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吉倉オルガン工房物語

お山のパイプオルガン職人の物語

雪の帰還

2008年01月24日 | 自分のこと
昨日、23日に長谷の仕事場から自宅に帰って来ました。
本当はその予定ではなかったのですが、雪のためです。

前回の雪は、長谷では25センチ以上積もったのですが、八ヶ岳ではほとんど積もりませんでした。
今度は八ヶ岳でも10センチ以上積もったということで、急遽帰還となりました。
初めての積雪では意外なトラブルが起きるものです。
自宅を守るのが第一ですから。

さて、その頃長谷は、すでに15センチは積もっていて、前回と合わせると40センチに達していました。
もちろん、吹き溜まりはもっと深くなっています。
道路もまだ除雪が終わらないうちに次の雪が降ったので、市街地の他はずっと積雪路でしょう。

後輪にチェーンを装着した夏タイヤの4WDの軽トラで、峠を越えて70キロの道のりを走ります。
ちょっとした冒険です。
参ったなあと言いながら、目は笑っていたことでしょう。

発進

仕事場から、下の道へ下りるところは、今の車の装備では坂の途中で止まれません。
ずりずりと滑り降ります。
問題はその道からさらに国道に下りる坂で、急でしかも180°ヘアピンカーブです。
車のコンディションと特性上、ハンドルを切っても曲がらなくなってしまうので、4WDを切ってヘピンカーブの真ん中まで出て、そこでサイドブレーキ(後輪に効く)をチョンと引いて後輪を滑らせて曲がります。
国道に入るところがまた急な曲がりになっているのを、今度はアクセルをブンっと踏んでやはり後輪を振って車を曲げます。
こんな手は公道で使うことは普通ないのですが、この道は普通ではないので、仕方のないところです。

この先が恐怖のカーブ

国道とは名ばかりの田舎道を、再び4WDに入れて慎重に走ります。
四輪スタッドレスタイヤの車が結構雪道を飛ばして行きます。
ここは我慢のしどころです。
なんといっても前輪はただの夏タイヤですから。
「走る、曲がる、止まる」という車の基本動作に前輪が占める重要度はとても大きく、その前輪がまともに効かないというのは致命的なほどの問題点です。

幸い、峠道の交通量はとても少なく、快適にマイペースを保つことが出来ました。
こういうときに、あせりは禁物です、音楽でも聞きながらと思ったのですが、チェーンによる振動でCDプレーヤーが機能しません。
あのあたりは電波状態を悪く、ラジオもダメです。
雪景色を楽しむ風流の心でのんびり走ります。

峠への道

峠から来た道を臨む

この杖突峠(つえつきとうげ)には広い駐車場があって、そこに入ろうと思ったのですが、車が埋まりそうだったので止めました。
峠から下った茅野の市街地はだいぶ除雪されていました。
チェーンの場合、雪道の方が快適で舗装路ではガタガタがキツイです。
タイヤチェーンは、その二日前に買ったものですが、事前に長さやフィッティングを確認して無駄なコマは切ってあります。
チェーンが緩いと、耐久性も落ちますし、走行中に外れたり、車体に当たったりすれば事故に繋がりますから。

八ヶ岳側は雪も少なく、また雪質のせいか走りやすく、無事自宅へ到着しました。
時間もいつもの倍近くかかりましたし、疲れました。

翌日、つまり今日の庭



積雪による被害も特に無く、子供達はうちの脇でスキーをしていました。
空が晴れたので、主要な道路の雪は昼頃には大方なくなりました。八ヶ岳南麓の日照条件はとても良いのです。

というわけで、

開運!富士山写真

僕と息子は
「カネ、カネ、カネ…」
その時娘は、手を合わせて
「ひろなん家にたくさんお金が来ますように」
と丁寧にお祈りしていました。
わけを訊くと
「カネ、カネじゃどこの誰にお金が行くかわからないでしょ」
うん、君が正しい。
願いや望みをゆっくりしっかり思えば良いのです。
父は大切なことを忘れていたよ。流れ星じゃないんだから、急がなくてもいいんだよね。

皆様もどうぞごゆっくりと願いをかけてください。

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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (しまりす)
2008-01-25 18:56:21
無事に到着できて良かったです
ご家族も心配していたと思います

富士山がこんなに綺麗に眺められる所に
住んでいるなんて羨ましいです
守られているって感じですね

早速、お願い事をしました
開運富士山写真 ありがとうございます!
返信する
ばらしてしまったので (ひろなん@風琴屋)
2008-01-25 21:14:52
しまりすさん、ようこそ!

本文中でばらしてしまったのだけれど、流れ星を見るときには、「三回願い事を言う」ために、超高速言語で「カネカネカネカネ…」と言っています。
他人からは小さくピーと言っているようにしか聞こえないでしょう。
こうして、発光時間1秒前後と言われる流れ星をいつ見つけても良いようにして、夜空を見上げているのです。

ちょっと(かなり?)空しいです。
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