誓球の空 to the victory

目指せ甲子園、願いは一つ全国制覇
頑張れ創価

2009年 東京新大学野球連盟 春季リーグ最終節 第1戦

2009年05月16日 | 時々 光球の風 

[写真] 初回、高橋選手のバットで同点に追いつく。

2009年05月16日(土) 10:20‐12:36 曇り 微風 大田スタジアム

       1  2  3   4  5  6   7  8  9    計
流通経済大  1  0  0   0  0  0   0  0  0  =  1
創価大    1  0  0   2  0  0   0  0  X  =  3

[ 投 手 ] 大塚
[ 本塁打 ]
[ 三塁打 ] 坂野(4回)
[ 二塁打 ] 

1番(遊)脇山②(愛工大名電/愛知)
2番(右)田上④(創価/西東京)
3番(中)花山④(愛工大名電/愛知)
4番(DH)清野④(習志野/千葉)
5番(一)高橋④(花咲徳栄/埼玉)
6番(左)濱田④(関西創価/大阪)
7番(捕)狭間③
(智弁学園/奈良)
8番(遊)住川④(履正社/大阪)
9番(二)坂野④(関西創価/大阪)
  (
投)大塚④(創価/西東京)

空一面を覆った厚い雲、今にも雨が降り出しそうな気配だが
天気予報によると都内の雨は夜になってからとのこと
何とか試合中は大丈夫の様である。

10時から両チームのシートノックが始まると先発メンバーの発表
もちろん創価のマウンドを守るのはエース大塚
若干、天気のことも気にしてだろうか
定刻より10分早く、10時20分にプレーボールがかかった。

先頭打者をツーストライクワンボールからショートフライに打ち取ると
2番打者も簡単にツーストライクワンボール
絶好調かと思いきや、打ち取った打球はライト前にポトリと落ちるポテンヒット
大塚投手の立ち上がりは、スピードはあまり感じられないものの
ズシーンと思い球が来ており、力勝負でも十分であった。

3番打者には、低めのボールをすくわれたがイージーなレフトフライ
ところが4番に対してストライクが入らない。
投げた瞬間からボールと分かる高く抜けた球が続きストレートの四球で二死12塁
5番に対してもボールが先行したものの、
ツースリーまで持ち込むと、ショートへ高いバウンドのゴロ
2塁へトスでも間に合ったように見えたが、
高いバウンドを意識してか、ショート脇山は大事にファーストへ送球
ところがこれが、ファースト高橋の手前でワンバウンド
高橋も思いっきり伸びたのだが、バウンドが若干高く弾みノータッチで後逸

不味い流れから1点を失ってしまった。
続く6番打者にもボールが先行するが、何とかツースリーまでこぎつけ
ファールで粘られるも、伝家の宝刀フォークで空振り三振
さぁ、これからだ落ち着け創価

しかし、野球とは不思議なものである。
その裏の創価も似たような展開で同点に追いついた。
一死から田上がセンター前にクリーンヒットで出ると、
続く花山もレフト前で続き一死12塁、
4番清野は、ボテボテのファーストゴロに倒れたが二死23塁
5番高橋は、ショートの横に痛烈な打球
これを逆シングルでバウンドを合わせに行った相手ショートがファンブル
打球的には強襲ヒットかと思ったが、判定はエラー
1回の表裏、両チームとも失策がらみで点を取り合った。

[写真] 力投する大塚投手、伝家の宝刀フォークボール

2回の表も一瞬ヒヤッとした。
相手7番打者のピッチャー返しは、高いバウンドで大塚の頭上を越えかかった。
とっさに出した大塚のグラブに少しふれた打球は2塁ベースのすぐ後ろ
ここでセカンド坂野とショート脇山が交錯しかけるが
寸前で坂野が前に出て、ゴロを捌きワンアウトとするが、
何となくボール捌きに落着きが感じられない。
なんて思ったのだが、それは全くの杞憂であって後は攻守が続く。

続く8番のショートゴロを脇山が華麗に捌くと
9番打者の12塁間を襲った打球は坂野がグラブの先で捌くナイスプレー
どうやらこれで・・・ 乗ってきたかな?

