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吉倉オルガン工房物語

お山のパイプオルガン職人の物語

金沢の土塀(写真が多いよ)

2013年05月22日 | モノ

金沢(石川県)に行ってきました。日帰りはキツいっ。

今回の目的はオルガン移設の下見です。現地の工事が完了したのでその確認と作業、ストレージスペースの確認です。
一日時間が出来たので、日帰りはちょっとなーとも思ったのですが、ここで確認しておかないと先の予定も立たないわけで、ここはひとつがんばりましょうということで。
往復567kmはちょっとキツかったけれど、都内を一日走るよりも気分が良いです。
行ってみて良かった。大事なことは現地で確認するのは基本で鉄則。

さて、今回の話は金沢の武家屋敷地区の土塀。
以前もちょっと触れたような気がするけどまあヨシ。

まずは町並み

素敵ですねえ。住んでいる人は不自由でしょうけど。

土塀は板屋根が標準らしい、瓦もあるけどその辺には身分による厳密なルールがあったと思われます。



断面処理はこんな具合

土塀は版築という工法で造られた後、表面を土壁で仕上げるそうです。
土壁アップ。う~む、良い肌よのう。

ブラウザで画像だけを表示してオリジナルサイズで見れば十分字も読めると思います。

版築の話で、しばしば行き違いがあるのは、版築という言葉が工法(型枠工法の一種)を指すことも、練った土の素材を指すこともあるかららしい。

修復中の壁がありました。

素晴らしい技術です。こういうのは残さなきゃなあ。


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