ケーナ製作「風工房」のブログ

ケーナ作り49年。日本中のケーナ愛好者にご愛用頂いています。

極上ホウライチクのG管ケーナ

2024年08月08日 15時45分25秒 | ケーナ
品質にこだわりのある方からのご依頼でした。

柔らかい音色が特徴のホウライチクはケーナ吹きの方にとても人気のある材料です。

メダケなどに比べテーパーが少なくて、南米竹に似た外観であることも人気なのだと思います。
(私は実際には多少テーパーがある方が低音部の倍音が良く出ると思っていますがその件は今回は置いておきます)

同じホウライチクでも鳴りが悪いものが出来る事も多々あります。
沢山取って来ても乾燥すると柔らかいものが多くて固く締った材質の物は極端に少ないです。
その中から内径外径の条件が揃ってさらに曲がりの少ない物となると超貴重品です。

今回はそういった極上の厳選材で作ってみました。
音色は重厚感ある低音部から柔らかく奥行き感のある音色の中高音域までピッチも安定した一品に仕上がりました。

先日発送させていただきました。今日あたり届いているはずですがまだ依頼者からの感想は聞けていません。
さてどんな感想を頂けるか楽しみです。





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●何本か送ってその中から選んでもらうという手法をご希望の方は遠慮なくお申し付けください。
ただし、その場合は往復の送料をご負担いただく事になりますのでご了承ください。

通販の場合のヤマト運輸の送料例。
60サイズで九州、四国、関西までは584円。中部北陸690円、関東800円、東北1030円、北海道1548円です。

●風工房へのお問い合わせは
基本的にはメールでお願いいたします。
viento@c-able.ne.jp
お急ぎの場合は 090-4141-3133 田中茂まで。
所在地は 〒753-0871 山口市朝田1680-2

●直接来訪を希望される場合は必ず事前にご予約をお願いいたします。
常時営業している店舗形式ではありませんので不在の場合があります。
いきなり来られても対応できかねる事もありますのでご理解ください。

●ケーナレッスン常時受け付け中です。
初心者から中級までレベルに応じてレッスンいたします。
詳細はメールまたは電話でお問合せください。

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当ブログ内の記事・写真の無断転用を禁止させていただきます。
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本日25本発送

2024年07月20日 16時57分32秒 | ケーナ
色々なキーでそれぞれ複数本試して購入を決めたい、というご依頼でした。

G管はホウライチクが第1希望で、トウチクが第2希望。
そしてA管、F管、D管も、という事でトータル25本という大量の発送になりました。





今回はたまたま作り置きの在庫が有ったのですぐに対応できましたが、
いつもすぐに対応できるわけではありませんのでご了承ください。

改めて写真を見ると最近は茶色のテグスを巻いたものが増えて来ました。
ブラジル製の赤・黄・緑の派手な3色テグスの良い物が入荷しなくて、あって色味の薄いものが多くて困っているのです。
南米から入ってくるテグスですが品質が一定しないのは困りものです。

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本日発送のケーナ達。

2024年07月14日 11時38分05秒 | ケーナ
いつもご依頼いただくプロ演奏家の方からのご注文品。
忙しい演奏活動と並行して教室も運営されていて、今回はそちらの生徒さん用です。

材質、太さなど多少変化付けして作った5本になります。
ホウライチク、メダケ、トウチク。

ピッチはA=442Hz程度での調律ですが、初心者だと440に届かないこともあります。

さてさて、どんな評価を頂けるか楽しみです。







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ウニャ・ラモス仕様のF管ケーナ

2024年06月29日 13時39分24秒 | ケーナ
またまた、ウニャ・ラモスのような音色を追求してアルゼンチン式調律のF管を作って欲しい、とのご依頼がありました。

ウニャ・ラモスは大好きです。
49年も昔に聴いた「灰色のひとみ」に影響されケーナ愛好者の道に進んで今日に至るわけです。
でもウニャのステージは結局一度しか行くことが出来なかったのです。
1977年(昭和52年)10月、京都の丸山公園音楽堂(野外)。
フォークバンド、ザ・ナターシャ・セブンなどとのカップリングイベントだったのでそちらのファンが大半で満席状態でした。
ほとんど最後部の席に座っていたのでウニャの姿ははるか遠く小さいものでした。
当然ウニャのケーナがどんな感じの作り方のなっているのかなど分かるわけもなかったのです。

ウニャ・ラモスのケーナの形状などはLPジャケットやビデオ映像などから思考を巡らして私なりに作り込んでいくしかないわけで
そんなので「ウニャ・ラモス仕様」などと言っては天国のウニャに叱られてしまうのは覚悟の上です。
管径はやや細目、肉厚薄目、指穴は小さ目。歌口はVに近く鋭く薄く削ってあるようだ。

このV型の歌口が曲者で、材質の影響もあるだろうけど、V字の歌口は低音部の響きが物足りないのです。
(何本作っても同じ傾向が出るので私の中ではそういう結論に達しています)
低音の響きを改善しようと少し調整していくと気が付けば放物線型の歌口になってしまいます。
どこで妥協するか悩み多き部分。
気が付けば数日間で8本作っていました。
私がこれで良いとおもっても吹き手によって大きく結果が違うのはケーナの世界ではよくある話です。
とりあえず依頼者にこれらを送って選んでもらうことにします。

さてさて、どんな結果になることか。













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三木山に行って来ました。

2024年05月26日 14時27分41秒 | ケーナ
去る5月19日、三木山フォルクローレ音楽祭に行って来ました。

私は出店がメインだったのですが、
ロス・カルピンチョスのメンバーにも参加。
2曲演奏しました。
写真を2点上げておきます。
ご覧のようにプロが4名も居るという豪華編成でした。

曲目は Saya del Amance(夜明けのサヤ)イリチ・モンテーシーノス作曲
カタルシスのモレナーダ 橋本仁作曲
の2曲。

夜明けのサヤは乗りの良い曲で、前半の力強いサンポーニャと後半の軽やかなケーナの音色が気持ちよくて
演奏していてもとても楽しい曲でした。

カタルシスノモレナーダは前半は順調にこなせるのですが、
後半で転調してシャープが3個になったところからが激ムズの曲です。
私はサンポーニャのセカンドパート担当だったので急遽2列クロマチックサンポを用意して本番に臨みました。
多少ミスったところもありましたが、人数が多いのでうまくごまかせたようです。






風工房の出店ブースは多くのお客様にお越しいただきました。
お求め頂いた方々に感謝です。
体力の続く限りまた来年も頑張って出店させて頂こうと思います。






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