合格教本は購入し、既に1周読み終えたので、Linuxの勉強に違う教材を使うことにしよう。
ということで、今日からは、 LPI-JAPANにおいて無料で公開されている『Linux標準教科書』(Ver.3.0.2)を使って、LinuCレベル1に向けた勉強を進めていく。
『Linux標準教科書』は、Kindle版や製本版を購入することもできるが、ユーザー登録すれば、以下から無料でダウンロードすることができる。
ただ、同サイトによると
LinuCレベル1の101試験と102試験の内容の学習にも役立つ内容となっています。本教材は試験対策教材ではありません
とのことなので、試験対策のためには市販本を購入する必要がある。
何はともあれ、第1章から読み進めることにしよう。
第1章 Linuxとは
1.1 基本ソフトウェアと応用ソフトウェア
- ハードウェアとソフトウェア
- 基本ソフトウェアと応用ソフトウェア
- 基本ソフトウェア→Operating System(OS)
- 応用ソフトウェア→アプリケーション
1.1.1 基本ソフトウェアの役割
- 応用ソフトウェアが使う共通部品を提供する
- ハードウェアという「資源」を管理する
1.2 UNIX
1.2.1 UNIXの誕生
- 1960年台にUNIXは米国の通信会社AT&Tのベル研究所で誕生
- ソースコードといったUNIXの設計に関する基本部分をそのまま配布していたので、手に入れたユーザは独自に研究・開発・変更等を行うことができた
1.2.2 さまざまな分離・統合
- 配布されたUNIXは、メンテナーの手によって自由に改造が施されたので、UNIXとしてのまとまりがなくなった
- その後、AT&T社が正式にライセンス契約を始め、UNIXを管理するようになた。
- このAT&TのUNIXをSystem Vと呼び、以降、AT&Tと契約を結んだ組織のみが、自社の出したOSをUNIXと宣言できるようになった
- それ以外をUNIX互換OSと呼ぶ
1.2.3 派生UNIX
- バークレー版UNIX:BSD(Berkeley Software Distribution)
1.2.4 Linuxの誕生
- フィンランドの大学生であるLinus Torvalds氏が、System Vの流れもBSDの流れも持たない独自のUNIX互換OSであるLinuxを誕生させた
- Linuxの一番特徴的なところは、そのライセンス形式で、GPL(GNU General License:GNU 一般公衆利用許諾)が採用されている
- GPLはGNUプロジェクトのリチャード・ストールマンにより作成されたもので、以下の特徴を含むフリーソフトウェアの一つ
- プログラムを実行する自由
- ソースの改変の自由
- 利用・再配布の自由
- 改良したプログラムをリリースする権利
- GPLはGNUプロジェクトのリチャード・ストールマンにより作成されたもので、以下の特徴を含むフリーソフトウェアの一つ
1.3 Linuxの特徴
1.3.1 カーネルとユーザランド
- 基本ソフトウェアは2つの領域に分けられる
- カーネル:オペレーティングシステムの中核となる部分で、ハードウェアと直接やりとりするなどもっとも中心的な機能を受け持つ部分。カーネルはハードウェアの違いを吸収して、プログラムがどのようなハードウェア上でも同じように動作する役割がある。
- ユーザランド:OSが動作するのに必要な、カーネル以外の部分。ファイルシステムやファイル操作コマンド、シェルなどの基本的なソフトウェア群。
1.3.2 Linuxを使う
- Linuxは、基本的にコマンドで操作する。
- コマンドはユーザランドで動作する
- LinuxにX Window SystemとGNOME、KDE、Xfceなどのデスクトップ環境を導入することで、マウス入力によるグラフィカルな操作が行える
1.3.3 シェル
- Linuxにはシェルという対話型のコマンド入力環境が用意されており、シェルが入力されたコマンドを理解し、実行する。
- シェルの機能
- コマンドの入力を受け付けること
- シェルスクリプトの実行
1.3.4 ログイン
- Linuxでは、利用開始時にユーザ名とパスワードを入力する
- この組み合わせをアカウントといい、アカウントを使ってLinuxを使い始めることを「ログインする」という。
1.4 ディストリビューション
1.4.1 ディストリビューションの誕生
- 当初のLinuxはインストール作業が非常に困難であったため、さまざまな団体がLinuxを使う上で必要なプログラムをまとめ、簡単な手順でインストールできるようにしたのが、Linuxディストリビューションの始まり
- 代表的なLinuxディストリビューター
- Red Hat
- Debian Project
- Ubuntuを開発しているCanonical
1.4.2 パッケージ
- パッケージはLinuxに対して追加機能を提供するもの
- 従来、応用ソフトウェアの実行をLinux上で行うにはソースをダウンロードして自らビルドする必要があった
- 応用ソフトウェアを簡単に導入できるように、ディストリビューターの手によりビルドしたパッケージが作られるようになった
1.4.3 パッケージマネージャ
- 応用ソフトウェアの導入には、複数の応用ソフトウェアやこの動作を補佐するライブラリが必要な場合がある
- バグの修正や機能改善、セキュリティ脆弱性の修正の度に、新しいプログラムをインストールする際、既存の古いプログラムを削除する必要がある
- そこで、パッケージを簡単にインストールしたり、アップデートしたりするパッケージマネージャというものが標準で用意されるようになった
1.5 章末テスト
- 3,4
- 1,2
- ・応用ソフトウェアの動作に必要な共通部品の提供
・ハードウェアという「資源」の管理 - 3
- プログラムの依存性を自動的に判別してインストールしたり、アンインストールしたりするのが容易になる
回答例とかはないのかな?
その辺りが試験対策ではないよってことか。😁
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます