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吉倉オルガン工房物語

お山のパイプオルガン職人の物語

ちょいと酒でも

2007年06月27日 | 自分のこと
この時期にはいつもですが、体調が悪くなります。
高熱放出タイプの僕にとって、暑い時期を迎える今日この頃(低地の方はもう十分暑いでしょうが)は身体の放熱システムが切り替わる時期で、だるさや気力の減退を伴うのです。
切り替わってしまえばただの暑苦しい熱血野郎になるだけですが。
秋から冬にかけては楽になります。

気分転換に、お酒なんぞを飲んでみました。
今回はスコッチウイスキーです。

芋焼酎と日本酒とバーボンも候補に上がったのですが、バーボンはこの前飲んだし、日本酒は良い酒を良い肴と一緒でないと飲みたくないし、芋焼酎はうれしいことにこの頃は見直されて、多くの種類が出回っているのですが、却ってそれで迷ってしまうんですよね。
オススメがあったら教えてください、ずっしり重いタイプが好みです。
ということで、スコッチです。それに安かったんですよ。←これが本音。
ティーチャ-ズが税込み999円ですよ!昔じゃ考えられない安さです、ニセモノかと疑ってしまう程です。

せっかくなので、プチ焚き火をしながら楽しむことにしました。
仕事場の敷地内にあった石臼をファイヤープレースにしています。一応移動出来ますし(重いけど)、無用に地面を焼かないのが良いです、火鉢のように少し灰を入れて使っています。
網を載せればグリルにもなりますし、オーブンにもなりそうです。
とても気に入っているので、皆で焚き火をする時に持って行くかも知れません。重いけど。

改めて自己基準に照らし合わせてみると、スコッチと、焼酎はお湯や水で割ってもOKなのですが、それ以外の蒸留酒、バーボン、ブランデー、ウオトカ、白酒(パイチュウ、中国の蒸留酒)などは、水割り禁止なんですね。
バーボンは、ストレートで飲むものですし、ブランデーを水で割ったら造った人に殴られても仕方が無いです、ウオトカや白酒を水で割るなんて、人としての道に外れておる!
僕も結構ウルサイヤツのようです。

焚き火をながめつつ、「飲酒スイッチ」を入れます。このスイッチは奥歯の横にあるのを舌で操作します。ウソです。
あらかじめ、飲酒の許可と、どの程度まで飲むかを設定するのです、時間制と従量制とその併用があり、今回は従量制です。ボトルのラベルの上端からちょっと下くらいまでとします。

飲酒スイッチを開放モード、つまり「今日は飲むぞー」状態で入れてしまうと、寝るまで飲み続けます。
人様のお宅に手土産として持参した酒を自分で飲んでしまうとか、人様から頂いたお酒を、その悪口を言いながら飲むなど、実にマナーの悪い状態になってしまいます。
皆様、ゴメンナサイ。
でも、暴力沙汰、女性問題などは起こしません、ただただ飲みます。
よって、二日酔いは確実なので、あらかじめ制限をかけておくわけです。

ちなみに、お酒の少ないときは、ちょっと飲んでは暴れて酔いを早くするという荒業もありますが、安全のため、まず許可されません。
十数年前に、これをやった時は、なにやら叫び歌いつつ、河原の岩の上から前転して飛び降り、背中から着地する、石ころだらけのところを転げまわる、というのを何度も繰り返していたという証言があります。
気持ち良かったです。

若い頃は、自分が結婚して家庭を持つなんてことは想像出来ませんでした。
どこか異郷の地で飲んだくれて、その時々でパートナーを替えて、別にしなくても良い冒険の果てに命を落とす、くらいに思ってました。
まさか21世紀が見られるとは!

などと考えつつ、焚き火を眺めながらちびりちびりと飲んで、熾火になったところで、網を載せ、家内の焼いたパンをトーストにして食べて終了。
う~ん、充実。

自分に制限をかけてコントロールすることを楽しんでいるわけで、これもまた「遊び」なのです。

9月の終わりまで、かなり苦しいスケジュールになりそうです。
仕事って無い時は無いけど、ある時には一度に来るものです、それをうまく振り分けるのが経営のワザなんでしょうが、無理にでも出来る時にやっておかないとチャンスが無くなるのもまたパターンなのです。
そんな中でも、うまく休養をとったり遊んだりして、リフレッシュするのが、長丁場の勝負では大事なのです。
あとは、近場で良い温泉を確保しようかな。また半月後くらいに飲もうかな。さて、仕事じゃ。

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4 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (とど)
2007-06-27 16:21:30
スコッチとバーボンの違いって(産地の問題じゃなくて)、ずっと分からなかったんですが、そんな違いがあるんですね。
バーボンは大学時代そこそこ飲みましたが、スコッチには手が回りませんでした。(今更、回す気はないですけどね。)
どっちにしろ、今は服用薬の関係上、飲酒禁止です。
薬が軽くなったら、最寄り駅前の無国籍料理屋に軽く泡盛を飲みに行きたいなぁ…。
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加速装置! (ひぐちあきお)
2007-06-27 23:39:13
ぼくも、今、飲んでます(っていつもか?)。
奥歯の横にあるスイッチを舌先で押すと、酔いの加速装置が入って通常の4倍の速度で酩酊するので、よほど気に食わない人間がいるとき以外はタブーです(笑)。
来月、また石空川で焚火しようって、白州ラーメンのご主人と盛り上がってます。忙しいですか?
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飲めなかったことも (ひろなん@風琴屋)
2007-06-28 10:18:55
とどさん、まいど!

スコッチの香りは、ピート(泥炭)の煙の香りで、バーボンの香りは、焦げたオーク(ナラまたはカシの木)の香りです。

ついでにいうと、ナラとカシは、近い仲間で特に北米のホワイトオークはカシによく似ています、それで、材木としてはオークと一まとめにされます。
ヨーロッパの歴史的な木工作品は、オーク製が多いのですが、ヨーロッパにカシは生えていないので、この場合はナラとなります。
博物館のリストなどでも、この辺は誤訳が多いのです「1500年頃 樫材」なんてね。
気をつけて見るとよくあります。

さて、ヨーロッパの伝統工芸であるところのパイプオルガン造りもナラ材を多用します。
それで、ナラの粉塵を吸っているうちに、「ナラアレルギー」になってしまったことがあるのです。
ナラの匂いで、鼻がくしゅくしゅしてきて、身体が痒くなって、ちょっと皮膚を掻いてしまったりすると赤いぽちぽちが出てきたりするようになってしまったのです。
バーボンの匂いでも、症状が出るようになってしまったので、一時期はバーボンが飲めなかったのです。
その後、アレルギーは治まり、今ではいけますけどね。
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すごすぎ (ひろなん@風琴屋)
2007-06-28 10:28:30
ひぐちさん、まいど!

白州ラーメンのご主人ですか、ゲストすごすぎです。
岡野さんにもリベンジを果たして頂きたいところですしね。
日程の調整はなんとかしますので、どうぞよろしく!
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