試合が動いたのは4回裏、一死から濱田がセンター前に痛烈にはじき返すと
続く狭間との初球にエンドラン
ここは逆を突かれかけた相手セカンドの好捕にあい二死2塁となったが
8番住川が痛烈にレフト前にはじき返す。
1点勝負と見て、流経大の外野手の守りが全体的に少し浅い。
住川の打球は、この作戦にまんまとはまってしまい濱田が3塁を回れない。

二死13塁で打者は坂野、走者が3塁へ行ったことで
レフトとセンターは定位置に戻ったが、ライトはハッキリ分かるぐらい浅い。
思いっきり良く引っ張った坂野の打球は、痛烈なライナーでライトの頭上
ライトが背走するが、グラブの少し上を越える3塁打となり2点
もし、ライトが定位置だったら、たぶん捕られていただろう。
その後、流経大の外野の守備位置をみてたら・・・
あの時だけ、ベンチが守備位置の確認をもらしたか、
それとも、ライトに何か考えがあったのか・・・
まぁ、いずれかだろうが、大きな大きな2点が入った。

[写真] 頭に死球を受けるが、何もなかったように1塁に立つ住川選手

2点リードで安心したか、5回以降は拙攻のオンパレード
5回は田上、花山の連打で無死12塁、清野の当りは痛烈だったがライト正面
高橋が倒れて二死から、濱田の当りはショートゴロ
ところが花山の足が速く、二塁へのトスがセーフとなる野選
一瞬の隙をついて田上が3塁を回るが、本塁手前でタッチアウト

6回は連続四死球で無死12塁、今度は手堅く犠打で送るが後続が続かない。
7回も二死から連続死球で12塁とするが、あと1本が出ない。

一方の流経大にもチャンスがなかったわけではない。
6回一死から4番がヒットで出るが、5番は12塁間よりのセカンドゴロ
坂野が上手く捌いて2塁封殺するが、
走者がスライディングの際、足を挫いてしまった。

ここで主審が何を勘違いしたか、足を挫いた選手の治療でタイムをかけた。
2塁がセーフなら分かるが、アウトだけにこのタイムは必要のないタイム
1塁と2塁の塁審から主審に試合再開の声がかかって、
主審は判断ミスに気づいたが・・・ この間約3~4分
若干だが間延びした時間が流れた後、
相手6番は大塚の初球を痛烈に捉えてライト前
嫌な雰囲気というか、嫌な思いが的中してしまった。
しかし、ここからが大塚の粘りの真骨頂で
続く打者を簡単にライトフライに切って取る。

最大のピンチは8回の表、
この日当たってる相手2番が三遊間の深いところへ内野安打を放つと
3番もライト前にはじき返して、無死12塁
ここで先ほど負傷退場した4番の代わりが犠打で送り一死23塁

もし・・・ 4番が代わってなければ送っていたか?
それは分からないが、この日最大のピンチとなった。
そして結末は・・・ これがドラマなのだ。
続く相手5番が放った打球は、フラフラと左中間へ上がったやや浅いフライ
レフト濱田もセンター花山も追い付いたが、このフライを濱田が捕った。
右投げの野手が右へ走っての捕球だけに、
送球する際、少し体を捻って立て直さなければならない。
これを知ってか、流経大の3塁走者はタッチアップ
事実、濱田の送球には力が感じられなかったが、
ショート脇山が定位置少し前で中継すると狭間に矢のような送球
これを狭間が走者をブロックし、間一髪のところでタッチアウト

このプレーは大きかった。
ピンチを一発で凌ぐビッグプレーが出て、ほぼこれで勝負は決した。
9回は内野フライが三つ
大事な大事な優勝決定戦にまず先勝、全国までにあと一つだ。
明日は天気が心配だが・・・ スカッと決めてほしいものである。


1 表/流経 遊飛、右安、左飛、四球、遊ゴ失1点、三振
 裏/創価 左飛、中安、左安、一ゴ、遊ゴ失1点、二邪飛
2 表/流経 二ゴ、遊ゴ、二ゴ
 裏/創価 左飛、左飛、四球、投ゴ
3 表/流経 二ゴ、右安、捕飛、二飛
 裏/創価 中直、右飛、二ゴ
4 表/流経 二ゴ、遊ゴ、中安、盗塁、三振
 裏/創価 二ゴ、中安、二ゴ、左安、右三2点、三振
5 表/流経 投ゴ、中飛、三振
 裏/創価 遊安、左安、右直、遊飛、遊ゴ野選の間に本塁を狙うがアウト
6 表/流経 左飛、左安、二ゴ、右安、右飛
 裏/創価 四球、死球、犠打、三邪飛、左飛
7 表/流経 右飛、二ゴ、三振
 裏/創価 左直、一ゴ、死球、死球、一飛
8 表/流経 遊安、右安、犠打、左飛タッチアップするが本塁アウト
 裏/創価 遊ゴ、投ゴ、一ゴ
9 表/流経 三飛、二飛、遊飛、試合終了 

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