誓球の空 to the victory

目指せ甲子園、願いは一つ全国制覇
頑張れ創価

第4回 関東地区大学野球選手権大会 2回戦

2008年10月28日 | 時々 光球の風 

2008年10月28日(火) 15:50‐18:08 晴れ 微風 横浜スタジアム

      1  2  3   4  5  6   7  8  9    計
創価大   0  0  0   0  0  3   1  3  0  =  7
神奈川大  0  0  0   0  0  0   0  0  0  =  0

[ 投 手 ] 大塚
[ 本塁打 ]
[ 三塁打 ]
[ 二塁打 ] 遠藤(6回) 狭間(8回) 住川(8回)

1番(DH)脇山①(愛工大名電/愛知)
2番(三)遠藤④(岩倉/東東京)
3番(中)花山③(愛工大名電/愛知)
4番(左)濱田③(関西創価/大阪)
5番(一)高橋③(花咲徳栄/埼玉)
6番(右)田上③(創価/西東京)
7番(捕)狭間②(智弁学園/奈良)
8番(遊)住川③(履正社/大阪)
9番(二)坂野③(関西創価/大阪)
  (
投)大塚③(創価/西東京)


関東地区の10校が争う関東地区大学野球選手権大会
いわゆる明治神宮大会代表決定戦である。

運よく仕事の都合がついたので横浜スタジアムにやって来た。
日本ハムファイターズの八木投手を擁しての優勝以来だから3年ぶりの横浜となる。

前の試合が延びて、14時開始予定だったが始まったのは15時を大きく回って16時前
すっかり傾いたハマの西日は、三塁側から二塁の定位置付近までを日陰にしていた。
晩秋の横浜、薄暮間近のプレーボールは海が近いだけに若干肌寒い。

序盤は完璧に投手戦、神奈川の間曽(まそ)、創価の大塚の両投手ががっぷりよつ
3回を終わって両チームともに一人の走者も出ない。
初ヒットは4回表、創価のトップ脇山が初球をジャストミートしてライト前
続く遠藤も初球を犠打、一死2塁とするが続く花山と濱田が倒れて無得点

一方の神奈川もその裏、トップバッターがストレートの四球を選び
2番が送るが、3番を三振、4番をピッチャーゴロに打ち取る。
ここまでで40分、両チームともに芯で捉えた打球がほとんど飛んでない。
両投手が良すぎるのか?
いやいや
打線に工夫が足りない。


時計の針が16時30分を指した5回表、ライトに灯が入りナイトゲームとなった。

そして、試合が動き出したのは6回表から
この回先頭の9番坂野が粘って四球で歩くと、脇山が痛烈にセンター前にはじき返す。
坂野は思いっきりよく3塁を奪ったが、
外野からの返球を見て走った打者走者脇山は、際どかったが惜しくも2塁タッチアウト
まだまだ流れがこちらに来てないか・・・ なんて溜息が出たが
遠藤のバットがその憂鬱を吹き飛ばしてくれた。
鋭く振りぬかれた打球は右中間を真っ二つ
タッチアップの構えに入ってた坂野がゆっくりホームインするのと
ほぼ同時に遠藤がセカンドに到達した。

続く花山は大きなバウンドがショート前に転がる内野安打
さらに盗塁を決めて押せ押せの展開だったが、頼みの4番濱田は三振
次の1点がポイントだけに若干嫌な予感がしたが、
今度は高橋がその予感を吹き飛ばしてくれた。
バントの構えから鋭く振りぬく独特の構えからセンター前のクリーンヒット
2者が踊るようにホームインし3点目、これでどうやら流れをつかんだようだ。


その裏、大塚は初ヒットを許し犠打で2塁まで進められるも後続を無難に打ち取る。
7回に代わった相手投手の暴投が出てラッキーな1点を
追加すると
勝負を決めたのは8回の攻撃
濱田の痛烈な当たりをショートがファンブル、間に合わない1塁へ暴投
無死2塁のチャンスに高橋と田上は倒れたが、
二死から狭間が右中間にはじき返してまず1点、
続く住川もレフト前に痛烈な当たり
相手レフトがダイビングキャッチを試みるが、グラブからこぼれてもう1点追加
さらに坂野が絶妙のセーフティバンドを決めた二死13塁から
坂野が走ってキャッチャーの送球を見て住川がスタート、
坂野は予定通り12塁間に挟まれるが、その間に住川が戻り決定的な7点目をあげる。

大塚は8回裏、先頭打者に二塁打を打たれさらに二死から四球与えて二死12塁
この試合で初めて二人の走者を背負う最大のピンチとなったが、
代打をセカンドゴロに打ち取り小さくガッツポーズ
そしてクリーンナップから始まった9回も難なく三者凡退で試合終了
9イニングを投げて被安打3、与四球2
3塁を踏ませぬ見事な完封シャットアウト、ナイスピッチングだ!


大塚投手の快投、打線のつながりも見事だったが
何より勇気づけられたのは、アカペラで学生歌を歌う日本一の応援団
予選会ゆえにブラスバンドもチアリーダーもいない。
控えの野球部員が、ユニフォームをワイシャツに着替え渾身の応援を繰り広げる。

最前列で指揮を取るのは、創価OBの4年生副島ツインズ
カクテル光線を浴びて、一段と輝く日焼けした顔が眩しい。
申し訳ないが、歌はけっして上手くはない。
だけど、ビンビンと気持ちが伝わってくる勇気の歌声だ。

18時30分、暗くなったスタジアムに若干の未練を残しつつ
君らに幸あれ。明日も頑張れ。と心で念じ横浜スタジアムを後にした。
頑張れ創価、神宮まであと一つだ。


1 表/創価 三飛、三振、三直
 裏/神奈 右飛、三振、遊ゴ
2 表/創価 二ゴ、右飛、二ゴ
 裏/神奈 左飛、三振、投ゴ

3 表/創価
 左飛、三振、投飛
 裏/神奈 三振、右飛、左飛
4 表/創価 右安、犠打、三ゴ、二ゴ
 裏/神奈 四球、犠打、三振、投ゴ
5 表/創価 四球、牽制死、四球、遊ゴ(併殺崩れ送球失)、三振
 裏/神奈 三振、中飛、投ゴ
6 表/創価 四球、中安(走塁死)、右中二1点、遊安、盗塁、三振、中安2点、中飛
 裏/神奈 左安、犠打、左飛、遊ゴ
7 表/創価 一安(送球失)、犠打、暴投1点、四球、中飛、左安、右飛
 裏/神奈 三ゴ、三振、三安、三振

8 表/創価 遊ゴ失、三振、二ゴ、右中二1点、左二1点、一安、重盗1点(挟殺死)
 裏/神奈 右二、三振、中飛、四球、二ゴ
9 表/創価 二ゴ、二ゴ、三ゴ
 裏/神奈 三振、左飛、二ゴ、試合終了

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 2008年 秋季東京都高校野球大... | トップ | 2009年 春季東京都高校野球大... »
最新の画像もっと見る

時々 光球の風 」カテゴリの最新記事