3.1.6 ファイルの移動(mv)

  • mv 移動元ファイル 移動先ファイル
    • -i:処理の確認。上書きなど。
    • -f:強制的に処理。

3.1.7 ファイルの削除(rm)

  • rm ファイル名
    • -i:処理の確認。
    • -f:強制的に処理。
    • -r:ディレクトリを対象とする
※ rはrecursive(再帰的)を示すオプション

3.2 ディレクトリの操作(pwd,cd,mkdir,rmdir)

3.2.1 現在のディレクトリの表示(pwd)

  • pwd:Print Working Directory

3.2.2 ディレクトリの変更(cd)

  • cd [ディレクトリ名]:Change Directory

3.2.3 ディレクトリの作成(mkdir)

  • mkdir ディレクトリ名
    • -p:指定されたディレクトリの上位ディレクトリも作成する

3.2.4 ディレクトリの削除(rmdir)

  • rmdir ディレクトリ名
    • -p:指定した改装までのディレクトリを一括で削除

3.2.5 特別なディレクトリ

  • カレントディレクトリ(.)
    現在いるディレクトリのこと
  • 親ディレクトリ(..)
    1階層上のディレクトリのこと
  • ホームディレクトリ(~)
    ユーザの作業開始位置となるディレクトリ
  • ルートディレクトリ(/)
    ディレクトリ階層の、最上位階層を示す

3.2.6 絶対(パス)指定と相対(パス)指定

  • 絶対パス:最上位のディレクトリ(/)からディレクトリ・ファイル名を指定する
  • 相対パス:カレントディレクトリからの相対的位置

3.3 ファイルの内容を表示

3.3.1 ファイルの内容を表示(cat)

  • cat ファイル名:ファイルの内容を表示
    • -n:行番号を付加して表示

3.3.2 ページャを使った表示

  • more ファイル名
    • moreコマンド
      スペース:次のページに進む
      b:前の一画面に戻る
      f:次の一画面に進む
      /単語:単語を検索。nキーで次
      q:終了
  • less ファイル名
    • lessコマンド
      スペース:次のページに進む
      b:前の一画面に戻る
      f:次の一画面に進む
      ↑:前の行に進む
      ↓:次の行に進む
      /単語:単語を検索。nキーで次
      q:終了

3.4 ファイルの検索(find)

  • find パス -name ファイル名:ファイルがどこのディレクトリ存在するか検索

3.5 コマンドのパス

3.5.1 コマンドのパスの表示(which)

  • which コマンド名:PATH環境変数に含まれるディレクトリ配下に配置されているコマンドのパスを表示する

3.6 ヘルプの使い方

  • コマンド --help

3.7 マニュアルの使い方

  • man [セクション] コマンド名
    • -k 単語:'単語'が含まれるエントリ一覧を出力

3.7.1 セクション

  • マニュアルのセクション:マニュアルの内容を分野ごとに分け、その分野を指定したもの
    • 1:ユーザコマンド
    • 2:システムコール
    • 3:システムライブラリや関数
    • 4:デバイスやデバイスドライバ
    • 5:ファイルの形式
    • 6:ゲームやデモなど
    • 7:その他
    • 8:システム管理系のコマンド
    • 9:カーネルなどの情報

3.8 章末テスト

  1. ls
  2. 3
  3. pwd
  4. mv, ls -l
  5. su
    find /etc -name 'resolve*'


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