ケーナ製作「風工房」のブログ

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捨て穴付きのD管ケナーチョ

2022年02月21日 17時47分38秒 | ケーナ
※捨て穴という言い方は不適切かも知れない。
 チューニングホールと呼ぶ人もいるらしい。


写真の上から通常のD管、2番目が今回ご紹介する捨て穴付きD管、下がC管です。



低音が欲しい時に使うD管ケナーチョだが、
最低音の全閉Dの音抜けが悪く、合奏の中では音がかき消されてしまうことがあるのです。
それを大幅に改善してくれるのがこの捨て穴付きのD管ケナーチョです。

D管よりもう一音低いC管の長さの材料が必要だけど、最低音が抜群に良く響く。
吹いていて気持ちいいのです。

ただし、3オクターブのラ(実音ミ)が通常の指使いでは決まらないという難点があります。
個体差もあるのですが、色々替え指を試してみてその個体に合った指使いを探す必要があります。

音色は、通常のD管より管長が長くなるので全体的に一層まろやかな感じの音色です。
ともあれ、最低音Dをしっかり鳴らしたい時には役立つケナーチョのご紹介です。




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